最新分は、一番下です。5.15
(基本的に選手名の敬称は略)



(5.06)20勝一番乗り

ま、なんといっても気持ちのいいのは、ひとりのピッチャーによって完封勝ちするということ。
打たれたヒットは3本だけ、しかも9奪三振。さすがムーアといったところでしょうか。これで開幕から負けなしの5連勝。
昨日のヤクルト戦、久しぶりに阪神が先取点をあげました。1回裏満塁から八木の2点タイムリー。
ちょっと調子を落としている桧山に代わっての、ファースト・スタメンでした。
3回にはアリアスのタイムリー二塁打、そして6回には矢野の3号。
まあ、ゴールデン・ウィーク最後の休日に、ええゲームを見せてくれました。

阪神はこれで、両リーグ通じて20勝一番乗り。なんと昭和49年以来29年ぶりの快挙、とか。
この年は最終的に4位に終わっていますが、なにしろ今年はムードが違います。
ちなみに20勝11敗1分けでの通過は昨年と全く同じペースです。
また、ムーアの完封勝利は昨年5月25日の中日戦(1安打、ナゴヤドーム)、9月1日のヤクルト戦(7安打、甲子園)に次いで来日3度目。防御率ランクも3位(2・66)に浮上しました。

試合終了後、番記者と星野監督とのやり取りで、
チームが、いい形になりつつありますね・・・という問いかけに、
「今はな。でもな、こんなモン、疲れが出て来たり、いろんな流れの中で、どうなるかわからん。だから私生活から、注意せんとな。こんなクソ暑い中で、ファンに励ましてもらったよ」。
両リーグ、20勝一番乗りです・・・という話には、
「まだまだや。あと60勝以上、せんとアカンのや」。
スタメン起用の八木の先制タイムリーに対しては、
「大したモンやな。あんなモン、打てと言われても、打てん」。
「それが勝負の流れ。悪い時は裏目に出る。ヒー(桧山)を疲れているから休ませたら、こうなって……。片岡がちょっと難しくて休ませたら、ジョージ(アリアス)が打ちよるモンな」。

ま、あと60勝以上せんとあかんと、いやに慎重な星野監督ですが、そろそろ本音の部分では「18年ぶり」という言葉を、ロッカールームあたりでは笑いをかみ殺しながら唱えているんではないでしょうかね<笑>。

◇5・05(甲子園)(阪神 20勝11敗1分け)・・・単独首位、2位に3.5ゲーム差
ヤクルト 000 000 000 … 0
阪  神 201 001 00X … 4

〈勝〉ムーア 5勝   〈敗〉石川 1勝3敗
※本塁打…矢野 3号(成本)
※二塁打…アリアス、浜中
※阪神の投手は、ムーア完封(9回、3安打、奪三振は9)


(5.07)貯金10

「今季、一番悪かったんちゃうか」と星野監督が評した井川が、7回3安打でやっと対中日戦の連敗を6でストップさせました。
5回には、顔のあたりの球をスクイズ。川上攻略のきっかけをつくりました。
井川自身も、これでようやく連勝。ますます「阪神独走」の予感がするのですが・・・。いやいや、まだここで安心してはあきません。せめて2位と10ゲーム差くらいないと、ね。

今朝のサンスポは「粘っこい“天敵”撃ち。価値ある1勝だ。猛虎が、悲願に向けて大きな壁を突き破った。ここまで2勝4敗だった中日戦。打ち崩した相手は通算で7勝14敗(今季も2戦2敗、計13イニング無得点)だった川上だ。悪条件を覆しての見飽きた? 逆転勝ち。貯金10への挑戦も、2度目でクリアしてみせた」と、川上攻略が大きかったことを報じていますが、ま、3・4月の月間MVP男も、これからはもうちょっと阪神に対して慎重になるでしょうね<笑>。

さて、関本がやりましたね。
8回二死満塁の場面で井川の代打で出ましたが、見事にレフト線へ走者一掃の3点二塁打。
ちょっとサンスポから・・・。
「『いや、もう、サイコー。 うれしかった。よかった、よかった…』。
途切れ途切れで言葉にならない。昨季49安打の男が、たった1本のヒットに震えていた。
前日5日の試合前。甲子園のベンチ裏から、関本を呼ぶ声がした。声の主は、星野監督。期待されながら開幕を二軍で迎え、いまだ迷いが消えない24歳に、たどるべき一本の道を教えていた。
『金本の体を触ってこい。触るだけやったらアカン、ナメてこい。アイツも入った頃は、ガリガリやったんやぞ』。
さすがに触りもナメもしなかったが、まじまじと見つめてみたという。
『あんな体にならなアカンのやな』。
頭の中で描くおぼろげな目標よりも、リアルな理想像に向上心をかき立てられた。
『苦しい思いはみんなしていますから。自分だけじゃない』。
23歳でプロ入りした金本も、同じ年頃には、名もなき二軍選手だった。まだ遅くない。まだ待てる。大器覚醒の時に向かって、時計の針が再び動き始めた」――。

ところで高波が、西武へ金銭トレード。高波にとっては、いいきっかけになるかもしれません。

◇5・06(ナゴヤドーム)(阪神 21勝11敗1分け)・・・単独首位、2位に4ゲーム差
阪 神 000 020 242 … 10
中 日 020 000 000 … 2

〈勝〉井川 4勝3敗   〈敗〉川上 4勝2敗
※本塁打…谷繁 2号2ラン(井川)
※二塁打…関本
※阪神の投手リレーは、井川(7回、3安打1死四球2自責点、奪三振は5)-吉野(2/3回1安打2奪三振)-安藤(1/3回1奪三振)-ウイリアムス(1回無安打2奪三振)


(5.08)小休止

「野球というのは、ミスした方が負け」
とは、星野監督の口癖ですが、6日のゲームで中日のミスに乗じて勝った(何しろ得点10で、中日投手陣の自責点は2だったんですから)阪神、昨日は逆に3つのエラーがことごとく失点につながってしまいました。
一死一塁で、併殺!と思ったセカンドゴロを今岡がエラー。チェンジとなるはずが、一、二塁となって続くピッチャーライナーを薮が一塁へ悪送球して同点。直後に2点タイムリー打を許してしまいました(3回)。
4回にも藤本のエラー絡みで失点を許してしまいましたが、結局のところ、ミスしたらあかんということですね(わかっとる、いうねん)。
阪神のエラーは、前日までリーグ最少の13。この手堅い守りも好調の要因といわれていただけに、守りからの破綻というのは、ちょっと残念です。

まあ、昨日の敗戦は「阪神ばかりがセ・リーグの貯金を独り占めしていたら、ペナントレースが面白くなくなる」という野球の神様の采配でしょう。
現在、各チームの貯金は阪神が9、巨人が2、広島、ヤクルトが1です<笑>。

◇5・07(ナゴヤドーム)(阪神 21勝12敗1分け)・・・単独首位、2位に3.5ゲーム差
阪 神 001 000 000 … 1
中 日 003 110 10X … 6

〈勝〉野口 2勝1敗   〈敗〉薮 2勝2敗
※本塁打…今岡 2号(野口)、立浪 3号(薮)、大西 4号(藤川)
※二塁打…薮
※阪神の投手リレーは、薮(5回、8安打1死四球2自責点、奪三振は5)-金沢(1回無安打2奪三振)-藤川(1/3回1安打1自責点)-柴田(1回2/3、1安打1奪三振)


(5.09)投壊・・・

う〜ん・・・・。中14日で先発の藤田が、早々と28球で降板してしまいました。
おまけに交代した佐久本(セ初登板)が、3回に一発、4回には3本のホームランを浴びるという散々な出来。

昨日のゲームの唯一の救いは、途中から矢野に替わってマスクをかぶった浅井が、5回ノーアウト一塁で紀藤から1号2ランを放ったこと。
「あのままズルズル行きたくなかったですから。少しでも流れを変えたかった。まだまだ続くと、自分に言い聞かせてました」とコメントした浅井は、9回二死二塁でもセンター前にタイムリーを打って3の2、3打点。
ま、大敗の中での、せめてものなぐさめでしょうか・・・。

ゲーム終了後のスタッフミーティングで、藤田と柴田の二軍降格が決定しました。
交代で、の中村泰(ドラフト4巡目ルーキー)が一軍に再昇格。また谷中も9日の横浜遠征から再合流することになった、とか。

ところで、オールスター(第1戦=7月15日・大阪ドーム、第2戦=同16日・千葉)のファン投票第1回発表で、セ・リーグは阪神勢が野手のポジションを独占しました。
セ・リーグトップは、今岡の14万2140。

◇5・08(ナゴヤドーム)(阪神 21勝13敗1分け)・・・単独首位、2位に3ゲーム差
阪 神 000 030 001 … 4
中 日 203 400 04X … 13

〈勝〉紀藤 1勝   〈敗〉藤田 1勝2敗
※本塁打…浅井 1号2ラン(紀藤)、他中日に5本……って書くわけにもいかんわなあ^^福留8号2ラン(藤田)、森野1号3ラン、アレックス7号、大西5号、立浪4号2ラン(以上、佐久本)
※二塁打…今岡、片岡
※阪神の投手リレーは、藤田(2/3回、2安打2死四球2自責点、奪三振は0)-佐久本(2回1/3、9安打7自責点)-藤川(2回2安打)-柴田(1回1安打1奪三振)-金沢(2回4安打2奪三振)


(5.10)18年ぶりの3連発!

ようやく「18年ぶり」という大見出しが新聞に踊りました。
5対0のあとの3回、吉見からいきなり浜中が4球目をセンターへ(9号)、片岡が5球目をレフトへ(4号)、そしてアリアスが2球目をレフト上段へ(7号)3連発!
いうまでもなく、あの優勝の年の巨人戦(4月17日・甲子園)での、バース(二死1対3からの逆転3ラン)、掛布(ソロ)、岡田(ソロ)のバックスクリーン3連発以来の快挙でした。
あのときはまだ開幕から4試合目のことでしたが、一部では早くも「今年はいけるで」という声もあがったほどの、連夜の逆転劇でした。

昨日、阪神はまず1回に4長短打で5点。
先発は伊良部ということで「今夜の勝ち」を確信してしまいましたが、3回の6点は「今夜は何点とるんや」という別の期待も抱かせましたが、結局追加点はなし。
贅沢といえば贅沢な話ですけど、ちょっと不満がのこりましたね<笑>。
打線もアリアスが復調を予感させる5の4、赤星、浜中、片岡、藤本がそれぞれ2安打ずつして、チーム計15安打。
伊良部は7回を2安打の5勝と、いうことのないゲームでしたが、「自分が新しいタイガースをつくる」と就任以来いい続けて来た星野監督は「新しいタイガースの初Vをめざして、いい勝ち方が出来たと考えようや。そうせんと進歩はないぞ」と、「18年ぶり」のムードには慎重。
過去の栄光との比較ではなく、今のチームの力強さを感じているからこそのコメントではないのかな、という気がします。

◇5・09(横浜)(阪神 22勝13敗1分け)・・・単独首位、2位に3.5ゲーム差
阪 神 506 000 000 … 11
横 浜 000 000 011 … 2

〈勝〉伊良部 5勝   〈敗〉吉見 2勝4敗
※本塁打…浜中 9号(吉見)、片岡 4号(吉見)、アリアス 7号(吉見)
※二塁打…アリアス、藤本、今岡、中村豊
※赤星が17個目、藤本が5個目の盗塁。
※阪神の投手リレーは、伊良部(7回、2安打1死四球、奪三振は6)-中村泰(2回3安打2奪三振2死四球2自責点)


(5.11)足で勝った!

派手な3連発で快勝した前日とはがらりと変わって、昨日はバントと足で横浜をかく乱させての勝利でした。
3回は、まず藤本が一塁線にセーフティーバント、下柳が送って一死二塁の場面で今岡が二塁前へセーフティーバント。そして赤星がタイムリー。さらに金本の内野ゴロ(記録は内野安打)が一塁への悪送球を誘って加点するなど、ホンマにこれが阪神の野球かいな、と思えるような展開でした。
5回にも赤星がピッチャー前にセーフティーバントで出塁。金本とのヒットエンドランが見事に決まって三塁へ。そして浜中のサードゴロの間に生還して、これが決勝点になりました。

ま、赤星の足を生かした活躍は、もう当然として、まずは今岡のバントヒットでしょうね。決して足は早くない今岡ですから、頭脳の勝利かな。
星野監督も「俺も驚いたよ。相手の守備位置を見ての判断だろう。きちんと自分たちの野球をしとる」と、めずらしく? 選手をほめました。
当の今岡は「(藤本のバント処理を見て)ホルトの動きが鈍いのがわかった」と、してやったり。

もちろん星野監督は、赤星に対しての賞賛も忘れていませんでした。
「アイツを出さないことが相手のテーマや。それをかいくぐっているのだから、その上をいっているということ」。
ま、そういうことでしょうね。

ところで、前回の下柳先発の時(4日のヤクルト戦)に「なんでキャッチャーは野口」なのか、と書きましたが、昨日の先発マスクは矢野でした。
打つ方では、矢野は4の0でしたが、下柳の失点を3に抑え、小刻みな中継ぎ陣を引っ張り4回以降を0に抑えたんですから、ま、下柳に矢野というのも、これからはもっとありそうですよね。

また浜中が、この日は地味に内野ゴロ2本で2打点をプラス。これで37試合、144打数35安打で37打点。ヒット数より打点が多いという珍現象ですが、これも好機で4番に回るという、巡り合わせの成せる技かもしれませんね(この部分、サンスポからのパクり)。

阪神はこれで横浜戦7連勝。土曜日も負けなしの7勝です。貯金は再び「10」で、2位・巨人とのゲーム差は「4」。一発と足を兼ね備えた猛虎打線は、18年ぶりの夢へ向かってばく進中です。

◇5・10(横浜)(阪神 23勝13敗1分け)・・・単独首位、2位に4ゲーム差
阪 神 003 010 001 … 5
横 浜 012 000 000 … 3

〈勝〉下柳 2勝1敗   (S)ウイリアムス 9S  〈敗〉ホルト 2勝5敗
※本塁打…ウッズ 12号(下柳)
※二塁打…アリアス、藤本2
※今岡が4の2で、いよいよ打撃ベスト10に顔を出しました。
※阪神の投手リレーは、下柳(5回、5安打2死四球3自責点、奪三振は3)-藤川(1/3回2安打……何しに出てきたんや^^)-吉野(1/3回無安打)-安藤(2回1/3、1安打1奪三振)-ウイリアムス(1回無安打1四球)


(5.12)横浜に8連勝

浜中が、今シーズン3度目の1試合2ホームランを含め3安打6打点。
これで浜中は38試合で43打点と、ヤクルトのラミレス(39打点)を抜いてリーグトップに立ちました。
まだ「信じられない」というファンも、あいかわらず垣間見られますが、この強さ、ちょっとは本物ではないでしょうか。
それが、4番だけの働きだけで勝ったのではないという昨日のゲームでもみることができました。
まずは今岡が4の4、そして赤星、藤本がきっちりと送りバントをきめるなど、つなぎ役としてチャンスを広げ、金本は「浜中の打点に貢献できるのはうれしい」とチャンスメーカー役ながらも、4の3、3打点。
選手個々がきっちりと役割を果たせば、今年の阪神打線はほんとに強力です。

ところでムーアが負け知らずの開幕6連勝です。
サンスポの記事から。
「虎の助っ人投手の歴史をひも解けば、実に64年のバッキー以来の快挙(開幕9連勝)だ。9日の3連続アーチが85年の吉田阪神の優勝以来のことなら、外国人投手の6連勝はその前にリーグ優勝を果たした64年(藤本定義監督)以来。これまた吉兆だ。
『連勝はうれしいけど、内容には満足していない。四球が多かったし、内容も悪い。バックが助けれてくれた。それがうれしかったね』。
無傷の連勝記録を続ける左腕だが、不満げな表情で試合を振り返った。

(略)それでも、指揮官は『打者ムーア』に信頼を寄せた。これまでの6試合で無安打が1試合だけの強打者。二回無死一、二塁で好調・藤本に迷わずバント指令を出し、一死二、三塁で打席に立ったムーアは、あっさりと初球を右前に弾き返した。今季4打点目となる2点適時打だ。
『藤本がわざわざ送ってくれたので最低、犠牲フライと思っていた。いい打撃だった』と本人もこの一打は自画自賛。
ベンチで見ていた田淵コーチを『軸でしっかり打っている。無駄な動きも力も入っていない。常に自然体。基本に忠実な打撃だ』と唸らせた。ムーアはピッチングがダメでもバットがあるのだ」――。

この日、一軍に昇格した阪神・谷中が7回からの2イニングを無失点。また同じくこの日一軍昇格を果たしたばかりの新人右腕・久保田が、最終回のマウンドを託され、1回を1安打2三振の無失点デビューを果たしました。

阪神の「貯金11」は昨年6月7日(31勝20敗1分け)以来で約1年ぶり。昨年は6月1日(○7−3ヤクルト)時点での貯金「12」(30勝18敗1分け)が最大ということです。

◇5・11(横浜)(阪神 24勝13敗1分け)・・・単独首位、2位に4.5ゲーム差
阪 神 160 301 010 … 12
横 浜 000 010 000 … 1

〈勝〉ムーア 6勝  〈敗〉斉藤 1勝3敗
※本塁打…浜中 10号2ラン(斉藤)、11号3ラン(田崎)、ウッズ 13号(ムーア)
※二塁打…今岡2、浜中、関本、金本
※金本が6個目の盗塁。
※阪神の投手リレーは、ムーア(6回、6安打5死四球1自責点、奪三振は4)-谷中(2回1安打2奪三振)-久保田(1回1安打2奪三振)


(5.13)阪神ナイン、米子駅前で練習

阪神は今日、明日と米子で広島戦。
運良く連勝すれば、2勝1敗ペースとなって、「18年ぶり」への磐石体勢となるんですけど。
で、今朝はサンスポから丸まるのパクリです。なんと、阪神ナインは米子へ到着するなり、駅前で練習を始めた、とか。

「駅前留学ならぬ駅前練習。最下位チームではない。セ界の首位を独走する阪神タイガースが横浜から米子への空路での移動となった12日、JR米子駅前、市民の憩いの場『だんだん広場』で野手全員が参加した素振り練習が敢行された。これには女子高生も、おっちゃんもおばちゃんも野球少年もビックリ。6勝3敗で勝ち越した9連戦に浮かれることなく勝って兜の尾を締め直した猛虎打線。さらに勝ち進むのは必死だ。
女子高生がキャーキャー騒いだ。配達途中の郵便屋さんも足を止めた。JR米子駅前、サラリーマンが昼時に弁当を広げくつろぐ場として知られる『だんだん広場』に30人近い人だかりができた。大道芸ではない。真昼間から本物のプロ野球選手がバットを振っているのだ。よく見ると今岡に浜中に赤星じゃないか。米子市民は目を疑い、虎戦士は赤面した。
『監督の指示。前から決まっていたことだよ。飛行機移動の後だし、体を動かさないより少しでも動かして血の循環をよくしないといけない。バットを持ってくるかどうかはそれぞれの判断。散歩の延長だよ』。
横浜から空路、米子入り。米子駅前の選手宿舎につくや島野ヘッドコーチが野手全員を1階ロビーに集合させた。向かった場所は徒歩1分、駅前の広場。ここで素振り練習が敢行された。
一軍野手15人全員と投手コーチを除く全コーチが参加。30歳以上のベテラン選手は私服での簡単な散歩と体操だけで後は見学となったが今岡を含む20歳台の選手は素振りを約20分間にわたって繰り返した。
『4年前のオリックス時代も米子には来たけど、こんなことはしなかったね』と助っ人ながら参加したアリアスは若干、引き気味。
米子市民のサイン攻めに合いながら黙々とバットを振りつづけた今岡は『恥ずかしい。もっと誰もいない公園でやるかと思っていたのに…』。
現在、売り出し中の藤本も『まさかと思ったけど、本当にまさかでした』。
『アスファルトの上だから振りづらかった』(赤星)、『プロ入りして初めての経験』(秀太)。
誰もが“公開練習”に苦笑いだ。
9連戦明けとはいえ、まったく体を動かさないのはどうか。かといって球場までいって練習をするのは大げさすぎる。一軍首脳陣の判断で行われた突然の駅前練習の意図はそこにあった。
チーム打率・288。浜中は現在、43打点でセトップ。今岡は12試合連続安打中だ。金本、赤星、藤本は打率・3割をキープ。しかし、誰もが文句一つ言わず参加した。必死にバットを振った。
油断をしない星野阪神。強さの秘密が分かった瞬間だ。きょう13日からそんな米子で広島2連戦。駅前素振りで親近感を感じた米子市民の応援をバックにコイを連破。連勝を5に伸ばし、貯金をどこまでも膨らます」――。

強いはずですよ。今年の阪神。


(5.14)3度目の4連勝、2位に5ゲーム差

とにかく2点タイムリーが4本。
つまりは、打線がそれだけつながっているということですが、去年までは考えられないことですよね。
結局のところ、金本の加入がそれだけ大きかったということでしょうけど、やはり赤星や藤本の成長というのも、いい方向へ向かっているという材料なんでしょうね。
しかし、やはり「金本のアシスト」はすごいものです。
きのうも「4番浜中」を育てるということに徹したかのような、5回二死二、三塁での四球は、「ここまで冷静につなぎ役に甘んじるか」というようなチームプレイでした。
結局これで「安打数よりも打点の方が多い」という、浜中が生きてくるわけですよね。
ま、その金本がお膳立てした満塁機に、2点タイムリー二塁打できっちりと返礼した浜中も見事でしたけどね。
「金本さんが粘ってくれたから」という浜中の二塁打は、この回6点の幕開けとなりました。

ところで、ドラフト5巡目ルーキー、久保田が11日の横浜戦(1回を1安打、2奪三振のデビュー)に続いて登板しましたが、今季の虎投最速となる150キロをマーク。9回を打者3人、2奪三振で締めました。
「150キロが出た? そうなんですか。全然、知りませんでした。この間の方が、自分的にはよかったんですけどね」と、当人は淡々としたものだったようですが、サンスポは、
「2試合目のマウンドとなったこの日は、西山をストレートで、木村一をフォークで連続空振り三振に斬ると、木村拓を中飛に打ち取った。投じた12球のうち150キロは2球。『160キロを目指す』と豪語するスピードというセールスポイントを存分に見せつけ、勝利の輪の中心にいた。
『楽しみやな』。星野監督はそうコメントするにとどめたが、これと思った新戦力は火の中に放りこむ。いまはまだ楽な場面での登板だが、闘将の“お気に入り”に登録される日も近いかもしれない」と、ほめたたえています。

また、桧山が9回に、広島4番手・酒井から右前打。4月30日の巨人戦(甲子園)以来、23打席ぶりのヒットを放ちました。好調打線の中にあって「ひとりカヤの外」といった感じの桧山でしたが、まだまだ頑張ってもらいたいものですね。

これで貯金は12。星野監督が常々「2位に5ゲーム差になるまでは・・・」といっていた、その5ゲーム差にもなりました。
2位以下は、互いに星のつぶし合いをしていますし、ますます阪神にとっては追い風です。

◇5・13(米子)(阪神 25勝13敗1分け)・・・単独首位、2位に5ゲーム差
阪 神 010 160 220 … 12
広 島 100 000 100 … 2

〈勝〉井川 5勝3敗  〈敗〉佐々岡 3勝3敗
※二塁打…今岡、浜中2、アリアス
※赤星が18個目の盗塁。
※浜中が5の4、今岡、金本、片岡が2安打ずつなど、17安打は今季最多タイ。
※阪神の投手リレーは、井川(7回、9安打4死四球2自責点、奪三振は6)-吉野(1回無安打)-久保田(1回無安打2奪三振)


(5.15)日替わり2位

昨日の広島戦は、雨で中止。なんか1勝損したような気分です。
39試合を終えて25勝13敗1分けは、あの85年よりもいいペースです(85年は24勝14敗1分け)が、まあ比較するものでもないような気がしますので、なんとも言えないですけどね<笑>。

ところでこのところ、2位以下5位までのチームの順位がコロコロと変わっています。つまり横浜をまじえて星のつぶし合い・・・。
ますます阪神に有利な展開になっていますけど、まあこれも「いつまでも」というわけにはいかないでしょうね。

さて、藤田の「右ひじじん帯損傷」による前半戦絶望のニュース。
今朝のサンスポから。
「『目安は、2カ月ノースローです。痛みが取れるまでは投げられないんで、期間ははっきり限定できませんが…』。
一軍遠征中の米子で会見した猿木チーフトレーナーの口ぶりも重い。
3年目の飛躍を誓い、初の開幕ローテで最初の3試合を1勝0敗、防御率1.50。しかし、4月23日・中日戦(ナゴヤD)での4回2/33失点から明らかに球威が落ち、中14日の調整で臨んだ8日の中日戦(ナゴヤD)ではわずか2/3回を2失点KO。翌9日に出場選手登録を抹消され、13日、大阪市内の病院でMRI(磁気共鳴画像診断装置)とレントゲンの検査を受けていた。
『入団したときも、こういう苦い経験をしていますから。今回は期間が長くなりそうですが、焦ってもしかたない。鍛えられるところを、しっかり鍛えていきます』。
この日、鳴尾浜でランニングだけを行った藤田は、ショックをにじませながらコメントした。入団時の2年前にも痛めた右ひじだけに、慎重にならざるを得ないが、シーズン終盤の復帰を目指し、今が我慢の時だ。
幸いチームは今月27日からの横浜(甲子園)、巨人(東京ドーム)戦まで6連戦はなく、先発陣は当面、5人で事足りる。
『6人目の先発のことなんか気にするな』と星野監督。藤川、谷中らを候補に、雨を有効利用しながら凌ぐ心積もりだ」――。

で、そういえばどうしてるんや? という的場。これもサンスポの記事から。
「14日に行われたプロ、アマ交流試合の松下電器戦で阪神・的場寛壹外野手(25)が大暴れ。1番スタメンで一回、左翼線二塁打。同点の三回無死一塁では左翼への勝ち越し2ラン。これが決勝点となった。的場は5年前、九州共立大からドラフト1位で入団。故障などで低迷しているが、4年目の今季は打力に進境を見せている。
『相手が社会人チームだけど、いい感じで打てました』と話していた」――。

オールスターのファン投票では、とうとう井川までが、トップに躍り出ましたね。
阪神対全パということになるんでしょうか<笑>。




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(2000.6.27〜)

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