最新分は、一番下です。9.15
(基本的に選手名の敬称は略)



(9.06)とにかく凄過ぎる!

まあ、三浦(昨日の横浜の先発)がツイていない、と言ってしまえばそれまでなんですけど、8回まで結構阪神打線は打ちあぐんでいましたからね。
6月にも確かありましたね。三浦降板→デニーでサヨナラ……。あのときも立て役者は矢野やなかったかなあ。ちょっと今、調べてる時間がないので不確かな記憶ですけど。
ともかく、阪神のサヨナラ勝ちはこれで今季6度目。
矢野自身、プロ初のサヨナラホームランです。

サヨナラ劇を演出したのは、この日一軍に復帰した桧山でした。
9回一死で出たこのゲーム2本目のヒットは、ライナーでライト前へ。
今朝のサンスポから、ちょっと引用させていただきます。
「次打者・矢野のサヨナラ2ランは、二塁ベースの手前のところで見届けた。五回にも右前打を放っており、再起戦としては上々の4打数2安打。しかし本人に実感は湧いてこない。劇的勝利の約8時間前、選手会長はまだ鳴尾浜にいたのだ。
5日もリハビリ期間中と同じく、朝10時からの二軍練習のため、鳴尾浜に向かった。そこで初めて再昇格を聞かされた。世話になったファーム首脳陣の元をあいさつに回ったが、目が完全に泳いでいた。
『(置いていかれるという思いは)そりゃ…ありましたね』。
不安だったのは、果たして胴上げに間に合うかの、その一点。チームが悲願に突き進んだ28日間。桧山にとっては、焦りを必死になだめたすかした4週間だった。興奮した面持ちで虎風荘内に消えると、それを沈めるように、トレーニングルームに1人こもった。約1時間。雌伏の時間に終止符を打つべく、最後の汗を流していたのだ。
『休養十分やからな。まだまだ返してもらわんと困る』。
ついに手元に呼び寄せた星野監督は、浮かれることなくもうひとムチを入れる。
試合前には『練習生や』と紹介して、奮起を促した。
それを知ってか知らずか、本人の復帰第一声も『12年目の新人です!!』。
歓喜の最終章に、役者が揃った」――。

阪神は横浜戦21勝目(5敗)となりましたが、チームのシーズン同一カード最多勝は、ヤクルト戦(昭和45年)の21勝(5敗=26回戦制)。つまりこれに並ぶ球団タイ記録ということになりました。
ちなみにプロ野球記録は、中日の大洋戦23勝3敗(昭和30年)、南海の近鉄戦23勝5敗(36年)、巨人のサンケイ戦23勝3敗(42年)とのことで、阪神は横浜戦の残り2試合に連勝すればタイ記録ということになります。
また、今季の79勝目(39敗1分け)は、昭和27年の79勝40敗1分け、.664(2位)と並ぶ記録となりました。球団最多勝は80勝56敗4分け、.588(昭和39年)で、この年には当然のことながら優勝しています。

◇9・05(甲子園)(阪神 79勝39敗1分け)・・・2位に16.5ゲーム差<マジック6>
横 浜 000 030 000 … 3
阪 神 000 001 012x …4x

〈勝〉リガン 3勝  〈敗〉ギャラード 2勝3敗19S
※本塁打…矢野 13号サヨナラ2ラン(ギャラード)
※阪神の投手リレーは、久保田(6回、6安打2奪三振1四球、自責点は1)-石毛(2回、無安打1奪三振)-リガン(1回、無安打2奪三振1四球)


(9.07)胴上げ日の「先延ばし」操作?

18年ぶりの胴上げ。そりゃ、できれば甲子園でっていうのが理想ですよね。
ところが、ここへきて「マジック6」。
今日の横浜戦を終えると、阪神は神宮、ナゴヤでの6連戦ですが、よっぽど“何か”ない限り14日までに決まってしまうという、まさにファイナル・カウントダウンの1週間となりました。

が、しかし、です。
噂に聞く「監督の意識的なV決定日操作」が、ついに実行されたか……という昨日のゲーム。まさに疑惑いっぱいと感じたのは、私めだけでしょうか。
いや、別に「アカン」と言うてるわけやないんですよ。
それこそ「甲子園での胴上げ」っていうことになれば、万々歳なんですから。もし意識的な操作、っていうのなら、むしろもろてを上げて大賛成です。
けど、審判員にまで「協力依頼」が行き届いていたとは、恐れ入りました。
ま、監督は2度とも“ポーズ”として一応抗議されていましたが<笑>、ちょっと大仕掛けな舞台劇を観ているような感じでしたね。

まず1度目が四回、一死一、三塁。ウッズの遊ゴロの際の完全な併殺、と思われましたが、一塁ランナーの内川が手を上げて二塁へ滑り込んだために、沖原の一塁への送球がその手に当たって併殺崩れ。“守備妨害もどき”のプレーでしたが、守備妨害は認められませんでした。
もう“一幕”は七回でした。
先頭の村田のレフトへの飛球。金本が追いましたが、頭上を越されてボールは金網に当たってグラウンドに跳ね返りました。ところがその時、小林毅三塁塁審(セ・リーグ審判部長)の右手はクルクル。つまりは本塁打の判定。
ま、実際に打球を追った金本自身が大きなジェスチャーで笑いながら抗議。さらにはゲーム後に、打った村田自身までもが「入ってなかったみたいですね」とコメントしたほどですから、まあ、何をかいわんやの小林塁審の大チョンボですよね。

この「疑惑の打球」について今朝のサンスポは、大きく一面で取り上げています。
「金本が詰め寄る。赤星が執拗に食い下がる。大きな拍手に後押しされ、一塁ベンチから飛び出した星野監督も、抗議した。
『ホームランゾーンに入っていれば、あんなハネ返りは、まずありえない!』。
判定は覆らない。島野ヘッドが“防波堤”になる前に引き下がったが、その後は一塁ベンチで何度も薄ら笑い。独走というペナントレースの展開もあって、闘将は“徹底抗戦”しなかったが、球団の竹田常務は週明けにも豊蔵セ・リーグ会長に審判員の技術向上を促す要望書を提出する。
『入ってない? みんな見てないの。まあ、まあ、見間違いはあるわいな。2回も抗議に行った? きょうは(朝の)散歩をしてなかったんや』。 
試合後の闘将は余裕たっぷりだった」――。

さあ、「15日以降の甲子園胴上げ」まで引っ張るおつもりの星野監督。次はどんな手を?
……なんて、冗談ですからね。

◇9・06(甲子園)(阪神 79勝40敗1分け)・・・2位に16.5ゲーム差<マジック6>
横 浜 000 103 111 … 7
阪 神 200 000 020 … 4

〈勝〉田崎 3勝2敗  〈S〉ギャラード 2勝3敗20S 〈敗〉杉山 2敗 
※本塁打…村田 17号(吉野)、佐伯 11号(金沢)
※杉山が2度目の先発マウンドでしたが、リズムを崩されてしまいましたね。
※阪神の投手リレーは、杉山(5回1/3、4安打6奪三振1四球、自責点は3)-吉野(1回2/3、3安打2奪三振2自責点)-金沢(2回、3安打1奪三振2自責点)


(9.08)球団タイ記録の80勝

う〜ん……私めの「胴上げ先延ばし戦術か」っていうひねくれた? 考えは、どうやら読み間違えやったようです。
昨日の金本の痛いはずの足のことなど構わず激走した三塁打や、アリアスの「狙って打った」という満塁弾(チームでは、浜中が4月22日の中日戦で紀藤から放って以来、今季2本目)なんかをみますと、どうやら選手たちは“本気”のようですし、ま、冗談とはいえ、失礼な話でした。

これで、球団タイ記録の80勝(80勝56敗4分け、勝率 .588=優勝/64年 の記録に並びました)。横浜戦にも22勝目となって、球団のシーズン同一カード最多勝をも更新しました。
阪神は残り19試合。こうなったら「90勝」も、夢の数字ではなくなって来ましたね。

さて、昨日の先発は先週に続いて「サンデー・福原」。6回を2安打7奪三振という完全復活でした。日本シリーズへの大きな戦力となりそうですね。

金本の姿勢っていいますか、野球に取り組む真摯な姿は感動モンです。今朝のサンスポから、ちらっと。
「『入ったと思った。打球が見えんかった。消えたけえ。そしたら、とんでもないところに転がっとったよ』。
落下地点はフェンス手前。それを確認すると全速力に切り替えて一塁を蹴った。テーピングで固めた左足が痛むが、集中力がまひさせた。たどり着いた三塁。傷だらけの勇者に、驚きと祝福の拍手が降り注いだ。
前日6日。けん制で一塁へ戻ったときに足を滑らせて負傷。一晩かけて冷やしたが痛みは悪化した。歴代3位の連続試合フルイニング出場も、ここまでかと思われた。
だが、目標の600試合までは休まない。試合直前に痛み止めを使用。直腸吸収で効果の高い座薬を注入した。杉田トレーナーが「他のやつなら休ませる」というほど。
それでも甲子園の雰囲気が、そんなハンディを忘れさせてくれた。
『きょうは無理やり出ている感じやから、迷惑をかけないことだけを考えたよ』。
熱心な筋力トレで知られるが、内面からの肉体強化にも神経をめぐらせている。今季から製菓会社と契約。サプリメントの提供を受け始めた。関節を強化するもの、免疫を高めるものなど、10種類を口に運ぶ。
最近、その中に「グルタミン」を加えた。筋肉の回復力を向上させる鉄人必須の成分。この日の強行出場は“超健康体”でこそ成せる芸当だ」――。

「痛めたのは自分のせいや」と憎まれ口(笑)をたたく星野監督ですが、本音はもちろん、それに続く言葉。
「我慢してようやってくれた。アイツは、ねんざとか肉離れは公傷やないと言うとる。そういう姿勢をタイガースに浸透させてほしい」。
金本がチームにもたらしたものが、今年の大爆走の原動力になっていることに異論のあるファンは、いないでしょうね。

ところで、今年は一軍の快進撃のせいで、ほとんど二軍のことは書いてません。
今朝は、ちょっとだけ触れておきますが(なんて偉そうに……)、いつのまにか弟分にもマジックが出ました。
今年から、前後期制になりましたが、昨日の近鉄戦で8−4と打ち勝って(カツノリの2号本塁打など)後期優勝へのマジックを「9」としました。阪神は7日で後期23勝7敗2分です。

◇9・07(甲子園)(阪神 80勝40敗1分け)・・・2位に17.5ゲーム差<マジック5
横 浜 000 000 003 … 3
阪 神 000 050 30X … 8

〈勝〉福原 2勝 〈敗〉吉見 2勝10敗 
※本塁打…アリアス 32号満塁(吉見)、多村 13号(石毛)、村田18号2ラン(石毛)
※三塁打…金本 二塁打…藤本、矢野
※最終回に石毛が2本のホームランを打たれてしまいました。一軍残留ピンチです。
※阪神の投手リレーは、福原(6回、2安打7奪三振3死四球)-リガン(1回、無安打)-安藤(1回1安打)-石毛(1回3安打1奪三振、自責点は3)


(9.09)泣いても笑っても

いよいよです。
85年以来の歓喜のゴール。
マジックは5ですから、神宮とナゴヤの6連戦を3勝3敗の5割でも、マジック対象チームが2敗すれば決まってしまうわけで、どうやら甲子園での胴上げという最後の抵抗? も望み薄ですよね。
それともまだ、この6連戦を5敗くらいして、望みを託しますか?
とはいうものの、最悪なのは「15日の甲子園で決まる」という場合かなと。
そう。例の「週刊阪神V」の“営業面”を考えれば、です。
14日のナゴヤで決まる、というのが最高のシナリオなんですよね。優勝の翌日に発売ということになるわけですから。
ま、いずれにしても一喜一憂の1週間になりそうです。
18年前と同じ神宮での胴上げがいいのか、それとも未だに星野ファンが多く存在するという中日ファンの目の前での胴上げがいいのか……難しいところです。

今朝のサンスポから。
「『相手サマがいることだからな。きのうも言ったけども…。いつでもどこでもいい。ここで決めたいと言っても、どうなるかわからんからな』。
指揮官はこの日、ナインと別行動で空路で東京に入った。昼間は行きつけの理髪店で髪形も整えた。きょう9日からの神宮か、12日からのナゴヤドームか。それとも15日以降の本拠地・甲子園か…。これまでと同様、場所を選ぶことはなかったが、側に妻がいてくれるだけで十分だった。
平成9年1月。51歳の若さで夫人の扶沙子さんが亡くなった。今春のキャンプ前には七回忌法要を済ませた。
『時というのは残酷やな』。時間の経過とともに妻との思い出は薄れるが、流れに逆らう自分がいた。
『パパの胴上げを見て死にたい』。今回も“遺言”だけは守る。中日監督時代の平成11年9月30日。神宮での胴上げの際には、ユニホームのスボンのポケットに写真を忍ばせた。グラウンドでのインタビュー中は、球団関係者が遺影をその方向に向けた。球団が変わっても、この儀式だけは崩せなかった。
球団のシーズン最多勝を更新する次の白星(81勝目)は、星野監督がその平成11年に記録した勝利数でもある。またも記録を塗り替え? 最短で11日のヤクルト戦で宙に舞う。
明大時代、年上の扶沙子さんにひと目ぼれしたのが神宮球場だった。思い出の杜で夜空に近づくのか。それとも、二人三脚で生活した名古屋なのか。あるいは『ここがオレの死に場所』と決めた虎党が待つ甲子園なのか。それぞれにドラマがある。
できることなら、夫人の待つナゴヤドームで決めたい。天国で喜ぶ顔を見たい。
だが、星野監督は『予想は甲子園? そうや』と私情を抑えた。いずれは確実に訪れる歓喜ならば、その瞬間を地元で待つ虎党もいる。
一両日中にも、手元に遺影が届く。
Vウイークに突入して、胴上げ準備はすべて整ったことになる。写真の中の笑顔。そして、猛虎を立て直した名誉とともに、ナインの手によって“無重力”の世界に身を預ける。闘将から歴史に残る名将へ。その瞬間は愛妻も立ち会ってくれる」――。稲見記者の名文です。

浜中、薮、ムーアも胴上げ参加へ、という嬉しいニュースも。
島野ヘッドコーチが、浜中の“復帰”について「もちろん、そのつもりで考えている。詳しくは決めていないけどマジックが2ぐらいになれば呼ぶつもりでいる」と明言しました。
6月13日の巨人戦(甲子園)を最後に戦線離脱。しかし、55試合に出場し、打率 .273、11本塁打、48打点という成績は十分に胸を張れるものですからね。開幕ダッシュへの貢献度は◎でしたし。
そしてムーア。6日のウエスタン近鉄戦(藤井寺)で先発して7回を無失点。痛めていた左肩が完治していることを証明したムーアは、早ければ13日の中日戦(ナゴヤドーム)で先発予定とか。
また、右ひじの違和感を訴えていた藪も、痛みが引いているためチームのマジックが2まで減った時点をメドに中継ぎ要員として一軍に招集されるそうです。
「みんなで歓喜のゴールへ」という星野イズムが、いよいよ大団円へ……です。


(9.10)産みの苦しみ? そんなモンと違うで

先発の伊良部が、力みから5回に満塁ホームランを打たれるなど、我を失った格好となりました。
「ブルペンで良く、立ち上がりも良かった」と佐藤ピッチングコーチが言えば、矢野も「球威はあった」と。
それが5回に「球が高め高めに来た」とあわてたときには、もう遅かったということです。
今朝のサンスポは、
「最近5試合2勝3敗、防御率は何と6・99。平均して6イニング弱しか投げられていない。この日も四回から、明らかに球威が弱まるのが分かった。第1打席で迫力満点のボールを見せられている打者には、これが打ちごろの絶好球になる。
これまでマイペース調整を許されてきたが、このままでは日本シリーズへ不安を残すばかり。秋を見据えても、井川に次ぐ2番手の位置から、下柳、福原らが構成する後続集団に飲み込まれそうな失速ぶりだ。星野監督も背番号41に対し、今季最も厳しい「みっともないな」という言葉を投げ掛け、そして続けた。
『ミスでリズムが狂った。(ここ最近は)ちょっと悪いな。(調整法を)考えなあかん』」――と、逆輸入右腕の失速ぶりを杞憂しています。

まあ、こういうこともありますよ。
2回に桧山の2ランが出るなど、4回表までは3対0。「ん? イッキにマジック減らしを目論んでるな」と思ったんですけどね。
こういう、まるで消化ゲームのような敗戦ということになりますと、必ず新聞には「産みの苦しみ」なんていう言葉が書かれますが、もうマジックがひと桁になって、しかもどう転んでも今週中には間違いない、という時期に、まさか「産みの苦しみ」てなことはないでしょう。
こないだからちょこちょこ書いてますけど、「やっぱりゴールは甲子園で」という気持ちが、選手にも監督、コーチにも無意識に働いている、ということやと思いますけど(笑)。

二軍はサーパス神戸に11−4で大勝。後期優勝マジックは「8」となりました。

◇9・09(神宮)(阪神 80勝41敗1分け)・・・2位に16.5ゲーム差<マジック4
阪  神 020 100 000 … 3
ヤクルト 000 170 11X …10

〈勝〉佐藤秀 5勝4敗 〈敗〉伊良部 13勝7敗 
※本塁打…桧山 14号2ラン(高井)、ラミレス 33号(伊良部)、岩村 9号満塁(伊良部)、古田 20号(杉山)
※1イニング7失点は、今季初。
※阪神の投手リレーは、伊良部(4回2/3、7安打3奪三振3死四球、自責点は8)-金沢(1/3回、1安打1奪三振1四球)-吉野(1回無安打1奪三振)-杉山(2回3安打、自責点は2)


(9.11)それでもマジックは減った

井川が12安打を打たれながらも9回を2失点。あとは小刻みな継投で「少なくとも引き分け」をめざした昨日のヤクルト戦でしたが、土壇場で手痛いミスが出てサヨナラ負けしてしまいました。
11回二死満塁満塁で、確かにリガンはラミレスをセカンドゴロにしとめ、さあチェンジというところでしたが、なんとリガンが一塁ベースカバーに入らず。
捕球した秀太は「仕方なく本塁へ投げるしかなかった」と送球したものの間に合うはずもなく、内野安打となってサヨナラゲーム。
すでに広島の負けが報じられていましたので、「引き分けならマジック2」というところでしたが、惜しいゲームを落としてしまいました。

まあ、これで今夜神宮での胴上げはなくなったわけですが、最短でナゴヤ、ということになっただけで、別に痛くも痒くもない敗戦です。
ただ、ウィリアムスをワンポイントに起用してまで「優勝に王手」をかけようとしたゲームでしたから、大事なところで凡ミスっていうのは、やっぱり「金縛り」っていう部分があるんでしょうか。
ゲーム後、星野監督は「こういう時は基本に戻らんといかん。再教育や」と。
「当たり前のことをきちんと」という、今年監督が言い続けて来た言葉が、ここへ来て大きくクローズアップして来ましたね。

ところで、薮が一軍に復帰しました。
昨日は登板機会はありませんでしたが、まあ優勝まで貴重な中継ぎで、ということなんでしょうか。

◇9・10(神宮)(阪神 80勝42敗1分け)・・・2位に15.5ゲーム差<マジック3
阪  神 000 100 100 00 … 2
ヤクルト 000 002 000 01x … 3

〈勝〉五十嵐亮 5勝3敗 〈敗〉安藤 4勝2敗5S 
※本塁打…片岡 (同点)10号(館山)、岩村 10号2ラン(井川)
※二塁打…桧山
※中村豊が2個目の盗塁
※阪神の投手リレーは、井川(9回、12安打12奪三振2死四球、自責点は2)-吉野(1/3回、無安打)-安藤(1回0/3、2安打1奪三振1四球、自責点1)-ウィリアムス(1/3回、1奪三振)-リガン(0/3回、1安打)


(9.12)明日胴上げとなるのか?

あわよくばイッキに、と乗り込んだ神宮で、結局2敗1分け。マジックは他力本願もあって3つ減りましたけど、やっぱり胴上げはナゴヤへ持ち越しとなってしまいました。
しかも今日は広島が負けてもマジックは減らず、つまりは阪神が勝っても、ゴールは明日以降へということに。
で、思うんですけど、監督のみならず選手もいろんな「計算」をしてるんやないでしょうね。
「18年ぶりの胴上げの価値観」という部分について、やっぱり監督“ゆかり”のナゴヤまで引き延ばそうとか、いやこうなったらやっぱり甲子園で決めたい、とか。

今朝のサンスポから。
「こういうときは、虎党の声援がこたえる。『M2』の数字も、慰めにはならない。グラウンドから姿を消す直前、手にした帽子をファンに向けて2度振った。しかし、星野監督の心の中は、冷めていた。
『負けなかった? ここに来たら、それでええのかも知れんが…。寂しい内容やな』。
4時間48分。延長十二回の死闘をドローに持ち込んだ。最後は二死満塁。この日も4万5000の観衆で埋まっていたスタンド。「あとひとりコール」が「あと1球」に変わる。黄色のメガホンが大きく揺れる。ウィリアムスが志田を三振に仕留めて、二夜連続のサヨナラ負けという最悪の事態だけは免れた。
何かがおかしい。これが、Vへのプレッシャーなのか。先発・下柳の乱調から、ベンチに重い空気が漂う。一回に先制点を許し、二回にアリアスの逆転弾が飛び出したものの、直後に同点…。五回には3点を失う。
八回に、沖原の起死回生の2点適時打で追いつくのが精一杯。負けを阻止した安藤、ウィリアムスの2人の粘投だけが、せめてもの救いだった。

『オレは考えを変える。テメエでマジックを減らせと言うたけども、これからは、“果報は寝て待て”や』。
試合前のことだった。指揮官のジョークが、笑いを誘った。優勝へのカウントダウンを「5」にした途端、白星から見放された。
打てない。そして抑えられない。そんな状態が焦りを誘う。
マジックが減ったとはいえ、頂点への最後の胸突き八丁。
『眠っていたトラを起こしたつもりだったが、また寝てしまった』。指揮官のうっぷんも頂点に達していた」――。

対戦相手の中日は、山田監督がシーズン途中で解任となって、指揮を取るのは何かと阪神とは縁の深い佐々木代行。
「マジック対象チームが負けての胴上げなら仕方ないが、意地を見せて阪神をやっつける」と。
ま、明日からは15日の甲子園を含めて3試合連続でデーゲームです。
どう転んでも「夕方の胴上げ」となるわけですけど、ファンにとっては、それだけ「騒げる時間が多い」っていうことになって、喜ばしいことではありますけど(笑)。

ところで、神宮での3連戦で、金本がまさかの15打席ノーヒット。ちょっと気になりますね。
また赤星も12打数1安打、盗塁もなし。連続出場を続けるこの2人、お疲れなんやろなあ。

さて余談ですけど、遅ればせながら「V記念グッズ」を手配しました。
18年前のように何だかんだと作る時間的な余裕はなく、とりあえずTシャツだけになってしまいましたが、来週火曜日からトップページでも「予約受け付け」を開始いたします。美津濃製オリジナルで500着限定です。
といいましても、ウチの事務所では「グッズを販売する」ということはやっていませんので、あくまでも「総制作費を500で割った金額」が、1着あたりの価格ということになります。
デザインを含めて詳細は火曜日に告知いたしますので、およろしければお申し込みください。
また「星野監督の04年オフィシャルカレンダー」のご予約に関しての詳細も同時に“公表”いたします。こちらの方は、30%OFFで提供していただけます(定価1500円)。

◇9・11(神宮)(阪神 80勝42敗2分け)・・・2位に15.5ゲーム差<マジック2
阪  神 020 101 030 000 … 7
ヤクルト 110 031 100 000 … 7

※本塁打…アリアス33号2ラン(石川)、城石4号(下柳)、岩村11号(リガン)、ベッツ15号(石毛)
※二塁打…沖原
※片岡、矢野がダブルスチール。ともに初盗塁。
※阪神の投手リレーは、下柳(4回0/3、10安打2奪三振1死四球、自責点は4)-藪(1回、1安打1四球)-リガン(1回、2安打1奪三振1四球、自責点1)-石毛(1回、1安打2奪三振、自責点1)-安藤(3回、無安打3奪三振)-ウィリアムス(2回、1安打2奪三振2四球)




(9.13)金縛り?

四回までノーヒット、八回まで散発の3安打。
ようやく九回に野口が二塁打、矢野が執念のタイムリーを放って1対2。なおも広沢がヒットで続き、代打片岡は三振に倒れたものの赤星が四球で続いて二死満塁。
けど、3打席目で19打席目のヒットを打った金本がサードフライに倒れて万事窮す、でした。

先発の久保田が五回に緊急降板(突如右ひじに違和感。今日登録を抹消とか)しました。
ここまで5勝の期待の星の、突然のリタイアは痛いですよね。日本シリーズまでに戻って来れればエエんですけど。

ところで、V決定は今日にも、ということですが、もしかしたら胴上げはないかも、と。
今日「優勝が決まる条件」は、デーゲームで阪神が○、広島が●、さらにナイターでヤクルトが●の場合に限り、っていうことで、つまりは広島とヤクルトの結果次第ということになりますが、この条件下で優勝が決まった場合には、胴上げは行なわれない、とのこと。
んなアホな、っていう感じですが、なんとかならんモンですかね。
やっぱり「他力本願」っていうのは、アカンのでしょうか。こうなったらやっぱり当初の予定通りに? いっそのこと甲子園で、っていうところまで引き延ばすってのはどんなモンでしょうか。それとも今日は広島かヤクルトに頑張ってもらって、明日ナゴヤで自力で決めるとか。

あの〜〜・・・・。ひとごとみたいに思われるかも知れませんけど、例の「週刊阪神V」の制作作業が大変なんです。
昨日のゲーム前の打ち合わせでは、9号の編集パターンは4通りもあって、とにかくゲームをにらみながら「土曜夕方までにVの場合(昨日阪神が負けましたので、この可能性はなくなりました)」「日曜夕方までにV」「日曜夜V」そして「V逸」の場合と、それぞれページ構成が違って来ます。
個人的にも、本の販売面でも「日曜夕方までにV決定」というのが一番望ましいのですが、その場合は、明日のデーゲームで勝つ(今日阪神○、広島かヤクルトが●)のが理想です。
もっとも、広島も明日デーゲーム(13時30分から横浜戦、広島球場)ですけど、ここまで来れば「広島●、阪神も●」っていうのでは、何となく間が抜けた感じです。
何としてでも、自力で決めてもらいたいモンですよね。

二軍も昨日、近鉄に3対6と負けました(川尻が敗戦投手。3勝4敗。……何してるねん、今頃下で)が、2位の広島もダイエーに負けたためにマジックは「4」になりました。

◇9・12(ナゴヤドーム)(阪神 80勝43敗2分け)・・・2位に15ゲーム差<マジック2
阪 神 000 000 001 … 1
中 日 000 010 01X … 2

〈勝〉野口 9勝10敗  〈S〉大塚 1勝3敗12S 〈敗〉石毛 1勝1敗
※本塁打…福留28号(ウィリアムス)
※二塁打…野口
※金本が18個目の盗塁。
※阪神の投手リレーは、久保田(4回0/3、4安打5奪三振)-石毛(2/3回、1安打1奪三振1自責点)-吉野(2/3回、1安打1奪三振1四球)-藪(1回2/3、3安打)-ウィリアムス(1/3回、1安打1奪三振1四球1自責点)-金沢(2/3回、無安打)


(9.14 )流れは「甲子園V」へ

神宮で、そしてナゴヤでも抵抗にあってしまって、胴上げはなくなりました。
特に中日には、昨日の負けで5連敗。ついに唯一対戦成績でも5分となってしまいました。
ここへ来て、全チームに勝ち越しの完全優勝という望みも、なんだかあやしくなって来ましたが、もちろん優勝の値打ちが下がるなんてことはありませんけどね。
それにしても、ものすごくじらしますね。
流れは、甲子園での胴上げへまっしぐら、っていう感じです。

今朝のサンスポから。
「トンネルの向こうからひと筋の明かりすら見えてこない。1分けをはさんでまさかの4連敗。大きな夢がしぼんだ。試合後、無理やりつくった星野監督の笑みは凍りついていた。 
『ああいうのを崩れたというのか? 5回で9点。これで勝てといわれても勝てんよ』。
ムーアと藪への期待が裏切られた。登録即先発となった助っ人左腕が1回持たず2/3回の3失点で降板。桧山、アリアスのアベック弾などで流れを呼び戻したが、五回に3番手・藪が3連続四球で自滅の道をたどった。自らがマウンドに足を運んでゲキを飛ばしただけにむなしさが残った。
九回の粘りの攻撃が実らなかった前夜。闘将は宿舎に戻り、ナインに招集をかけた。
『ベンチがちょっと元気ないゾ。声を出そうや。もっと、勇気を持とうや』。
選手の経験のなさを痛感した。あえて諭すように説いたが結果が出ない。
『こんなモノ、産みの苦しみやない』。
強気のコメントがひとり歩きをする。もどかしさが募るばかりだった。(略)

マジック2。広島、ヤクルトが勝ったため、14日の胴上げも“他力”が絡む。
巨人−ヤクルトは開始が3時間遅れのナイターのため、中日戦に勝ってもよほどの延長戦でない限り、故・扶沙子夫人の願いだったナゴヤドームでの胴上げはかなわない。
『1勝が遠い? でも今までに80勝しとるやないか』。
星野監督は最後まで笑みを貫いた。家を飛び出し、関西で革命を起こした男が、胸を張って名古屋の“敷居”をまたいだ。だからこそ、せめてここで鮮烈な足跡を残しておきたい。
予想外の停滞。本拠地・甲子園(15日から対広島3連戦)での胴上げが、現実味を帯びてきたのも確かだ」――。

さて、もうこうなったら、ホントに中途半端にナゴヤで決めるのではなく、甲子園で堂々と胴上げをやってもらいたいですね。
「マジック1」で甲子園に凱旋、っていうのはどないでしょうか?
二軍は、貴田が5号2ランを含む2安打4打点の活躍などで近鉄に6対4と勝利して、マジックは「3」になりました。

◇9・13(ナゴヤドーム)(阪神 80勝44敗2分け)・・・2位に14ゲーム差<マジック2
阪 神 202 102 000 … 7
中 日 301 050 00X … 9

〈勝〉遠藤 2勝2敗  〈S〉大塚 1勝3敗13S 〈敗〉藪 8勝3敗
※本塁打…桧山15号(紀藤)、アリアス34号(紀藤)、福留28号2ラン(ムーア)
※二塁打…アリアス、沖原
※アリアスが2個目の盗塁。
※阪神の投手リレーは、ムーア(2/3回、5安打3自責点)-谷中(1回1/3、無安打2四球)-藪(2回1/3、2安打2奪三振5四球、自責点は5)-吉野(1/3回、1安打1奪三振2四球、1自責点)-石毛(1回1/3、無安打3奪三振2四球)-金沢(2回、無安打1奪三振1四球)


(9.15)してやったり! やっぱり「甲子園で」

お預けとか金縛りとか、産みの苦しみとか、プレッシャーとか、いろんな言葉が飛び交っていますけど、結局は甲子園で堂々と胴上げするための練りに練った演出に他ならなかったということを、神宮とナゴヤの遠征で実証した阪神ですけど(ポジティブでしょ? 笑)、やっぱり聖地・甲子園で、というのは、今年のチームの“ゴール”には最も相応しいような気がします。

先発の福原は、復帰後3度目のサンデー登板でしたが、「2度あることは3度ある」とはなりませんでした。
何せ打線が中日の平松に沈黙。六回途中まで藤本のヒット1本では、「Vプレッシャー」とまことしやかに言われても仕方ありません。

さて、6月17日にここで「常識の範囲内で、優勝決定は9月15日からの甲子園での広島3連戦で」と書いたその日がやってきました(い、いや別に自慢するわけやないんですけど^^)。

昨日、中日に3タテを食らったあと星野監督は、「ドラゴンズは3連勝しても、ウチと何ゲーム、差があるんや。今まで、選手が一生懸命にやってくれたからやろ」と、選手をかばいました。
甘いというのではなく、叱責するということからは何も生まれないことを熟知している監督ならではの、まあ一種の“配慮”なんですね。そう思います。
「そりゃあ、腹は立つ。神宮でも、ナゴヤドームでも、これだけお客さんが入って…。自分たちの野球ができん。なぜなのか。考えなアカン」という言葉には、一応の「外向けの建て前」が感じられますが、まあここまでくれば余裕のコメントとも受け取れます。

けど、今季甲子園では43勝11敗と、圧倒的に優位です。
まず午後2時からのゲームで広島に勝ち、あとは4時から始まるヤクルト戦(横浜)をオーロラビジョンで観戦しながら歓喜の一瞬を待つ・・・・・。今日、夢は実現するんでしょうか。

◇9・14(ナゴヤドーム)(阪神 80勝45敗2分け)・・・2位に13ゲーム差<マジック2
阪 神 000 000 000 … 0
中 日 200 102 00X … 5

〈勝〉平松 5勝3敗  〈敗〉福原 2勝1敗
※藤川が、藪に代わって一軍昇格。七回から3番手として登板し、2回を無失点に抑えましたが、無失点ながらも被安打3(二塁打が2)。「やってやろうと思ってマウンドに上がった。でも出来なかったですね。まだまだです」。
※阪神の投手リレーは、福原(5回、6安打6奪三振3死四球、自責点は1)-谷中(1/3、1安打)-吉野(2/3回、2安打1奪三振1四球、1自責点)-藤川(2回、3安打)




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(2000.6.27〜)

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