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(11.7)またまた、引退後の「その後」
「球界引退後」の、プロ野球選手の“不安定さ”が、とうとう大きな悲劇として露見してしまった、元ヤクルト投手の高野光さんの一件…。
これまでにも何度か書いてきましたが、選手の引退後の道は、ごく一部の恵まれた環境下にある人たちを除くと、かくも厳しいものなのだ。
プロ球界入りを果たした選手は、ほとんど例外なく、年少の頃から野球野球野球の毎日を送ってきたという。騒がれて、晴れて念願のプロ入りを果たした、そこそこ活躍もした、しかし最大限頑張っても、普通は40代前半で引退という現実が待っている。
人生80年の今日、「その後」の方が長い人の方が多いかも知れない。しかし実際問題、引退後も監督やコーチ、解説者、あるいは審判員、球団職員として野球に関わり続けることが出来る人となると、限りなく少数なのだ。
ファンだって周囲の人たちだって、現役選手として活躍中なら、チヤホヤするだろうし寄ってもくる。が、引退して表舞台から去ってしまうと、…その反動は大きい。
かつて、現在セ・リーグの審判員をやっている渡真利氏から、「現役、特に阪神のような人気チームでプレイしてたら、野球界以外のいろんな方ともお知り合いになれますけど、問題は、野球を辞めてからもお付き合いできる人をどれだけ持っているか、というのが大事だと思います。だって、人生は野球を辞めてからの方が長いんですから」という話を聞いた。
同じような話を、オリックスから阪神にやってきた南牟礼氏に、こちらからしたことがある(偉そうに…)。その時は、夫人も同席されていたが、「現役引退後にどういうお付き合いが出来るか、やと思いますよ」と。ちょうど応援団が「南牟礼選手を個人的に応援したい」という話になったときに、縁あって間に入らせていただいたときのことだった。
「今は、エエんです。周囲の人もファンも、自然に寄ってきてくれるから。そやけど、問題はやめたあとのこと。現役時代のつながりが、どう生かされるか、が大事なんですよ」と、少々生意気なことを言った。そして「そやから、もしよかったら、何年か後に辞めはってから、選手とファンでないお付き合いをさせてくださいよ」とも。ご当人も奥さんも、その時は、一瞬怪訝な表情をしてましたが…。
渡真利氏も南牟礼氏も、今では年に一度の年賀状の交換程度のお付き合いになってしまいましたが、それにしても、引退後の選手の「その後」は、気になります。こちとらも、明日のことがどうなるか判らない、自由業なのに…。
(11.8)背番号を覚えるのが、また大変や
塩谷がサク越え85発、という景気のいい話に、来季大活躍の予感がした。
もともと塩谷選手は、ウエスタン・リーグでは、すでに“大砲”。いつの間にか、来季でもう8年目を迎えるが、そろそろ、一軍定着はもとより、レギュラーを獲ってもらいたいものです。
ところで来季から、阪神のビジターのユニフォームから「タテ縞」がなくなるという。ホーム用に大きな変更はない、ということで、グッズ制作会社は胸を撫でおろしたことでしょうけど、デザイン変更の発案者は、野村監督。「頭からかぶる」のは時代遅れというのが、その理由だそうですが、機能的によくなって、結果、戦績がアップするならば、何も言うことはありません。ただ、85年のシーズンなんか、夏以降は、どんな格好してても、阪神は強く見えました。要するに強ければ、ユニフォームも格好よく、強く見えるものだと思います。
来季の背番号のシャッフルと言うか、変更も、かなりありそうだという。野村監督の82→73を筆頭に、上坂43→8、根本26→55、吉田剛17→9、西川69→26など、まだ検討中のものまで含めて、またまたややこしくなりそうな気配であります。
新庄の背番号も、阪神残留ということになれば、中込の背番号1が変わるかもしれない(新庄は「1」を熱望しているとか)ですし、大変です。(何が大変なのか、よくわかりませんけど…)
昨日の日米野球には、阪神の選手は出場しませんでした。今日は大阪ドームですから、あるいは川尻の先発もありうるでしょう。久し振りに早よ帰って、TV観戦します。
(11.9)どや、阪神勢の活躍ぶりは
あっぱれ川尻、である。
おとどしから続いていた日米野球での無失点記録は、とうとう16イニングスで途絶えてしまったが、これで値打ちが下がるわけでは決してない。昨日の2失点は、向こうの佐々木投手を出すための、川尻なりの「演出」だと思うし…。何で、て? あのまま0対0やったら、佐々木の出番はない→メジャーが勝ち越していて(しかも3点差以内)→やっと出番、という川尻なりの演出からの2失点だったのだ。
それをロッテの小林投手が3失点で、せっかくの舞台演出をぶちこわしてしまい、またまた佐々木の出番がなくなってしまった。川尻が、自らの連続無失点記録をフイにしてまで、考えに考えた「佐々木の登板」は、こうしてあえなく、なくなってしまったのでありました。…てなことでは、もちろんないと思いますけどね。(信じたらあきませんよ)
葛西も凄いやないですか。これで今回の日米野球だけでも、4イニングス無失点。新庄は4タコに終わってしまいましたが、阪神ファンとしては鼻高々です。
よ〜く考えてみれば、阪神から出場の3選手は、それぞれ日本チームにあって、かなり目立った活躍をしています。これって、それなりの潜在能力が優れている、ということやないでしょうか。確かに川尻も葛西も、それから今年に限って言えば新庄も、それぞれシーズン中も活躍しましたが、戦績、順位には反映されませんでした。
こうした選手個々が持つ潜在能力を、うまく使うのはこれすべて、指揮官の能力です。例えば今岡、例えば桧山…、阪神にはこうした潜在能力を持っている選手は、まだまだいるのでは? なんて、つい思ってしまう、阪神勢の日米野球での活躍ぶりであります。
(11.10)日米野球、「阪神の選手関係なし」で勝った
敵ながらたいしたモンや、の巨人・高橋由の5イニングスノーヒット、7奪三振の好投。もっとも日本チームというカテゴリーでくくると、敵ではないんやけど…。
結局メジャーはヒット1本で、ゲームは1対0で日本の勝ち。我が新庄はまたもや4タコの2三振でしたけど「楽しく野球をやっている」と言う。このまま阪神に残って、来季、楽しく野球をやってくれたらエエのに、と思ってしまいますけど、どうなんやろ。横浜やと、阪神より楽しいんやろか…。
ところでFA宣言したヤクルトの川崎投手に対して、野村監督は「当然興味がある」と語ったと言う記事が、昨日の各紙に載っていたけど、前にも一度書きましたが、川崎投手と言えば、現オリックスの田口と同様、ドラフトの時に「阪神以外の11球団なら、どこでも」と言い放った選手。であるからして、何ぼ野村監督の要請でも、川崎は阪神へは来ませんわな。まあ、野村監督に、よっぽどの求心力があれば別ですけど、恐らく来季限り、でしょうし、ね。
昨日も書きましたけど、阪神としては、自前の選手をどんどん鍛えて、育てて、どこやらの球団を見返してやろうではないですか。
それにしても昨日の高橋由。巨人は今季、去年の戦力には全くなかったこの高橋由と工藤、メイという左3人が加わったわけですから、そりゃ優勝しまっせ。悔しいけど…。
(11.13)阪神が横浜のローズを獲る? 無理でしょうよ…
ファンの注目を集めた日米野球も、結局日本の2勝5敗1分けに終わりました。
注目のマリナーズ・佐々木投手は、ようやく昨日の最終戦に登板。阪神の新庄は二塁打を放ったが、後続の城島(ダイエー)、仁志(巨人)をピシャリで 2セーブ目。
注目の新庄のFA問題は、なかなか核心に迫らず、12月まで交渉がおあずけ、だとか。獲得に乗り出したのは、今のところ横浜のみということですが、ホンマにどないなるんでしょうか。
一部に、阪神は、横浜を退団したあのローズを獲る、という話があるそうですが、日本であれだけの成績(8年間で、1039試合、3929打数1275安打、167本塁打、808打点、通算打率3割2分5厘。去年は首位打者と打点王)を残した選手です。とても阪神に来てくれるとは思えませんけどね。
ま、あえて裏事情とやらを考えれば、新庄選手の残留のための球団側のポーズではないのか。「あのローズが阪神に来るならば、新庄は残る」だろうという…。常々「強打者の外人と一緒に野球をやりたい」と言う、新庄選手のための獲得宣言、やったりして…。
来季のメジャーは、イチローのマリナーズ入りが、ほぼ決定なだけに面白くなりそうです。日本人初めての野手の大リーガー誕生、しかも佐々木投手と僚友になるわけですから、シーズンが始まれば、もっと大きな話題になることでしょう。
阪神は、新庄、ローズの3、4番? …夢で終わると思いますよ、多分。