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(11.03)監督・コーチの新陣容
来季の監督・コーチの陣容が正式に発表されました。
二軍のピッチングコーチとして招聘された星野伸は「第2のJFK、星野2世を育てる」と。
サンスポから。
「リーグ連覇、さらには日本一を目指す岡田阪神の次世代の底上げ。二軍投手コーチに就任した星野氏は、正式契約を終えて決意を新たにした。
『常勝と言われるチームには、ファームの底上げが大事ですから』。
同じ左腕の若手を重点的に鍛え上げるのは当然の使命。『監督からも左投手を重点的に言われてる。一軍にいてもおかしくない選手も多くいるし』。会見で名前が挙がった能見、三東、江草らの一軍経験者のほかにも、ダイヤの原石に磨きをかけていく。
その一方で、自らの現役時代の先発タイプにはこだわらないつもり。
『JFKに続くピッチャーを育てたい。監督には言われてないけれども、3人ともすごく試合数を投げているし…』。一軍の勝ちパターンを担うリリーバーの育成にも意欲をのぞかせた。
『怒鳴ったりはしないが、当たり前のことを口すっぱくして言っていきたい』と星野氏。
ポストJFKと星野2世の育成を両立させることが古巣への恩返しとなる。木戸前二軍監督から背番号70を引き継いだ実績と理論を併せ持つ新米コーチが、さらに投手王国を強固なものにする」――。
新陣容は次の通りです(サンスポから)。
【一軍】 背番号 名前(年齢) 出身校
監督 80 岡田彰布(47) 早大
ヘッド 78 平田勝男(46) 明大
投手 84 久保康生(47) 柳川商高
投手 71 中西清起(43) 高知商高
打撃 87 正田耕三(43) 市和歌山商高
打撃 86 和田 豊(43) 日大
内野守備・走塁 85 福原峰夫(48) 法大
外野守備・走塁 76 吉竹春樹(44) 九州産高
バッテリー 83 嶋田宗彦(43) 箕島高
ブルペン 81 吉田康夫(44) 日大東北高
トレーニング 90 続木敏之(47) 新居浜商高
【二軍】 背番号 名前(年齢) 出身校
監督 91 島野育夫(61) 作新学院高
投手 70 星野伸之(39) 旭川工高
投手 82 葛西 稔(38) 法大
打撃兼守備 88 立石充男(47) 初芝高
打撃 72 平塚克洋(39) 明大
守備・走塁 89 山脇光治(43) 浪商高
バッテリー 79 中尾孝義(49) 専大
トレーニング兼投手 74 伊藤敦規(42) 福井工大
トレーニング 98 福田厚治(32) 大体大大学院
育成チーフ兼打撃73 水谷実雄(57) 宮崎商高
育成担当 97 加藤安雄(55) 明大
育成担当 75 遠山奨志(38) 八代一高
牧田球団社長は「この戦力で来年も優勝してくれることを期待しています。星野コーチも就任され、投手出身が多いですが、うちの補強ポイントは投手なので」と。
また、島野新二軍監督については「一軍を引っ張ってもらいたい希望はありましたが、体調の問題もあって…。それに、(島野監督は)一軍の目を持って、二軍の育成をしていただけると期待しております」と話したそうです。
(11.02)日本一記念日
今日は、「虎の日本一記念日」なんですよね。
85年の11月2日、この日21年ぶりのシーズン優勝のあと、2リーグ分裂後、初めて阪神タイガースが日本一になりました。
4勝2敗。西武・広岡監督の勇退がとりざたされていて、ちょっとやる気のなかった西武とはいえ、当時の吉田監督が西武所沢球場で舞いました。
で、関連性はないのですが、昨日、書こうと思っていて「ちょっと今日は文章がダラダラやかなぁ」と書かなかったこと。せっかくですから書いておきます。いや、べつに大したことではないんですが・・・。
10月31日付けの毎日新聞夕刊(大阪3版)のコラム「憂楽帳」に載っていた記事なんですが、日本シリーズの第3戦をレフト外野で観戦していた記者(井上朗氏)が、次のようなことを書いていました。
曰く・・・。
「『暗黒時代はこうやった』と、うしろで男の声。続く“解説”。
『先手を取られ、反撃しても追いつけず、終盤とどめを刺されてたんや。ず〜っとやで』。
85年の日本一から一昨年の優勝まで、18年間の阪神はAクラスも数えるほどだった。
彼の胸には、その“ダメ虎”の試合運びが蘇ったらしい。
結局4敗で計4-33とロッテに打ちのめされた。阪神ファンには、特有の『悲しい性(さが)』と『1年感覚の優勝は出来過ぎ』という本音がフラッシュバックしたのか。
そういえば春先、連勝中なのに内野席下のトイレにいた客同士は『おかしい』『こんなはずは・・・』と首をかしげ合っていた。
『村上ファンドとプレーオフのせい』にはしない。長年のファンの心理は『まだ弱い。もっと応援や』『常勝? とんでもない』か。
負けてファンの心をつかむ。不思議なチームである」――と。
つい最近・・・と言っても02年までのことですが、「せめて5月のゴールデンウィークあたりまでは野球をやっていて欲しい」なんて、ここで書いていたことを、ふと思い出してしまいました。
6月には「まあ、来年は頑張ろう!」てなこともね。
しかしまだまだ「精神的M」の気、まだ払拭されていないっていうことなんでしょうね、長年のファンにとっては。
ところで、星野伸が二軍コーチとして復帰とか。サンスポから。
「『星野監督(現オーナー付シニアディレクター)で優勝して2年後に、また優勝しているわけですからね。強い時期に呼んでいただけるのは本当に光栄なこと』。
01年の現役引退からわずか4年での阪神復帰。5日、鳴尾浜の秋季練習から指導する。
注目する投手は数あまた。まずは来季2年目を迎えるゴールデンボーイ、16歳の右腕・辻本について『腫れものに触るような教え方はしない』とキッパリ。
『自分が入っていく前から取り組んでいることがあるだろうから、それは聞かないといけない。辻本に関しては会社としての方針があるかもしれない』と前置きしたうえで『致命傷になるような故障はダメだけど、追い込んでいくことも必要。ブルペンだけでなく、キャッチボールなど、ボールを握る時間を長くしないとね』と語った。
この点に関しては自負がある。84年、阪急(現オリックス)入団1年目、肩がパンクするまで投げ込んだという。毎日のように一軍のフリー打撃に登板し、一軍に上がるきっかけをつかんだ。
『八分の力がいいというでしょう。でも、100を出しておかないと80が分からない。80を知るための100が必要なんです』。
安定した投手力がVへの原動力となった今季。二軍コーチには、現役時代にオーバースローだったコーチが不在だったということもあり、岡田監督からは、本格派も含めた左投手の育成を託されている。来季2年目の能見を始め三東、中村泰、筒井、中林…。
『上の層は厚いけど、一軍にいてもおかしくない選手はいっぱいいる。何かがちょっと足りない選手に1ポイント、2ポイントで教えていけたら。1ついいきっかけができれば、変われる選手はいると思うよ』。
阪神には故障を重ねながら危機感を募らせ、激変して最強セットアッパーとなった藤川がいる。
『球児も一歩間違えれば野球界にいなかったかもしれない。でも、自分にダメ出しをして変わった。珍しいケースで難しいだろうけど、ただ、そういう実績をつくってくれたのは大きいよね』。
最高のモデルであり、選手にとっても励み。そんな球児級の投手を輩出したい。星野氏は大きな夢をもって、再びタテジマのユニホームに袖を通す」――。
木戸、久慈の退団などありましたが、またひとつ「新しい阪神」への期待もふくらみそうです。
(11.01)野口獲りへ
FA宣言が確実視されている中日・野口について岡田監督は「FA宣言したらいくよ。(獲得できる)可能性がないんなら別やけど、ある限りはタイムテーブルにのってやっていく」と。
阪神にとっては、3年ぶりとなるFA市場への参戦。まだ「あれもこれも欲しい病」の気配漂う巨人との争奪戦になりそうですが、監督自らの獲得への意欲。星野さん、バックアップよろしくです。
サンスポから。
「どうしても欲しい左腕だった。今オフもメジャー移籍を表明しているエース・井川、そして、来年38歳迎える下柳とV奪回を支えた左腕2人に、来季の不確定要素が多い。投手王国作りを目指す岡田監督の補強ターゲットになったのが野口だった。
99年に19勝をあげてセ・リーグの最優秀選手に輝いたが、今季は首脳陣との確執もあって3勝6敗の成績に終わった。
『落合監督とうまくいかなかったんやろう』と球団幹部も語るように、その辺りの事情はすでに調査済み。
岡田監督も『そら、使われ方もいろいろあったからな。オレにはいい時の印象しかない』。
再生への自信の言葉の裏には、むろん、井川と並ぶエース級として先発ローテの柱としての立場を確約する考えがあるからこそだった。
今年も中日とは激しい首位争いを演じた。セ・リーグ志向で、古巣への仕返しを願う野口が加入すれば、来季の打倒・中日へ、まさに願ってもない戦力となる。相乗効果も織り込み済みだ。
野口獲りへは、巨人をはじめ、楽天、日本ハムなどとの競合は必至。中でも最大のライバルとなりそうなのは、同じく大補強に打って出る原巨人。しかし、負けはしない。指揮官が自ら乗り出して直接交渉でハートを射止める用意もある。
さらに条件面については年俸1億80万円の野口に、まずは最低3年契約、約5億円を用意している。
この金額もあくまでもスタートライン。もし、巨人が参戦すれば柔軟に対応する。今後の争奪戦を見越して早くもこの日、電鉄本社に牧田球団社長もFA補強について報告した。すでに手塚オーナーの全面バックアップも取り付けている。
『先発は何人いてもいい? そうや』。
交渉解禁となる11・9を前に岡田監督、早くも熱い。争奪戦に必勝の決意だ」――。
野口用に用意されているのは、現在野口がつけている「47」。佐久本が戦力外通告を受けたために阪神では空き番号です。巨人では工藤がつけているだけに、その点では有利ですよね。
まさかベテランの工藤に「野口を獲るから、背番号を変えてくれ」なんて、言えないでしょうし。
ところで、島野さんの来季二軍監督就任に伴って、フロント入りを要請されていた木戸が「阪神を去る」というニュース。どう話がこじれたのかはわかりませんが、寂しい話です。
また、久慈も戦力外通告を受けました。
久慈は、二軍コーチの要請を受けたそうですが「阪神にはお世話になったし、球団の評価は、とてもありがたかったけれど…来年もやるつもりでいたし、その気持ちは全く変わらない」と。
あくまでも現役続行を貫くという久慈が、来年またどこかのユニフォームを着れればいいですよね。せっかく中日から戻って来て、将来の幹部候補生といわれた逸材なんですから。
で、新選手会長に赤星、というニュース。サンスポから。
「『2年? 終わってみれば、早かったなあ。自分が選手会長の時に優勝できたんだから、それは最高でしょ』。
20年前。初の日本一に輝いた85年、選手会長は『5番・岡田』だった。不思議な巡り合わせ。昨年4位に終わり『優勝しないといけない年』という今季、新たに与えられた5番として、タイトル獲得の147打点(球団新)。責任を果たした。そして来季、日本一という“忘れ物”へのけん引役は後輩の赤星に託す。
シーズン終了後に本人に打診。了承を得た。11月24日の選手納会で選手全員の了承を得て、正式決定する。
『プロの選手はいろいろなタイプがいて当然』と、決起集会や選手ミーティングなど特別なことは一切せず、個々に任せて背中でナインを引っ張った2年間。赤星がどんな選手会長になるのか、それを影から支える。もちろん、今岡自身の姿勢は何ら変わることはない。
03年は、1番で首位打者。05年は5番として、打率2割台も、147打点。色々な顔を持つ天才打者は、『どれが本当の自分? わからないよ。その時、託された役割によるからね。来年は、どうしようか』と、いたずらっぽく笑った。
選手会長から、新たな立場へ。赤星を後方から見守りながら、今岡は新たなパフォーマンスを披露する」――。
(10.31)巨人との争奪戦? 野口
いきなりサンスポから。
「3年ぶりとなる虎のFA市場への参戦。V2、そして日本一奪回のカギとなる左腕の獲得へ、切り札はやはり、この男しかいない。31日にもFA宣言する中日・野口の獲得交渉へ、“恩師”星野SDが、球団を全面バックアップする。
切っても切れない深い師弟関係だ。星野SDの中日第2次政権下で、花開いた野口。
97年0勝に終わった左腕を、98年には開幕2戦目に抜てきするなど、世代交代の中で闘将がその素質を見抜き、99年優勝の原動力(セMVP)まで育て上げた。いわば長所も短所も、そして性格まで、すべて知り尽くしている関係だ。
すでにV2補強に向け、手塚オーナーは『できるだけ補強計画ができるよう、オーナーとしても努力したい』と全面バックアップを約束。最大20億円ともいわれる資金はもちろん、必要とあらば、星野SDの支援も確実だ。
交渉における球団へのアドバイスなど『間接的』な支援はもちろん、もつれた場合には、直々に出馬して口説き落とす『直接的』な支援まで―。
中日・落合監督との“不仲”などもあり、近年は力を出し切れていない左腕だけに、獲得へのバックアップだけにとどまらず、虎での再生においても、星野SDの存在は頼もしい。
『補強しないといけないのは投手。何人おってもええということよ』。
今月28日のオーナー報告の会見で、岡田監督が宣言したように、日本シリーズの屈辱に燃える今オフ、虎の明確な補強ポイントは、先発ローテを任せられる左腕だ。
強固なメジャー希望で、先行きの不透明な井川。そして、来季は38歳を迎える下柳。若手の三東、筒井和らもまだまだ未知数。だからこそ、実績十分の野口が欲しい。
巨人、楽天、日本ハムなどが興味を示し、争奪戦が予想されるが、最大のライバルと目される巨人は、FA市場では西武の守護神・豊田が“大本命”。野口に対して、過激なマネーゲームにまで発展する可能性は低い。それだけに、深い師弟の絆も、カギを握る。ハートの部分から、一気に口説く。タテジマを着させる。岡田阪神を影から支える闘将が、常勝軍団誕生へ向け、静かに動き出す。
星野SDは11年間、中日で指揮を執り、87年からの5年間で山本昌と今中を育て、96年からの6年間で鍛えたのが野口と川上だった。復帰1年目の96年のオープン戦でKOを食らった野口をベンチ横で立たせ、シーズン中は五厘刈りを命じたこともあった。
未勝利に終わった97年。制球難に苦しむ野口は二軍首脳陣から『山本昌を見習え』とアドバイスを受けたが“拒否”。これを伝え聞いた闘将は、練習中の野口を呼び寄せ、鉄拳を食らわせたこともあった。その後、徐々に克服。98年には開幕2戦目の先発投手を務めて14勝。翌年のリーグ優勝に貢献した。
星野SDにとっては、まさに愛弟子。
『実績を残しながら、その時の監督に干されたヤツほど働きよる』が持論だけに、野口は“無視”できない存在となる」――。
「実績を残しながら・・・云々」っていうのは、ノムラサンに干された今岡のことですよね?(^^)
今季は13試合で3勝6敗、防御率4.00に終わった野口ですが、いうところの“伸びしろ”は、まだまだ秘めているピッチャーやと思います。
巨人へ行くなら、“師匠”のいる阪神へおいで!
(10.30)来季へ・・・
もう、来季が始まっています。
リーグ優勝はもちろんのこと、「日本一」という大きな目標に向かってのスタートです。
21年ぶりの日本一・・・・、そう、結構懐かしいですよね、「21年ぶり」という言葉。85年に耳にタコが出来るくらい氾濫したフレーズです。
ここのタイトルも、昨日から「連覇への道」としました。トップのバナーも、ちょこちょこと作り直しています。
さて、阪神の秋季キャンプ(高知・安芸)は来月8日から16日まで。
チラッとサンスポから。
「『秋に鍛えないといけない。野手の方では新戦力が出てこないかん』という岡田監督の方針により、若手主体のメンバー編成となる。
金本、矢野、今岡、赤星、桧山、片岡、町田、井川、下柳、藤川らベテラン、主力級の選手は、秋季キャンプには参加せずに、甲子園や鳴尾浜で自主練習を行う。
それ以外の野手のなかから右肩痛からの完全復活にかける浜中を筆頭に、鳥谷、関本、藤本、林、桜井。
ポスト矢野の育成が急務となる捕手では浅井、狩野、投手では能見らが、秋季キャンプ参加メンバーとなる見通しだ」――と。
ポスト矢野。急務とは思いませんが、“準備”は必要ですよね。
その矢野のこと。サンスポから。
「まだまだ若いもんには負けられん! 虎の頭脳・矢野が若手の挑戦を堂々と受けて立つ。この日、健康診断をために訪れた鳴尾浜の虎風荘で、決意を口にした。
『オフのテーマ? 鍛えることです。それが一番ですね。マシンで打つかもしれないし、いいイメージを持って、オフを過ごしていきたい』。
前日(28日)に行われたオーナー報告後の会見で、岡田監督が矢野を脅かす若手捕手の台頭を熱望した。
確かにチーム編成上、36歳のベテランにいつまでも頼っていては、将来の見通しが立たない。しかし、選手にとってはユニホームを脱ぐまでレギュラーとして活躍することが一番。11月8日からの高知・安芸の秋季キャンプには参加しないが、来季に向けて、自らを律し鍛錬することを誓った。
モチベーションも十分だ。今回の日本シリーズでは打率.417で敢闘賞に選ばれたが、結果はロッテに4連敗。『悔しさしか残らなかった。もう1回やって勝ちたい気持ちはある』と力を込めた。
日本一の美酒を本当にうまいものにするためにも、正捕手の座は譲れない。
今季、再取得したFA権に関しては、近日中に球団と話し合いを行い、権利を行使して残留の方向だ。
『タイガースでやりたいし、恩返ししたい気持ちは強いですね』と“猛虎愛”を強調した。残りの野球人生を阪神に捧げる決意の背番号39は、確固たる自信を元に、その座を狙う若手に核の違いを示すつもりだ」――。
中日での在籍年数をすでに上回った矢野です。バッターとしての記録も、ほとんどが「阪神の矢野」としてのもの。ボロボロになるまで、のつもりで、正捕手の座を守って欲しいものです。
ところで、「こんな話が事務所に届きました」と題して、「85年、03年、05年の優勝をスポニチの縮刷版で振り返ることができる記念本」をご案内しています。
3冊セットが30%OFFで購入出来ます。一家に1セット、あってもいいんではないかという限定記念セットです。詳しくはこちらを。
(10.29)若手の底上げ
日本シリーズのこと、引きずるわけではありませんが、今朝のサンスポに星野SDの「村上ファンドに対する怒り」が掲載されていました(自身の公式ホームページ上でのコメント)。
言うまでもなく「シリーズに対しての“影響”」について。
「『プロ野球の監督経験者としてこういうところを“敗因”にあげるのは好ましくないし、許されないものだということは充分に承知してはいる』としながら、『現場の経験者としてはまったく影響がありません、無関係ですといえないのもまた事実』と言い訳をしなかった岡田監督を擁護した」――と。
こんなことに影響されているようでは・・・と、意見も分かれるところでしょうけど、真剣勝負を戦わなければならない渦中に、精神的な動揺というものがなかった、とは言えないでしょうね。
パ・リーグ2位から勝ち上がって来たロッテに対して、屈辱的な4連敗。・・・2年前の「忘れ物」、また置いて来てしまいました。
ところで、来季のチームにとっては大きなニュースですね、島野さんの二軍監督就任。
サンスポから。
「岡田−島野の太いパイプで常勝軍団を作り上げる。金本、矢野、桧山ら主力野手の高齢化が進む中、若手の底上げは阪神の重点課題。
その鍛錬の場となる二軍の陣頭指揮を、島野総合コーチが受け持つことが固まった。
基本プレーはもちろんのこと、体調管理まで選手に厳しい目を向ける島野氏の手腕のほどは、球団内で高く評価されている。
02−03年はヘッドコーチとして、星野前監督を支え、18年ぶりのリーグ優勝を下支えした。
04年は勇退した星野前監督とともにユニホームを脱ぎ、管理部長としてチームをサポート。
今季は久万前オーナーの強い要望もあって、就任1年目の昨季4位と苦しんだ岡田阪神の参謀役として現場復帰し、2年ぶりのリーグ制覇に尽力した。
ただ、絶えず体調面に不安を抱えていたのも事実。2月の高知・安芸キャンプ中にベンチ裏で倒れ、リーグ優勝目前の9月には左首のできものを除去するため、チームを一時離れた。島野氏自身は9月に今季限りでの退任を申し入れたが、球団幹部の強い慰留を受けて二軍監督就任の要請を受諾することになった。
前日(27日)は、岡田監督も『島野さんとは社長が話してるやろ。本人の意向を尊重したい』とは明言。
二軍には、投手はもとより、野手でも赤松、桜井、林など将来のチームを背負って立つ主力候補が大勢いる、球団トップの判断で最終的に島野氏を岡田監督自身も経験のある重要ポストに任命した。
常勝軍団の構築に不可欠な若手の突き上げ。
岡田―島野の連携でチームを活性化させ、リーグ連覇に突き進む」――。
島野さんの二軍監督、に伴って、現監督の木戸はフロント入りするとか。佐野氏のようにスカウトってことにでもなるんでしょうか。
(10.28)しかし、考えてみれば・・・・
来年のシリーズの為に、監督はじめコーチ陣は「短期決戦」の戦い方を考え直さないとあきませんね。
え? 来年? うん。セ・リーグでの阪神の地位は揺るぎないでしょうから(多分・・・)。
思えば、第1戦からピッチャーの交替時期ひとつとっても、悔いの残る日本シリーズでした。バッターのスタメンしかりです。いや別に1戦、2戦の片岡がどう、とか言っているんではありませんけど・・・。せっかくのDH制だったんですから、浜中のスタメンはなかったのかな、と。いや、例えばの話です(^^;)。
ロッテが「相手によって打線を組み換える」という戦術であったのに対して、岡田監督はかたくななまでに、シーズン中のやり方に固執し過ぎました。
リードされている場面でのJFKの投入はない。確かにその通りかも知れません。シーズン中はそれでずっと戦って来たんですから。
けどしかし、4敗してしまったらおしまい、という短期決戦の対応、やっぱり甘かったんではないのかな、と。どう考えても岡田監督は、もう一度福岡まで行ける、と思っていたとしか思えません。
まあ、これがもし逆の勝敗だったとしたら(阪神が日本一になっていたとしたら)、「岡田監督の頑固さが、チームを日本一に導いた」というように、絶賛されたのでしょうけど。
難しいですね。もうボヤキはやめます。
ところで、今季トレードの第2弾が発表されましたね。
シーズン中の沖原に続いて中谷(金銭トレード)。いずれも楽天への「戦力均衡策」の一環でしょうけど、中谷には新天地で頑張って欲しいですね。来季から監督はあのノムラさんですし・・・。
98年に智弁和歌山高からドラフト1位で入団した中谷ですが、狩野や岡崎ら二軍のキャッチャーも豊富な阪神にあって、出番の少ない阪神よりも当人にとってはいいトレードかも知れません。プロは「一軍のゲームに出てナンボ」という世界ですから。
サンスポは、「阪神では、ファンのみなさんに期待も応援もしていただき、ありがとうございました。残念ながら納得のいく結果は残せませんでしたが、楽天では心機一転、頑張って結果を出したいと思います」という中谷のコメントを掲載しています。
しかし、楽天にはカツノリが・・・。「親が息子の優先起用」っていう壁に、まず勝たなければならないっていう問題も待ち構えていますけど。
そういえば、このオフ、阪神はまだまだトレードのターゲットにされるんではないですか? 他球団から見れば、内外野、ピッチャーともに“余剰人員”の宝庫ですからね。
どこかの球団のように「金で集めて来て取り込んでは、つぶしてしまう」というよりも、選手本人にとっては、トレードも「生きて行くための道」かもしれませんから。
で、井川の「ポスティングでメジャーへ」の騒動が再燃しそうですね。
しかし岡田監督は薮を引き合いに出して「メジャーで活躍しているのは、ほとんどおらん。相当、厳しいもんや。藪も惨めや。先発をやらされんと中継ぎ。(井川も)クビになったらどうするんや」と“愛のムチ”。
※今季藪はアスレチックスで40試合に登板。成績は4勝0敗1Sでしたが先発は一度もなし。58回投げて、打者262人に対し915球。64被安打44奪三振28死四球自責点29(失点34)防御率4.50。
ファンからも「行くと言うんなら行けば」と突き放されている感じの井川。まずはきちんとした実績を日本で作ってから、でしょうね。
今季、ことごとく「大事なゲーム」で期待を裏切ったことを考えても、おそらくメジャーからの評価もかなりダウンしているでしょうし。
(10.27)脱帽・・・・
ロッテ、強すぎました。
パ・リーグの2位チームという油断が、あったのではないですか? チームにもファンにも。
結局阪神は、“らしさ”を発揮することもなくストレートの4連敗。潔いといってしまえばそれまでですが、あのペナントレースでの強さは、一体何だったんでしょう。
昨日、ようやくウィリアムス、久保田も出てJFKが揃い踏み。金本にシリーズ初ヒット、打点王・今岡にもやっとタイムリー。しかし、・・・遅すぎました。
「過ぎたこと」を振り返ってみても仕方ありませんが、四回1死二塁、バッター李の場面でピッチャー交代、となったとき、多くのファンは「ウィリアムス」の名前がコールされると思ったことでしょうね。
いきなり初球を痛打された能見を責めることは出来ないでしょうけど、結局この李のタイムリー二塁打が決勝点になってしまいました。
確かに、シーズン中「負けている場面でのJFK」というのは考えられませんでした。しかししかし、負けてしまっては「もうあとがない」ときの継投には、やはり疑問が残ります。
これが短期決戦での難しさ、なんでしょうね。
意気消沈の中、サンスポからJFKの話題。
「土壇場で必死に抵抗した。ロッテの好き放題にはさせない。聖地でつないだウィリアムス―藤川―久保田の必勝リレー。日本シリーズはまさかの4連敗で幕を閉じた。だが、シーズンで見せた『JFK』の輝きは色あせない。
『勝ちにつなげたかった? それはしようがないです。必死にやって出た結果なのでしようがないです』。
無言を貫く選手が目立ったなか、藤川は悔しさを言葉に出した。
七回から登板し、2回をパーフェクト。第3戦で4失点したリベンジを果たした。全力を出し切った。シーズン最多登板の新記録(80試合)をマーク。シーズンMVP候補は屈辱に耐えながら前を向いた。
ウィリアムスも気持ちは同じだ。第4戦でようやく巡ってきた出番。六回一死から、2/3回を投げて1安打無失点に抑えた。出場機会こそ、恵まれなかったが、堂々のマウンドさばきで虎党の心を震わせた。九回は久保田が1安打無失点で締めた。
ウィリアムスは、『仕事はできた。でも、タイガースの力を100%出せたとはいえない。来年もJFKの輝きを見せたい』とリーグ連覇に向けてフル回転を誓った。
『いい投手陣を持っていながら、屈辱的な日本シリーズになった。もう一回鍛え直して、いい投手陣を作って、来年のペナントに向かって頑張りたい』と久保投手コーチも、井川の“去就”が微妙だけに、トラが誇る3本の矢が今年以上のウエートを占めることは間違いない」――。
けど、素晴らしいチームです、ロッテ。
素直に脱帽、ですね。
それにしても、シリーズ4試合での記録。
最多併殺打6、最低打率1割9分(116打数22安打)、最小得点4、最小安打22、最小本塁打0、最低防御率8.63。・・・これ、すべて阪神の記録。屈辱的な数字です。
◇日本シリーズ第4戦(10・26/甲子園)(阪神0勝4敗)
ロッテ 020 100 000 … 3
阪 神 000 002 000 … 2
〈勝〉セラフィニ1勝 〈S〉小林雅1S 〈敗〉杉山1敗
※本塁打…李3号2ラン(杉山)
※盗塁…赤星(2)
※阪神の投手リレーは、杉山(3回1/3、3安打3奪三振3四球、自責点3)-能見(2/3回1安打1奪三振)-福原(1回1/3、1安打2奪三振1四球)-ウィリアムス(2/3回1安打1奪三振)-藤川(2回無安打2奪三振)-久保田(1回1安打)
(10.26)シリーズ捨てた? 監督
「空回り」なんでしょうね。もがけばもがくほど悪い方向へ流れてしまっています。
2点リードされていて藤川。これはいいんです。藤川だって出番をジリジリして待っていたでしょうから。
3本柱の投入は、「さあ巻き返そう!」というベンチの気合いでもありますし、ナインを鼓舞させるための起爆剤でもあったでしょうから。
しかし・・・・2点を追加されてなおもノーアウト満塁になった時点で、岡田監督はこのゲームを捨てましたね。
いや、桟原がダメ、橋本では荷が重いとかいったことではなく、シリーズ前に「調子のいい選手からどんどん使う」と語っていた岡田監督です。ウィリアムスや久保田の起用はなかったんでしょうか?
「あの場面でウィリアムスや久保田は、ないでしょう」というのもわかります。しかし、日本シリーズは短期決戦なんですから、「それじゃ、彼等はいつ使うんですか?」ってことですよ。
角をためて牛を殺してしまっては何にもなりません。
案の定、どうにもならない9点差となって、あとにはベンチもファンも放心状態という現実だけが残りました。
ロッテには、3試合続けて10点とられてしまいました。3試合で30得点、3試合続けて2ケタ得点というのは、もちろんシリーズの記録だそうです。
一方の阪神には、まだタイムリーによる得点がありません。
今シーズンの序盤、阪神は5試合続けて9得点という珍しいゲームを続けました(4/2〜4/7。5試合目は広島に9対10のサヨナラ負け)が、ロッテのこの3試合連続の10得点、勢いをとめるのは大変みたいです。
もう、こうなれば開き直るしかありません。
58年に西鉄が巨人に3連敗のあと4連勝したように、89年に巨人が近鉄に3連敗したあと4連勝したように、この、たった2度の奇跡(86年に西武が引き分けのあと3連敗、4連勝というのはありましたが)を、「05年の阪神もそうだった」と後々まで語り継がれるように・・・頑張るしかありませんよ。
第6戦、第7戦のチケットを確保した関東の阪神ファンの為にも、いやもっと現実的に、最悪第5戦の甲子園のチケットを無駄にしないためにも、です。
サンスポ・虎番キャップの畑記者は、今朝の紙面で怒りを込めて次のように書いています。
「ロッテとは先発、抑えがしっかりしてて、つなぎの打線と似たタイプ。接戦の戦前予想が、ここまでの大差になるなんて信じられない。
結果論だが、何かシーズンで見せた燃える物が見えてこない。
四回一死満塁で、里崎の遊ゴロが微妙な判定で併殺崩れ。大声をあげて、井野一塁塁審に向かって抗議の叫びをあげたのは下柳だけだった。
このままだと、春季キャンプに視察に来たロッテのスコアラーの『阪神より、他のパのチームの方が強い』というあの豪語が証明されてしまう。それは番記者としても悔しい。
プレーオフを勝ちあがったロッテと、実戦から遠ざかった阪神。その影響の是非論だけをいい訳にしたくない。
あの中村豊の劇的弾で中日を退けた9・7の延長戦の根性を思い出せ!
V逸、4位の悔しさからリーグ優勝した今季の意地を思い出せ!
反骨心で戦ってきた今年の阪神の集大成が、これではあまりにもやり切れない。
26日の試合、日本一のファンのために戦え!」――。
(ところで下のスコア、第1戦、第2戦と対戦相手が「ダイエー」になっていました。03年のをコピペして上書きしたときにうっかりしていました。気合いが入ってない証拠でしょうか・・・^^;)
◇日本シリーズ第3戦(10・25/甲子園)
ロッテ 010 200 700 …10
阪 神 010 000 000 … 1
〈勝〉小林宏1勝 〈敗〉下柳1敗
※本塁打…福浦1号満塁(桟原)
※二塁打…鳥谷
※阪神の投手リレーは、下柳(5回4安打2奪三振1四球、自責点3)-藤川(1回2安打2奪三振1四球、自責点3)-桟原(0/3回3安打1四球、自責点3)-橋本(2回1安打2奪三振)-能見(1回無安打)
(10.25)どこへ行った? あの「強い阪神」
これまでの2試合、ロッテのいいところだけが目立っています。
レギュラーシーズン、03年と同じ勝ち星を上げ、中日に10ゲームの差をつけてV奪還を果たした「強い阪神」のイメージのカケラもありません。
もう「実戦から遠ざかっていた」なんて言葉は通用しません。
けど・・・・、日本シリーズに向けてどんどん紅白戦で鍛える、なんてこと、何故やらなかったんでしょうね。素人の素朴な疑問ですが。
生きた球を振る、生きた打球に対面するっていう、毎年キャンプでやっていることをもっと積極的にやっていればなぁと、ついつい思ってしまった千葉での2試合でした。今さらこんなこと言ってみてもどぉにもなりませんが。
今日の先発は、セ最多勝の下柳。サンスポから。
「いかにも照れ屋の下柳らしい振る舞いだった。
甲子園のブルペンで最終調整を行った後、報道陣の質問に『…』。たまたま居合わせた御子柴広報を、“臨時通訳”にしたてて対応してのけた。
『“静かにしておいてほしい”ということでしょう。何もないです』。
本拠地開幕となる日本シリーズ第3戦で先発。敵地で史上初の2試合連続の2ケタ失点を喫している。負ければ王手をかけられるという重圧ものしかかる。気負いはないが、集中力は戦闘モードに切り替えていた。
対策もある。この日、朝イチの便で帰阪した久保投手コーチは第1、2戦をビデオで研究。『井川も安藤も悪くなかったけど、真っ向勝負にいっていた。ロッテ打線と波長が合っていた。ムキになって向こうのペースになっていた』という結論を見出していた。
打ち気に構える打者に対して“ガチンコ勝負”を挑む。試合慣れしている方が有利なのも当然だ。
『下柳なら、かわす投球ができるんで何とかしたい』と久保コーチ。意気込むマスコミを巧みにかわしたのも、マウンド上での予行演習?
自ら首脳陣に本拠地での登板を志願し、満を持しての先発。
今季終盤も井川が取りこぼした後に、必ず好投をみせてきた。岡田監督も『負けた試合の分岐点にあたる。踏ん張れば流れがくるような気がする』と、連敗ストッパーとしての期待を口にした。
今季は15勝を挙げて最年長最多勝に輝いた37歳は、無言実行が信条。シーズン同様、のらりくらりと相手の意表をつく老かいな投球術で、ボビー・マジックすらもかわしてみせる」――。
そして明日は杉山。
「プレッシャーはない。特にシーズンと変えたこともやってない。自分のピッチングをすることが一番大事ですから」の言葉に期待しましょう。
とにかく戦績を5分に戻して、今度こそ千葉で雪辱を、と行きたいものですね。
(10.24)あれれ?
阪神ナイン、堅くなってるわけでもないんでしょうけど、ミス連発でした。
悪送球(今岡)に暴投(江草)・・・。こちらが点をもらいたいのに相手にあげるなんて、ね。
しかしまあ、済んでしまったことはどうにもなりません。03年と同じく相手球場で連敗というスタートになりましたが、甲子園で“奇跡の3連勝”を飾ったあのときのように、気分を変えて臨む以外にありませんよね。
それにしても「心配していたこと」が現実となりました。
実戦から16日間遠ざかっただけで、ここまで「バットが振れなくなる」ものなんですね。金本、今岡に今だヒットすら出ないんですから。
向こうの今江という選手は、8打席連続ヒットの記録やいうのに。
サンスポから。
「晴れの舞台で、こんな屈辱を味わってしまうとは…。敵地で完全に金縛りにあった猛虎軍団が、自分を見失った。岡田監督も、勢いの差を認めるしかなかった。
『打つ方がほとんどスイングさせてもらってない、きょうでも…』。
0―10の完封負け。前日の第1戦の1―10に続いての惨敗。それも2試合連続2ケタ失点は、日本シリーズ史上初という“汚点”を残した。
悪循環というべきか、ミスが流れを余計悪くした。一回二死三塁でサブローの三ゴロを、三塁・今岡が一塁へショートバウンドの悪送球で先制点を許してしまう。
さらに三回無死一、二塁の反撃機に藤本がバントで送れず、六回一死一、三塁でもシーツが二ゴロ併殺打だ。難攻不落のサブマリン、渡辺俊相手にミスを連発しては…。
『一回のミス? 先にこっちが点をとらな楽にならん。(それに藤本も)あそこでバントして決めとけばだいぶんちがう』。すっかり浮き足立ったチームに、岡田監督の嘆き節が続いた。
おまけに打線の核のシーツ、金本、今岡のクリーンアップが無安打。クリーンアップ3人が四球を含めて出塁しなかった試合は、今シーズンはなかったこと。特に金本、今岡の4、5番は2試合連続の無安打。あえて先発予告制を採用して、渡辺俊の順番を明確にして準備しやすくしたのに、得点源のこの2人が完黙では…。やはり、プレーオフを勝ち上がってきたロッテと違って、16日間も真剣勝負から遠ざかっていたギャップは、予想以上に大きかった。
これ以上の屈辱は許されない。25日からは本拠地・甲子園の3連戦。
先陣を切るのは慣れ親しんだマウンドを優先して“温存”した最多勝左腕・下柳。主砲の金本も前を向いて、『そんなショックはない。逆に気持ちが高ぶってきた』と反撃を誓った。
岡田監督も『甲子園に帰ってからや』と出直しを強調した。
絶対にこのままでは終わらない。これまで何度もピンチを脱してきた本拠地で、地元ファンの声援とともに本来の力を取り戻す。霧と風。千葉の悪夢は千葉に置いて帰る」――。
気合いだ、気合いだ、気合いだ〜!
◇日本シリーズ第2戦(10・23/千葉マリン)
阪 神 000 000 000 … 0
ロッテ 110 005 03X …10
〈勝〉渡辺俊1勝 〈敗〉安藤1敗
※本塁打…サブロー1号2ラン(安藤)、フランコ1号(安藤)、李2号2ラン(江草)
※盗塁…赤星
※阪神の投手リレーは、安藤(5回1/3、7安打2奪三振2四球、自責点5)-江草(2回2/3回、5安打1奪三振1四球、自責点4)
(10.23)実戦の“カン”が戻らない?
初戦は、こんなモンなんでしょうか。
ずっとプレーオフを戦って来たロッテと、ペナントレースから16日間も空白のあった阪神の差。
サンスポから。
「全く何が起こるかわからない。待てど暮らせど、あたりは真っ白、霧の中。中村球審の無情の濃霧コールドの宣告に、ムスッとした敗軍の将がベンチを引き揚げた。
『いや、しようがないやろ…。終わりはスッキリせんかったけどな…』。
岡田監督は、煮え切らない結末に、怒りのぶつけどころがない。2番手の橋本が5失点で大炎上した時点で、霧が濃くなり、試合は中断。ますます濃くなる状況に34分後、審判団が協議し、日本シリーズ史上初の濃霧コールドが決まったのだ。
『午後9時時点で気象台の予報でも、今後2時間待っても回復の見込みがないという情報だったので、試合終了を決断しました』。
中村球審が説明した。中断直前、ベニーの1号2ランが飛び出したが、右翼を守っていた桧山も『ベニーの当たりは見えなかった…』とぼう然。中堅の赤星も『上がった打球は見えにくかった』。まさかの天のいたずらにビックリだ。
阪神20年ぶりの日本一をかけた争いは、まさに波乱の幕開け。
戦前の接戦予想はどこへやら、エース・井川が5失点と打ち込まれ、続く橋本も火ダルマで、計10失点。そしてトドメは七回裏途中、濃霧のせいで初戦負けが決まるとは…。
唯一、想定の範囲内(?)だったのは、5日の公式戦最終戦(対横浜)以来、16日間も空白があり、実戦カンが心配されていた打線か。案の定、清水の前に決め手を欠いて1得点。せめて試合が九回までできれば、残り2イニング分、打者が実戦感覚を呼び覚ますチャンスもあったのに…。
『どうしようもないゲームやったけど、最後までやって、みんなを打席に立たせたかった』。この岡田監督の望みも、霧に奪われてしまった。
敵地開幕の今シリーズ。1、2戦の最大の注目事は、風に代表される千葉マリンの天候だった。岡田監督は戦前から『そんなん、10月20日頃の天候なんか、誰にもわからんやろ。ロッテもこの時期、ここで(試合を)やってへんねんから』と予測外を強調していた。それがとんでもない形となって的中したわけだ。
史上初の予告先発実施に、初戦も濃霧コールドと史上初尽くし。まさに波乱の幕開け。23日の千葉の天候は“晴れ”。今度は真っ白けだった敵地を、スッキリ、猛虎打線大暴れで、黄色に染め抜くでしょう」――。
初戦から勝ちに行くのなら、先発は下柳やろ? という声も結構あったシリーズ第1戦。こういう声、井川には届いたんでしょうか。
ま、気分を取り直して、今日こそ下柳でタイへ。・・・しかし先発は安藤みたいですね。
◇日本シリーズ第1戦(10・22/千葉マリン)
阪 神 000 010 0 … 1
ロッテ 100 031 5x …10x
〈勝〉清水1勝 〈敗〉井川1敗
※本塁打…今江1号(井川)、李1号(井川)、里崎1号3ラン(橋本)、べニー1号2ラン(橋本)
※二塁打…シーツ
※阪神の投手リレーは、井川(6回、10安打9奪三振1四球、自責点5)-橋本(1/3回、5安打、自責点5)
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