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(9.22)和田選手、ついに現役引退
ドラフト3位で入団した和田選手の背番号が「6」に決まった時、一部のマスコミやファンから「あの藤田平の背番号を、いきなり新人につけさせるなんて」という声が結構あがったのを、よ〜く覚えています。藤田平氏は、阪神に19年間在籍し、名球会入りも果たした偉大な選手のひとりです。その偉大な選手の背番号をいきなり新人に…、というところが、「何でや?」ということになったんでしょうが、これはずっとあとになって、広沢に掛布氏の「31」を与えたのとは、ちょっと意味合いが違っていたようでした。それにしても藤田平という選手、昭和40年に入団し59年に退団、です。そう、優勝の翌年に入団して、次の優勝の前年に退団という、凄い離れ業の? 選手でした。
そして、その藤田平の背番号を継承した和田選手は、いきなり新人の年に優勝を経験。おもしろい事実です。このことが、以来、和田選手が、機会あるごとに「もう一度優勝したい」と繰り返していた“原点”になったのではないか、と、私は思っています。
その和田選手の現役引退が正式に決まりました。来年一軍なのか二軍でなのか判りませんが、自身が、「もう一度やりたかった」という優勝を、「指導」というかたちで若手に伝えて、指導者として経験して欲しいものだと思います。まだまだ現役に未練がある、ということも再三耳にします。が、「いずれ通る道」ということで、「潔く」ということも、ひとつの選択肢なのかも知れません。
現役生活は、藤田平氏には及びませんでしたが、今ではもう「いきなり新人に…」といわれた背番号6は、「和田選手のもの」ということに、意義を唱えるファンはいないと思います。
10月1日の甲子園での巨人戦が引退試合になるとか。スタメン出場も決まっているとかで、ぜひ有終の美を飾ってもらいたいものであります。月曜日ですが、行きますよ。
◇和田選手の年度別成績
1985年 39試合 49打数 14安打(0) 打点2 盗塁0 .286
1986年 8 3 1 (0) 0 0 .333
1987年 54 53 13 (1) 2 3 .245
1988年 127 398 111 (1) 20 17 .279
1989年 129 476 141 (1) 25 18 .296
1990年 126 496 151 (8) 36 17 .304
1991年 129 494 147 (0) 34 9 .298
1992年 132 550 153 (0) 23 1 .278 (ベストナイン)
1993年 127 511 161※ (0) 36 4 .315 ※セ最多安打
1994年 130 519 165 (2) 43 8 .318 (ベストナイン)
1995年 130 509 136 (1) 35 4 .267
1996年 130 520 155 (5) 44 2 .298
1997年 96 390 117 (2) 26 2 .300
1998年 130 438 119 (4) 32 1 .272
1999年 101 334 101 (3) 23 4 .302
2000年 88 194 49 (1) 20 3 .253
2001年 33 32 4 (0) 2 0 .125
計 1709 5966 1738 (29) 403 93 .291
※安打数の( )は本塁打。通算安打数は、藤田平氏の2064、吉田義男氏の1864についでチーム3位。2001年は9月20日終了現在。
(9.23)いまは〜、もうあき〜ぃ……
めっきり涼しくというよりも、急に肌寒くなってきました。
今は、もう秋〜ぃ…です(古いですか、こんな歌)。
井川と防御率争いをしている中日・野口に対して、どうしても決定打のない阪神打線でした。おわり。
え? 終わり? ハイ、終わりです。(1対3)
(9.24)近鉄マジック3、ミラクル・メッツ、そして久し振りの吉田浩、高波
全くゲンキンなもので、書くこといっぱいです。
まず、近鉄のマジック3。西武も、もの凄いゲーム(ロッテが9回表に3点とって5対2で万事窮す、のその裏に、4対5としてカブレラの逆転サヨナラ3ラン)で必死に頑張ってますけど、気持ちとしては「このまま近鉄に…」というところです。
おととい、新聞で知りましたが、近鉄の中村選手がマスコミにも内緒で、あの大教大付属池田小学校をこっそり訪ねて子供たちを激励。大阪ドームの昨日の試合に500人を招待、なんていう話に接したりしますと、例え「近鉄の中村選手」がまかり間違って「巨人の○○選手」だったとしても、つい巨人を応援したくなる、てなモンです(例えば、ですが)。
メッツも凄いです。新庄の活躍もさることながら、8月中旬に13.5ゲーム差あった首位との差が、リーグ再開からの5連勝を含めて、最近の12試合を11勝1敗、で現在3.5。ニューヨークの暗いムードに「もしかしたら…」の夢を与える快進撃は、まさに「スポーツが与える感動」です。
そして阪神。
広沢に替わってスタメン出場の吉田浩が、今季初タイムリー打に初ホームラン(2ラン)。新庄と同期の男が。12年目にして初めて“お立ち台”にあがりました。去年は一度も一軍に上げてもらえなかった(確か)男の、“記念すべき”晴れ舞台でした。また、高波が今季初打席で、タイムリー二塁打です。こういう選手たちの活躍は、ホントに嬉しい限りです。
加えて、ここ最近の「タイムリー欠乏打線」がウソのような、タイムリー打のオンパレードで、中日に逆転勝ちしました。赤星が盗塁を2つ決めて、これで横浜の石井琢に8つ差の34。盗塁王、新人王に向かって大前進です。上坂も1試合3盗塁を決めて「ホンマに阪神のゲームかいな」という感じです。先発・薮の2回3分の1、被安打9というのは、相変わらず残念でしたが…。
中日の先発、ルーキーの中里は、確かにいいピッチャーですけど、巨人に通用しても阪神には…ね、といったところでしょうか。フフフ…。
その巨人はヤクルトに逆転勝ちして、かすかに“望み”をつなげる2.5ゲーム差。まあ「最後にはヤクルト」やとは思いますけど、ちょっと無気味です。(11対4)
(9.25)近鉄ローズ55号、チームはマジック1
近鉄が、日曜日にやった西武の野球を、その西武相手に“再現”した格好になった昨日のゲーム。
それも阪神から行った北川の追撃ソロから、というのが嬉しい。
5回にようやくローズの55号。そしてそんなローズの記録を「勝ちゲームで飾ってやりたい」という中村の、絵に描いたような逆転サヨナラ45号。優勝マジックはとうとう「1」になりました。
いや〜、ホントに凄いゲームでした。ローズに、そして中村に打たれた松坂は無念だったでしょうが、逃げることなく堂々と真っ向勝負の結果なのですから、立派なものだと思います。
ふと、フォーク歌手の高石ともやさんのことを思い出しました。近鉄ファンのともやさんへお出しする年賀状のフレーズは、このところ決まったように「夢は阪神と近鉄で日本シリーズ」。…最下位チーム同士のごまめの歯ぎしりみたいですが、どうやら阪神は完全に置いてきぼりです。
阪神も頑張りました。浜中の12号ソロと上坂の6号2ランの二発で中日に連勝です。これで今シーズンの対中日は14勝12敗となって、負け越しはなくなりました(レベルの低い話ですけど)。
今朝の毎日新聞の運動面に、巨人・王選手が55号を打ったときの記事が掲載されていました。昭和39年9月24日付けのもので、見出しは大きく「大洋(現横浜の前身)、優勝へあと1勝・快打、巨人に連勝」とあって、小さく「王55号」。選手名もチーム名も違いますが、面白いことに日付も1日違いで「よく似た」内容です。
ただ「“剣が峰”に立つ阪神」という見出しもあって、「ふふっ、そうだったのだ」とほくそ笑んでしまいました。この年、大洋は2位阪神に、確か4ゲーム差をつけて全日程を終了し、阪神がこれを上回るためには9連勝あるのみ、という、まさに剣が峰に立たされたシーズンでしたが、何と阪神はそれを実行してしまったのでした。
こんなことを書いたら、近鉄ファンに怒られるかも知れませんが、つまり大洋の「あと1勝」は、優勝マジックではなかったのでした。まあ、今の近鉄の勢いでしたら、残り試合(あと5)全敗はないでしょうし、西武とダイエーがどちらも残り試合を全勝することもありません(西武とダイエーの対決が1試合残っている)。西武(残り4)が全勝、もしくはダイエー(残り5)が全勝し、近鉄が全敗した時に限って、西武かダイエーが逆転優勝する、ということですから、まあ99%大丈夫でしょうね。39年の阪神はやりましたが…。
ところで、昨日「ちょっと無気味」と書きましたが、終盤に来て巨人がヤクルトとの直接対決に6連勝です。つまりゲーム差を6縮めたことになります。20日に、阪神が巨人に負けてたらどうなっていたことか、今頃は……。(3対1、ハンセルがようやく5勝目、成本19S)
久々に、勝敗表です(もうエエでしょうけど)。
1 ヤクルト 127試合 70勝52敗5分け .574 マジック9
残り試合13
2 巨 人 135試合 74勝59敗2分け .556 (ゲーム差)1.5 残り試合 5
3 広 島 126試合 59勝60敗7分け .496 (ゲーム差)8.0 残り試合14
4 横 浜 125試合 59勝63敗3分け .484 (ゲーム差)1.5 残り試合15
5 中 日 129試合 59勝66敗4分け .472 (ゲーム差)1.5 残り試合11
6 阪 神 128試合 53勝74敗1分け .417 (ゲーム差)7.0 残り試合12
●それこそ関係ないかも知れませんが、下は、8月29日(ヤクルトのマジック23)から17〜20試合消化した、昨日までの期間の戦績ですが、「巨人の踏ん張りとヤクルトの失速」が、よ〜くわかります(阪神は相変わらずです。不愉快なデータでスミマセン)。
1 巨 人 18試合 12勝 6敗
2 広 島 19試合 11勝 7敗1分け
3 横 浜 17試合 9勝 8敗
4 中 日 19試合 8勝10敗1分け
5 ヤクルト 20試合 8勝12敗
6 阪 神 17試合 6勝11敗
(9.26)星野監督辞任と、野村監督の口爆弾
中日・星野監督が辞任会見。「私が身を引けば、選手の刺激になる」という言葉に、どこまでもチームを、野球を愛して止まない心情が窺えます。
しかし、この星野監督の辞任は、もしかしたら自身の身を呈して「オタクも潔く辞めれば…」という、野村監督へのメッセージではないのか、そんな気がします。けど、これはちょっと……、ね。
ちょっと前に、実際に見た夢の話を書きました(9月14日)が、このまま正夢となって「来年の阪神の監督に」てな、それこそ夢のような展開にならないものでしょうか。
星野監督の辞任の直接の理由は「現在5位に低迷する成績不振の責任をとって」ということだそうですが、3年連続最下位がほぼ決定的なチームの監督は「辞める理由が、外から見て思い付かない」と語ったとかで、益々星野監督と野村監督の人間性と言いますか、度量の差を見せつけられた思いです。
さて、昨日の阪神。先発井川でしたから、スタメンマスクはまたまたカツノリでした。
何度も書きますが、カツノリがダメと言っている訳では決してないんです。ま、そりゃ、時々パスボールもするし、打てないし(昨日は久々にヒットを打ちましたが)…ですが、問題は「どこもこれといって悪くない矢野を差し置いて」という部分なんですね。
他の選手の気持ち、と言い換えてもいいんですけど、やはりナインの間に「井川にはカツノリ、というのが当たり前になってるけど、何故矢野ではダメなのか」という疑問が、絶対にあると思うのです。まして防御率争いのさなかです。勝手な想像ですが、内心矢野も悔しい思いをしているのではないか、そしてその微妙なモヤモヤが、ゲームに影響しているのだとしたら……。
確かに今シーズン、確か井川の先発で、スタメンが矢野というゲームは2敗、だったと記憶していますけど、それだけの理由なのか…、という思いです。
試合後、勝てない井川に対して、案の定、野村監督の口爆弾が炸裂しました。
「見えないムード、リズム、テンポが試合を左右するからね。まだエースには、ほど遠いわ」。…しかしこれって、キャッチャーのリードの問題もあるのではないか、という感じもするんですけど、それは素人の感覚なんでしょうか。
自責点は1でしたので、防御率はちょっと縮まりました。何はともあれ、まだ防御率トップのチャンスは残っていますので、井川が、これ以上腐らないことを願うばかりです。(0対4)
ようやくヤクルトが勝って、マジック8。けど巨人も逆転勝ちしました。
(9.27)決めたのは、北川
阪神が横浜にサヨナラ負けをして、あとは「近鉄の優勝」しかなかった昨日、本当にマンガにもないような、劇作家も恥ずかしくてかけないような劇的な幕切れで、大阪近鉄が優勝を決めました。
3点差の9回表に、ストッパー大塚。「あれ? 梨田監督は本気なんや」と思いました。
ナインを鼓舞するこの起用が、前代未聞の代打満塁、サヨナラ、逆転、優勝決定ホームランにつながりました。打ったのは北川選手です(何と、今シーズン3度目のサヨナラ打)。
あのまま阪神にいたなら、野村親子の被害者のまま、だったかも知れない、あの北川が、です。
24日の追撃の5号ホームランで、近鉄ファンにも充分存在感を示していたとは思いますが、本当に近鉄に行ってよかったと思います。
去年、阪神での出場機会はわずかに10。7打数0安打の北川が、近鉄に移籍して(させられて?)ホームラン6本、です。阪神時代のホームランは5年間で0でしたのに。
で、ひとつ気になることがあります。
どうなったかは判らないんですが、確か近鉄の優勝が決まったら、太田さんとかいう大阪の知事が、近鉄のマスコットの着ぐるみに入ると、盛んに人気取りをPRなさっていましたが、できれば止めていただきたいと。
知事選挙のときには「阪神ファンです」という“戦術”を展開した太田さんは、「あの人は確か中日ファンでっせ」という声もあったりしました。メッツの新庄をわざわざ“訪問”してパフォーマンスをやったり、てなこともありました。で、近鉄が「優勝するかも知れない」となったら、今度は「近鉄ファンです」では、はっきり言って「大阪の恥」です。
漫才の中田ぼたん氏が「着ぐるみに入りたい、いうんなら入れたったらエエねん。そのかわり出られんようにしたれ」と言ってましたけど、そのとおりやと思います。
大阪府民の“長”が、こういう人やということと、阪神の選手の“長”があの人やと言うことが、何故かオーバーラップしたりして……。
ま、そんなことはともかく……。
反対に阪神は、最下位までマジック4。何しろ今岡、カツノリ、藤本の3人が猛打賞で13安打も打ちながら得点は1。4安打の横浜に負けてるんですから、何をか言わんやです。
もうこの人のコメントを、いちいちとりあげると腹が立って仕方ないんで止めとこうと思うんですが、腹立ちまぎれに書きます。
いわく「13安打で1点?我が軍らしい。これからの大きな課題です。つなぐ野球ができていない。まだそこまで、余裕がないんです。初歩の段階。打席で余裕なんか、さらさらない。狙いダマで精いっぱいなんや」。……高給を貰って、この3年間、何をしてたんや、ということです。久万オーナーがかばい続けた結果、まだ「初歩の段階」なんだそうです。
近鉄と阪神の「天国と地獄」。情けない限りです。(1対2)
とにかく、近鉄のおかげで、大阪の街はちょっとは明るくなりそうです。
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