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(02.08)とりあえず一、二軍の入れ替えなし
今年はどんどん一、二軍の入れ替えをやる、ということで楽しみにしていたキャンプでしたが、どうやら9日からの第3クールでは、選手の入れ替えなし、ということになったそうな。
昨日一軍宿舎で開かれた一、二軍の食事会を兼ねたコーチ会議で確認されたそうですが、まあ、去年のように岡田二軍監督が再三具申したのにもかかわらず「耳を貸してくれなかった」というのとはニュアンスも違いますので、下の選手の張り合いがなくなるということにはならないと思います。「この次」を楽しみに、といったところでしょう。
また11、13日に、6イニングスの紅白戦を行うことも決まったそうです。
さてさて、今朝も“景気のイイ話”がスポーツ紙を賑わしています。
「期待満載のFA砲がベールを脱いだ。片岡7日、初の特打を行って、131スイングで安打性の打球が実に67本。打率・511の驚異的な安定感を見せつけた」
「練習のための練習はしない。練習でいくら打っても、屁のつっぱりにもならない」と片岡が豪語?
「坪井が、117スイングでサク越え8本、安打性の打球39本を記録した。数字以上に、球に逆らわず左右へ打ち返す打球は、安打製造機復活の証明」
「見守った星野監督も“坪井を忘れてもらっちゃ困る”と仕上がりの良さを高く評価した。浜中との左翼争い、いよいよ面白い」
……ということは「すわ、外野戦争か」と思ったら案の定です。
「浜中が、午前のシートノックで桧山とともに右翼に。昨年左翼のレギュラーを奪ったが、今季の保証はない」と、いやが応でも競争意識をあおる、この嬉しい余剰戦力?
投手陣のいい話ばっかり聞こえてくる中で、これまた、いい話? ではありませんか。
そんな中、リタイア1号が。藤田投手が、アメリカンノックの際に右太もも裏を痛め、診察を受けたといいます。「右半膜様筋の肉離れで全治2、3週間」とか。大事に至らないことを願うばかりです。
(02.09)100勝はする?
各メディアの報道は、「ホントにこのまま優勝しそう」てなムードです。
ことに関西では、この時期、毎年そうですけど、ホントのところ、今年の感触は、「これまでとは違う」というものが明らかに存在します。
「今年はやれそうやないか」というムードは、確かにこのキャンプの時期、毎年連日の過激な? 報道に惑わされるごとく、つい“錯覚”してしまうのですが、何度でも書きます。「今年は違う!」。
去年もそんなこと書いてたやないかというお叱りの声が飛んで来そうですけど、いや、今年(こそ)は違います、って。
勝ち星勘定にはまだ早いかも知れませんが、ちょっとその根拠を書きましょか。
まず何と言っても、川尻と薮の両輪。(何度も書きますけど)去年二人合わせてわずか1勝のこの二人が、少なくとも合わせてプラス19。つまり、どうつつましく計算しても10勝ずつは堅い、という勘定ですな。そして井川がプラス3、谷中もプラス3、新戦力のムーアが7勝、安藤が5勝、中継ぎ陣全員でプラス5……。ね、これだけでもうプラス38勝ですわ。
あとカーライルもハンセルも福原も伊達も、それに忘れかけてますけど星野伸もいるんですよ。彼らが全く勝ち星なし、っていうことは考えられんでしょうし、もう星勘定だけしていたら、凄いシーズンになりそうてなモンです。
去年の成績を覚えてらっしャるでしょうか。阪神は57勝80敗3分 勝率 .416 で、当然の事ながら最下位でした。
で、簡単な算数です。57勝プラス38勝では、さていくつになるでしょう? ふふふ……。
う〜ん、そうか。それでも100勝には届かんのか、てな欲張ったことは言わないでください。野球には相手チームというのがあるんですから、そうそうこちらの望み通りには……という部分もあります。(どっちやねん)
しかしながら、考えてみれば、去年あれだけ「大砲がいない」と言われながら(前監督は成績不振の原因にと、これを言い訳にしてました)も、57勝もしているんです。あの監督のもとでさえ、です。今年は違うやないですか。情に熱い星野監督です。それに片岡とアリアスの“新戦力”がありあす、いやもとい、あります。それに去年ほとんど戦力外という屈辱のシーズンを送った坪井のやる気、今岡だって“復讐心”に燃えているはずです。
てなことで、とんでもないシーズンとなりそうな予感がひしひしの2002年、です。
ところで今朝のサンスポに載っていた“ちょっといい話”。
「キャンプ2度目の休日。恒例のOB会幹部との懇親会が行われた。前任者は、この日が来ると宿舎の部屋にこもった。その態度が誤解を招き、軋轢となった。新監督は当たり前のように、飛び出した。新旧の会長(安藤氏、田宮氏)とグリーン会談。夜には安芸市内の料亭で昔話に花を咲かせた。野球人としての連帯感が、さらに強まった1日となった。“田宮さんが、言うとったワ。『やんちゃな2人が来て、このチームに合うな』とな。オレも、若い頃は、やんちゃやったし、何でも知られているんや”。
思えば、まるで運命の糸に誘われるかのように、“阪神”に集結した。参謀の島野ヘッドは安藤会長の監督時代にコーチ経験がある。一方、指揮官が中日に入団した時の打撃コーチが、田宮氏だった。縁も改革コンビを後押しする。また信頼感があるからこそ、会話が成り立つ。確執、衝突、そして孤立…。あの頃の暗い話題はもう、遠い昔の出来事になっていた。
“田宮さんと2人きりになった時に、『阪神は明るさに飢えているので、ちょうど、お前がいいワ』と…。何も意識せずにやれば、選手は応えてくれるとも言われた。心強いな”」。
(02.10)投打に共通する「競争激化」
毎日新聞の運動面で、恒例? の「キャンプ点検」の連載が始まりました。第1回目は「阪神」。
かなり大きなスペースがさかれた紙面には、ここ数日間の間にここで無責任に書いて来たのと同じようなことが掲載されています。
いわく「一軍枠12人の争いは、福原、星野の二軍スタートを感じさせないレベルの高さ」
打撃陣では「片岡、アリアスの期待の移籍組は好調。外野を争う浜中と坪井が抜け出して来た。桧山、赤星も安心できない」……そして「競争激化は投打に共通する」と。
このHPを始めて以来、「指揮官の“資質”次第で、阪神の選手の“潜在能力”は、まだまだアップする」てな感じの事を時折書いて来ましたが、まさに「我が意を得たり」といったところですね。へへ。
(今のところ)ここまで速やかに「星野イズム」が浸透して来た今年、刻々と各メディアによって届けられる選手の元気な姿は、近年に見られない? ほどファンにとっても嬉しい限りです。
前任者がどうということではないんですが(言うてますけど)、何と言っても「明るさ」ですよ。ホントにもう、プロ野球の選手は、単なる「野球をやるロボット」やないんですから(もう、何度も書いてますけど)。
今シーズンの「一番の買い」は、まさにこの部分だと思います。
そして、そういった精神的な部分に、投打の新戦力が加わったわけですから、期待できないはずはありません。他球団のチェックでも「今年の阪神は違う」という声がしきり、という噂です。当たり前でんがな。
サンスポに掲載の『猛虎のお約束』。今朝は和田コーチ。この“企画”が始まって以来、(記憶している限りでは)和田“選手”の公約はずっと「優勝」だったような気がします。そして当然の事ながら今回もそう。あの引退試合で「もう一度優勝出来なかったことが心残り」と挨拶した和田コーチでしたが、今年は念願の公約クリア、ですよ。……多分。
(02.11)安芸市の人口をオーバーした、って
阪神の一軍がキャンプを張る安芸市の人口は21,000人(一部報道では20,000人)で、昨日の日曜日、とうとう“観衆”はそれを上回る23,000人となったとか。凄いモンです、星野人気。
片岡選手も「日本ハムの時の開幕戦より多い」とびっくりしたとか。
これまでの“記録”は、99年の21,000人で、つまりは球団史上最高となったわけであります。この分ですと、星野監督がサンスポ紙上で“公約”した「ホームゲームの観客数300万人」という、とてつもない記録も、もしかしたら……という気にもなって来ます。
まあ、気になることと言えば「ある部分、熱しやすくさめやすい」ところがある阪神ファンが、シーズン通じて根気よく付き合うか、どうかというところです。しかし上位に絡む試合展開、さらにはせめて夏の高校野球の頃まで「今年はまだ判らんでぇ」というシーズンになれば、甲子園で連日50,000という観衆も、決して夢ではないわけで……。
ところでサンスポ紙上には「桧山が元気」というニュースが。
片岡やアリアスの加入で、去年スタメン4番で60試合に出た桧山ですが、新加入の二人によって「もう3、4番は決まり」というようなムードの中「負けたくない。虎の4番はオレだ。アリアスがパワーなら、オレは確実性で勝負する。4番死守に燃える、桧山の打撃には気迫が漂っていた」と報じ、「アリアスやライバルが多い? いい刺激になっているよ。負けないように、4番死守を目指して、競い合いたい」という自身のコメントとともに、サンスポが桧山の“気迫”を伝えています。
「桧山は昨日の初の居残り特打で、178スイング、サク越えは26発。安打性の打球104本という打率 .584の驚異の数字。快音が次々と響く。去年、球団記録の28試合連続安打をマーク。406打数122安打でジャスト3割を打った実績はフロックではないことを証明」。
これもまた嬉しい競争原理です。打線に厚みが増すということはピッチャーにとっても願ってもないことで、“益々勝ちゲームの増産”につながるわけですから。
「4番戦争」大いに結構です。どこかのチームのように、あちこちの球団から4番バッターばっかり集めて来て……、というのとはちょっと違うわけですから。けど今年に限っていえば阪神も日ハムから片岡、オリックスからアリアスを集めて来た、ということになるんやろか。
(02.12)失敗の“次”に期待
昨日の紅白戦では、赤星が脚光を浴びました。4打数4安打の10割、まあ打ったのがウチのピッチャーからですから、100%喜んではおれませんけど。
そのピッチャー陣の中で吉野が大炎上、の3イニングで8安打6失点。
その“ノックアウト”をくらった形の吉野投手に対しては「お前ら(記者)だって、一枚の原稿で合否を出されたらかなわんやろ!」と、“次に期待”の恩情? も。
ところでこの「お前ら」という、記者に対して前任者も使っていた同じ言葉。
いつか書こうと思っていたのですが、星野監督の「お前ら」というのは、前任者の「お前ら」とは全くニュアンスの違うものであるということを、ちょっと前にサンスポの記者さんから聞きました。
文字にすると同じなんですけど、星野監督の「お前ら」には、暖かみと親しみがありますよ、と。
いうなれば体育会系のノリですな。
こういう何でもないようなことが結構人間関係に影響することもあるわけで、記者さんにしても「悪く思わない人」に対しては、「何とかエエ原稿を書こう」としますわな。こういうことって大事なことやと思います。
さて、いよいよ実戦形式での細かいチェックも入り始めました。以下はサンスポから。
「三回表の紅組の攻撃が終わった直後だった。バックネット手前のイスに腕組みをして座っていた星野監督が、一塁側ベンチへ消えた。呼び寄せたのは金沢−山田の白組先発バッテリー。手を動かしながら何やら力説する。その顔は、真剣そのもの。まさに“勝負の鬼”が立っていた」
「今の時点で結果オーライのピッチングではいかん、ということ。(三回一死無走者で)吉本にカウント2−3から<何で真っすぐをスーッと放るのか。ヒットならともかく三塁打を打たれてる。その後の四球もいかん」
「ようやく始まった実戦メニュー。ある程度のミスが出るのも覚悟の上だったが、ただ漠然とゲームが進むのは見過ごせなかった。打者2人が打ち取られるまでの、5分くらいの短い時間だったが、対象の2人の背筋をピーンと伸ばした」
「頭を使っていないと言われました。初球の入り方。それと三塁打を打たれた場面は、2−3から簡単にストレートを投げて、“あそこはスライダーやろ!”と…。肝に銘じてやります」
そうコメントした金沢の“次”に期待、です。
悪いところは、その場で即チェックするというのは、これまでにも行われていたことでしょうし、別に星野監督だからどう、ということではないんですけど、問題は「チェックを受けた側がどう感じるか」ということ。スッと頭と体に入っていくような“説法”は、貴重なプラス作用がありますが、「この人は判ってくれていない」というとらえかたとなるようなものは、単なる「おこごと」で、精神的にも何のプラスにもなりません。この部分も、星野監督に期待する根拠なのであります。
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