新しい更新分は、一番下です。3.05更新
(基本的に選手名の敬称は略)

(2.26)桜井選手への期待

ひと足お先に、二軍がキャンプを打ち上げました。
そのキャンプ前から、岡田監督が名前をあげていた桜井の評価が揺るがないといいます。監督は来月2日から始まる教育リーグ15試合すべてに「4番で使う。(将来の)大砲候補として英才教育を施す」と明言。高卒ルーキーの一軍出場がいつになるのか判りませんが、現状では「下でじっくり」の方がいいのかも、という感じです。

ま、とにかく去年と違って「上とのコミュニケーションもバッチリ」という今年のキャンプ、「選手に気持ちの違いが出ていた。当たり前のことだけど、ようやくできるようになった」と前任者には通じなかった“ハートの部分”も加味された? こともあって、いいキャンプだったことを、岡田監督は強調していたようですが、よかったんやないですか。

で、案の定? 星野監督がオープン戦9タコの浜中に対して「レギュラーを外国人にとられるぞ」と叱責とか。何度も書いてますけど、坪井に加えてホワイトも加入した今年の外野戦争。確かに「去年1年だけの実績」では、いくら星野監督や田淵コーチが期待を寄せていると行っても、安泰ではありませんし、ここはもう「奮起」以外にないでしょうね。
将来の大砲候補の桜井よりも、まず浜中がチームの大砲として活躍するときこそが、ダイナマイト打線復活の序奏、という気がします。生意気な考えかも知れませんが。


(2.27)直球が動く? バルデス

成本とともに、抑えとして期待されている新加入のバルデスが、フリー打撃に登板。
何でも直球が“動く”のだそうです。
「いい感じで投げられた。出来は80〜85%くらいだと思う。競争は激しいですが、チームのために抑えができるのなら精一杯やりたい。オープン戦までに投げ込んで調子を上げて行きます」というコメントがサンスポに掲載されていましたが、星野監督自らが獲得に乗り出したというこの「背番号18」の出来不出来が、ある意味で今年の阪神の命運を握っているわけで(ちとオーバー?)、本番での本領発揮、といってもらいたいものであります。

ところで、この「直球が微妙に動く」という“芸当”ですが、バルデスは「意識的に動かしている」のだとか。今朝のサンスポには、星野監督の「もう少し真っ直ぐは速くなる。そうすれば動くボールももっと効果的になると思う。動くボールというのは、日本人が最も打ちにくいんや」というコメントとともに、対戦した3人の選手のコメントも掲載されています。(以下引用)

藤本→「ボールすべてが微妙に変化していた。ゴロを打たせて取るタイプですね。コントロールが悪そうに思っていたけど、コースもギリギリをついていた。低めに沈むボールも投げてた。いい投手だと思います」
松田→「手元でボールが変化するので打ちづらい。内角にスライダー、外角にシュート。低めの球も動いていた。球速もこれからどんどん上がるだろうし、実戦だともっと打ちづらいんだろうね。三振を取るというより、ゴロを打たせて取るタイプだと思う」
沖原→「いいボールを投げていた。ボールが動いていたのが印象的。ストレートも素直な回転のものがなかった。日本ではあんまりみないタイプだよね」

……味方でよかったね、といったところでしょうか。

ところで昨日の安芸。坪井が凄かったそうです。
特打ちで、105スイング中31本のサク越え。しかも、和製長距離打者でも滅多に飛び出さないバックスクリーン超え140メートル級弾を、5発乱れ打ちとか。
「首の位置を変えたんだ。反っていたのを前に持ってくるようにした。今までの形ではうねりができないからね」という田淵コーチ。
オマリー臨時コーチは、ビデオ撮影した打撃フォームを一緒に見て、マイナーチェンジに踏みきったのだとか。坪井自身は「ボールを見る角度の問題です」。

コーチと選手の二人三脚で“進化”した坪井選手。外野の一角を奪取できるのでしょうか。


(2.28)投が、打がいい。“身内同士”とはいえ

雨の中での紅白戦。薮が、ムーアが、井川がそれぞれキャンプの成果を披露するかのように好投。“身内同士”の戦いというのが、ちょっと惜しいという感じもしましたが、着々と戦力アップしているという様が伝わってきます。
開幕戦は井川、というムードがありありですが、「どっこい、俺もいる」という薮。去年は「開幕投手」を打診されて回避した同じ男が、今年は猛烈にアピール。監督が変わればここまで選手も変わるんですか、てなモンです。どなたですか? 自分勝手やなと言うてる人は。

バッターでは、まず赤星。左に、右に(左腕から)二塁打2本。
「やっと納得できるものが出たと思う。2安打とも満足のいく内容です。狙ったところに2つとも行きましたからね」というコメントに頼もしさを感じます。
そしてアリアス。井川から左前に先制タイムリーを放って“主砲”の存在感をアピールしました。
「いい気分だね。でも、初打点とかはそれほど重要じゃないよ。今は少しずつ打撃のチェックをしていく段階。オープン戦は生きた球を打つことが重要。もっとタイミングをとっていかないと」と言うアリアス。「今年こそ、ホントに久々外国人選手は“当たり”」を感じさせてくれます。

……と、そんな中、浜中がちょっともがき苦しんでいるようです。昨日の最後の紅白戦でも3の0。オープン戦9打数、紅白戦7打数の計16打数にヒットなし。坪井のめざましい“追い上げ”に対するプレッシャーではないと思いますけど、あせりがあるんでしょうか。それとも疲労? まあ、オープン戦の残り18試合で、きちんと調整していくとは思いますけど。
その浜中に、田淵コーチから鉛筆書きのメモが手渡されたそうです。
. 自信を持て 2. 結果を楽観視しろ 3. 自己暗示
なかなかエエことするやないですか、田淵コーチも。「部屋に飾って肝に銘じます」と言う浜中。大丈夫ですって。


(3.01)“実り多い”キャンプ打ち上げ

残念ながら? 野村サンの1年目には届かなかったそうですが、13万7,200人(球団発表)のファンが訪れた安芸キャンプが打ち上げ(99年は14万4,800人)。
星野監督は「あっという間で短かった」と表現しましたが、“充実したキャンプだった”ということなんでしょうか、それとも“やり残した”ことがあるから、そう感じたということなんでしょうか。
まあ「戦力的に少しはアップしたかな。今後が楽しみ」と続けた監督のコメントが額面どおりであるならば、エエ感じのキャンプであったということなんでしょうね。
ただ「戦えるという手応えはまだ感じていない。いつごろ感じさせてくれるのか、楽しみやな」というコメントには「満足してはいない」という本音がありあり。当然ながら“もっともっと上をめざす”ということなんでしょうけど。

これからいよいよオープン戦も本格的になって、開幕に向かって緻密な戦力分析などが行われますが、「今年こそ」を期する選手、「去年以上」をめざす選手、「新しい環境で頑張る」という選手……、いろんな思いを胸に、突撃開始です。

今年のキャンプ、毎朝選手が「朝のひとこと」の挨拶、というのがありましたが、大半の選手が「今年は優勝」という言葉を口にしたといいます。
これまでにない“感触”を肌で感じ取っているからでしょうけど、ぜひともかけ声だけに終わらないことを願っております。ま、もっとも最初からちょっと「目標が大きすぎる」という気もしないではありませんけど、星野監督自身が「当然優勝を狙う」と言うてはりますから、「期待してもエエのかな」という感じもします。

キャンプ"MVP"には、日本ハムから移籍の中継ぎ候補・原田(5年目)と、監督からレギュラー起用を明言された? 藤本(2年目)の名前が挙がりました。
星野監督は「原田がおもしろいと思う。働いてくれそうやな。藤本は守りの子だと思っていたけども、バットのスイングが速くなってシャープになった」とうれしい誤算を強調した、とか。
期待どおりの活躍、と行きますように……。


(3.02)投手王国

先発ピッチャー候補の数が多くて、さて誰と誰が残るのか、誰が“犠牲”になるのやら、という嬉しい状況の中、そういえば彼もいました……という福原。福原投手は、右肩の故障で二軍調整中ですが、昨日、鳴尾浜球場ブルペンで今季最多の130球の投げ込み。
今年の“豊富”な布陣から考えれば中継ぎということになるんでしょうけど、それでも福原が万全ということになれば、投手陣はもう12球団一ではないでしょうかね、ホント。

ハンセル、カーライル、ムーアの3投手の中では誰が下に行くのか(バルデスは抑え)。そして井川、川尻、薮、安藤、星野伸、谷中、伊達らの中で中継ぎに回るのは? そして上に残れないのは? ……考えるだけでも嬉しくなってきます。
普通、ピッチャーは多くて11〜12人。あと星野監督が期待するという原田もいる。もちろん遠山や金沢、吉野、伊藤、成本、西川、弓長、移籍組の川俣や横田らも。何なら? 藤田や藤川だって……。どうしますか、ホントに。

ここまで名前をあげただけでも24人。このうち半分のピッチャーが一軍で投げられないということになるわけです。もっともそれだけ上と下の入れ替えが激しくなるということですけど、ということはとりあえず今年も二軍の優勝は早くも決定、ということですな。力があるのに上で投げられないピッチャーが、憂さ晴らしとばかりに格下の二軍で次々と投げるわけですから。
岡田監督も今年はやることがない?
星野監督も島野コーチも、さぞかし頭の痛いことでしょうね。

てなノー天気なこと? を考えつつ、3月30日が待たれるこの頃です。

今日はオリックスとのオープン戦。“古巣”相手のアリアスの打席が楽しみです。


(3.03)あれれ? 3連勝

最後は、あわやサヨナラ負けの大ピンチ、というのもありましたが、いきなりの3連打で1失点のあとを成本が見事にさばいて、結果オーライ。
しかし先発の川尻も、ちょっと気を抜いた? 3回にコンコンコンと3連打。しかもみんな初球を打たれてしまって2失点。「制球がいいのに、ストライクを欲しがるのが……」と星野監督が評したように、オリックス打線をちょっとなめてた? 
ま、川尻は結局5回を投げて、この回の3安打だけであとはノーヒットという、まずまずの? できばえでした。

ところで、6回に坪井が見事な2ランを打ちましたが、このときのピッチャーは小川投手。オリックスが自由競争枠で獲得した選手でしたが、昨日のサンスポに「阪神打線相手に力試し」てなことが書かれてあり、「何を言うてまんねん、100年早いがな」と思ってましたら案の定。
巨人と同様、昔から“初物”、特に左腕に弱いというイメージのある阪神打線ですが、前もって堂々と“宣言”されれば、そりゃ「プロの意地、見せたろか」てなことにもなりますわな。ま、勝手な想像の上に、恐らく坪井選手にしてみれば、そこにちょうど打ち頃の球が来ただけ、てなモンでしょうけど。

蛇足ながら阪神の4得点は、すべて二死からのもの。この点だけでも「去年とは違う」というものを感じさせてくれます。「決して諦めない」というキャッチフレーズそのものの野球は、少々オーバーに言えば「勝ちへのこだわり」。……別にオーバーでもないか。

◇2日・オープン戦(神戸)
阪   神 002 002 200…4
オリックス 002 000 001…3


(3.04)4連勝しましたけど

新4番候補のアリアスが「お待たせしました」とばかりに、やっと会心の当たり(3回)。素人が何を生意気なことを、てなモンですけど、変化球をファールで逃げ、そして難しい球をすくい上げるようにして、レフトの頭上を越すタイムリー二塁打。
オマリー臨時コーチと取り組んできた「変化球に対応する我慢の打撃」が結果となって表れたといったところでしょうが、ふとあのフィルダーのことを思い出してしまいました。
阪神にわずか1年しかいなかったフィルダーは、メジャーに復帰してからホームランと打点を荒稼ぎしましたが、確か向うのインタビュアーに答えて「日本で(打席で)我慢するということを覚えたから」という意味のことをコメントしていましたっけ。
オリックスでは去年38本のホームランを打ったアリアスも、セ・リーグの野球はまた違うから“額面どおり”に行くかどうか、という不安視の部分もありましたが、こういう「我慢の打撃」がこのまま持続すれば、4番はOKやないでしょうか。

今朝は、イの一番に「4連勝!」と書きたかったところですが、昨日のオリックス打線は、言うならば一軍半といったところの選手がスタメンにズラリで、一方“こちら”は、片岡を除いて全くの本番体制でした。しかも先発の井川(5回をヒット2)からムーア(3回をヒット1)、バルデス(1回をヒット1)という、公式戦でもお目にかかれないような豪華リレー。これで点をとられていたら情ない。で、案の定の「完封」ゲーム。
「例えオープン戦であろうが、勝ちぐせをつける」という星野監督の思惑どおりのゲーム運びとなりました。好調坪井のタイムリー(6回)に加え、8回には代打カツノリが1号。浜中だけがまたまたちょっと心配ですけど、ま、オープン戦もまだまだ続くわけですし、何とかなるんと違いますか。

◇3日・オープン戦(倉敷)
オリックス 000 000 000…0
阪   神 001 001 01X…3


(3.05)オマリー「特命」コーチ

オマリー臨時コーチから「臨時」という文字がとれました。つまり、当初はオープン戦終了まで、というものが、シーズン中も正式にコーチとして契約、ということになったそうです。1年契約ながら背番号も89に決定。「役割分担」としては、二軍を指導することもあるとかで楽しみがまたひとつ増えた感じです。名称は「特命コーチ」。別に怪し気な活躍を期待、てな訳でもないんでしょうけど。

今朝のサンスポは、オマリーコーチの安芸キャンプでの“功績”を、次のように書いています。
「安芸キャンプでは田淵チーフ打撃コーチ、和田打撃コーチとスムーズに連係。時には打撃投手もこなし、選手との距離もごく身近だった。
西武・松坂からバックスクリーンへ叩き込んだエバンス、オリックス戦で決勝2ランを放った坪井、打撃急成長の藤本。みんな“門下生”だ。
その熱意あふれる指導が田淵、和田両コーチを動かし、島野ヘッドコーチから星野監督へとオマリー“続投”の意志が一本化。特命コーチ就任につながった。
(略)“特命”には打撃だけでなく、時にはバッテリーに、そしてファームにと、広い枠内での活動が盛り込まれている」。

記者会見に臨んだオマリーのコメント。「藤本、坪井らすばらしい才能をもった選手がたくさんいる。自信をつけさせてやれば、もっともっと活躍できる。素材を花開かせること。それを実行していきたい。日本で野球を経験し、アメリカでも4年間、指導者としてキャリアを積んだ。今は、多くの経験を日本の選手に伝えていくことに、より大きな喜びを感じる。星野監督から『そのまま続けてほしい』という言葉をもらった。素晴らしいリーダーシップで、チームを正しい方向に導いている。その一員になれたことが嬉しい」。
そしてファンにも嬉しい“予言”も。
「近い将来に、強くなったな、と言えるチームになるよ。ファンと同じくらいスタッフも優勝に飢えているからね。いい仕事をしたい」。

田淵コーチも「キャンプでは助け合いながら指導にあたってきた。ここにきてしっかりとした役割分担もできたし、キャンプ、オープン戦だけでは物足りないと思った。彼の熱心な指導、技術論をシーズンを通して生かし、よきアドバイザーとしてチームを助けてもらいたい」とコメントし、チームの“再建”に向けて、力強い助っ人を得たとのニュアンス。

首位打者をとった年にヤクルトに移籍させられ? その復讐心からか? 特にオマリーにはこっぴどくやられたイメージが残っていますが、味方となればこれほど心強いものはありません。甲子園球場でまた「阪神ファンはいちばんや!」という雄叫びを聞いてみたい気もしますけど、これはちょっと難しい話でしょうね。いや、もしかしたら勝利者インタビューに乱入して……てなシーンもある?



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(2000.6.27〜)

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