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(3.13)星野監督、甲子園で初勝利
オープン戦とはいえ、星野監督が甲子園で初采配、初勝利。
風邪でダウンの井川に替わって、薮が先発しましたが、4回を投げて2安打4奪三振無失点と、段々結果を出しつつあります。
浅井が堂々と甲子園デビューを果たし、2回に先制タイムリー打。薮のあとを投げた成本が二塁打を2本打たれて2点とられましたが、阪神はすかさず坪井とホワイトで逆転。そのまま伊藤、遠山、バルデスが「公式戦なみ」にきっちりと抑えて、これで“ぶっちぎり”の首位キープ。
強い阪神は嬉しい限りですが、そろそろ例年のごとく“いつもの”心配事が頭によぎります。今年に限っては、いやに強気なことばっかり書いてるような気がしますけど、「公式戦突入前に“運”を使い果たしてしまうのではないか」という猜疑心、です。
しかしまあ、本音の部分では「やっぱり今年は違う」という確信めいたものもあります。選手とベンチの一体感といいますか、ここ数年感じられなかったムードが、数字に表れないプラスアルファの要因を導き出しているような(なんかビジネスレポートを書いているような言い回しですけど)感じです。
先発の薮も「微調整の段階まで来ている。ボールが高いが、もう少し腕を振り抜ければ低めに来る。今のチーム状態から考えたら、1、2点の最少失点で抑えられたら、打線が爆発してくれる。投げる方も野手に信頼されるように、していきたい」というコメントを発したように、とかく去年まで“バックアップ”を期待できない余りに、相手チームにビッグイニングを提供してしまうという悪いくせが多々見られた薮でしたが、昨日のような我慢の投球と、さらには「バックの信頼」が加われば、完全に軌道に乗れると思います。
去年0勝の汚名返上のためにも、今年は最低ふた桁を目指してもらいたいものです。
そして、ホワイトの評価がうなぎ上りです。サンスポ紙面から、ホワイトのコメント。
「田淵さんにオマリーさん、和田さん。コーチのみんなといい練習が出来ている。気持ちよくリラックスしながらプレーさせてもらっている。打てた理由はそれだよ。日本の野球がいかに変化球が多いか判ったから、中堅から右に打つ練習をしたんだ。そうすることで日本に慣れることができると思う」
ホワイトは、試合後も表情を緩めることなく、ベンチを立つとロッカーに背を向け、オマリー特命コーチと共に三塁側室内練習場に直行し、30分間マシンで打ち込んだといいます。
このどん欲さがエエですね。
10日の近鉄戦(高松)で守備の際に走者と交錯し、左足を痛めたエバンスの二軍落ちが決まった、とのことですが、ホワイトの一軍定着が益々現実味を帯びて来ています。
◇12日・オープン戦(甲子園)
ロッテ 000 020 000…2
阪 神 010 020 00X…3
(3.14)恐いくらい
12日のロッテ戦で、11安打しながら3点しか取れなかった打線を「7、8点取らないといかん」と叱った星野監督でしたが、昨日は8安打で6点。まあ、相手のミスでもらった得点(7回二死からの2つの暴投などで3点のだめ押し)もありましたが、これはミスに付け込んだ阪神の強さ。
ルーキーの浅井が、12日の初安打・初タイムリーに続いて今度は先制2ラン。矢野も真っ青になったんと違うかな、てなアピールぶりです。せっかく一軍帯同の吉本なんて、もっと複雑かも。
さて先発の伊達。6回途中で“期待の”原田にマウンドを譲りましたが、5安打2失点とまずまず、と思ったんですが、星野監督の評価は「何回投げた? アイツは。5回3分の1か。そのうち何回、先頭打者を出した? 4回や。入り方が悪い。本人にも言った。この前の松井(7日の巨人戦で食らった先制2ラン)もそう。巨人戦の方がよかったな。いいボールと悪いボールがはっきりし過ぎ。特別、悪くはないが…。本人に入り方を指摘した」と今一つでした。
ところで、と。浜中にやっと一発が出ました。打ったとたんにホームランと判るようなどでかい一発。
「あんな手応えは年に1回か2回でしょう。いままでのモヤモヤがちょっと解消されたかな。ずっと教えていただいて、とりあえず大きいのを1本打ちたかった。自分の納得がいくスイングができたんで、これを励みにしたいです」という浜中のコメントに、「今度こそ大丈夫」と確信しました。
8回にもヒットを放って4の2。星野監督も「まあだんだん、よくなっていることだけは、確かやね」と誉めてましたね。
阪神はこれで2度目の4連勝。10試合で8勝1敗1分けと、恐いくらい絶好調です。
◇13日・オープン戦(甲子園)
日ハム 000 101 001…3
阪 神 020 010 30X…6
(3.15)恐いくらい……パート2
昨日のダイエー戦、先発ムーアは5イニングスを投げて打者19人に被安打1の4奪三振。
5回の失点も「内野ゴロの間に」という1点で、自責点はつかず依然無失点。まさに“頼れるムーア”の株はうなぎ上りといった感じです。
2回には小久保を真っすぐで、松中を腕の位置を下げた真っすぐで、城島をサークルチェンジで3者連続の空振り三振。三回の一死二、三塁のピンチも、柴原を遊ゴロ、バルデスを見送りの三振に仕留めるという好投に、「ピンチを作ったが、打ち取ることもできたし、いい経験になったね。いくつかのボールに力みがあった。手先だけで投げていたから、その辺を修正するよ」と言うムーア。
“ホントの実力”を早く見せてもらいたいという期待感が、ますますふくらむ思いです。
ただ星野監督に言わせれば「ぼちぼちやな」という出来なのだとか。キャッチャーの矢野も「調子はそれほど良くなかった。少し甘い球が多かった」と。これでシーズンに入って「ナイスピッチングや!」と監督が絶叫するようなことになれば、いったいどんな投球ということになるんでしょうか。
ただ、確実に言えることは、井川と併せて左腕二人の先発ローテーションの一角、は間違いのないところということ。
ホントにどうします? 先発陣が豊富ということは、中6日、とか中7日とかいうローテーションになったりして、変にピッチャーのリズムが狂わないか、そっちの方の心配もしなければならなくなりますね。あ〜あ、また頭の痛いことで……(笑)。
さて、ちょっと不調のアリアスが、昨日は2安打2打点(先制打とダメ押しのタイムリー)とまずまず? 8回のタイムリー打は「甲子園以外ならどこでもオーバーフェンス」と監督がコメントしたように、アリアスもまた“頼れる4番”に向けて着々と地位固め、といったところでしょうか。
阪神はこれで5連勝。勝率は何と9割。驚異の数字です。11試合を消化して2位(巨人)に2ゲームの差をつけてるんですから凄いです。
◇14日・オープン戦(甲子園)
ダイエー 000 010 001…1
阪 神 101 000 21X…5
(3.16)ようやく負けてくれた?
勝てば勝ったで「このままで“本番”は大丈夫かいな」てな心配をしてしまう。
阪神ファンのサガ、であります。ですから、決して負け惜しみではなく、そろそろ負けておいてくれた方が安心できるという妙な心理?
それにしても、開幕巨人戦のすぐあとに対戦する横浜に、ホンマにあっさりと負けてしまいました。完封負けですわ。
アリアス、ホワイトの“両主砲”がノーヒット。逆に先発の川尻が相手の下位打者(小川)に2ランを打たれてしまいました。そしてカーライルが、またもや背信の投球。あっさりと二軍降格を言い渡されてしまいました。
よかったところは……。12日のロッテ戦で手に死球を食らった片岡が、とりあえず実戦に復帰できたこと。3番、サードで先発出場して3の1。第2打席の四回一死走者なし、の場面ではPL学園時代のチームメート、野村の直球を左前に打ち返しました。これがオープン戦での初安打です。
今朝のサンスポの記事を、ちょっと引用しておきます。
「“卒業して10何年だからね。不思議だったね。本当に不思議な感じがした”。初安打の感激より、感慨が上回った。マウンドに野村がいる。高校時代、共に汗を流し、87年に甲子園を春夏連覇。FA移籍か残留か悩んだ時は、電話で心安らぐ言葉をくれた大の親友だ。今までも、オープン戦で何度か顔が合ったが、今年は同一リーグの敵同士。冷静な男も、久々の興奮と高ぶりを覚えていた。
一回は132キロのストレートに一ゴロ。そして2打席目の四回、1−0からの2球目を、片岡らしいライナーで三塁手と遊撃手の間をきれいに打ち抜いた。
“野村が投げるんだったら、2打席ぐらい立つよ”。試合前練習で、近くを横切った親友にそう告げた。しばし、会話を交わして真剣勝負を誓い合った。充実した力と力の勝負が気持ちよかった」
あと、スタメンマスクの吉本が2安打、浜中と平下(代打)がそれぞれ1安打しましたが、同じリーグのチーム相手に完敗でした。
今日はヤクルト戦、そして明日が巨人戦と続きます。
「本当のところはどうなのか」という部分を見せてもらいたいものです。
◇15日・オープン戦(甲子園)
横 浜 020 000 200…4
阪 神 000 000 000…0
(3.17)何と10勝目!
「常に臨戦体勢を」ということだそうです。
15日の横浜戦で、田淵コーチが「二死満塁で左腕野村に対して左の藤本」の場面で、監督に代打を進言したところ「(代打要員が)みんなベンチにすわったままやないか」と。
つまり「選手は試合を読んで欲しい。野球は全員でやるもの」ということ。で、昨日は田淵コーチが八木、広沢らに「どんな展開になっても5回になったら準備しろ」。
阪神の野球が、“星野効果”で、またひとつ賢くなりました。(?)
その効果は、1点負けていた8回にやってきました。まず代打ホワイトの二塁打、浜中の内野安打などで築いた一死満塁の場面で、それまで2安打していた坪井に替わって、代打八木。これが「公式戦なみに気合いが入っていた」という打席で、八木の逆転の2点二塁打になりました。
続く沖原も2点二塁打、今岡までもがタイムリー打を打ってしまいました。この回5点。絵に描いたような攻撃でした。
ゲームは1回裏に桧山が、3回裏に片岡が、4回裏にルーキー浅井が犠牲フライで、着々と加点。阪神には珍しく? タイムリー打なしでの3点でした。
先発谷中は、5回までノーヒット・ピッチング(出塁はエラーの走者一人だけ)も、6回表にスタミナ切れか、4点を取られて逆転を許しましたが、どっこい阪神には8回裏の“嵐のような”攻撃が待っていたというわけです。
オープン戦はこれで13試合、10勝2敗1分けの勝率 .833。早くもオープン戦勝ち越しが決まりました(5年ぶり!)。最下位中日とのゲーム差は7ゲームとなりましたが(そんなこと比べてどうすんねん)、さぞかし中日ファンは悔しがってることでしょうね。ま、あまり関係ありませんけど。
◇16日・オープン戦(甲子園)
ヤクルト 000 004 000…4
阪 神 101 100 05X…8
※HP開設以来、ずっとこのページのタイトルは「何とかせんかい! タイガース」でしたが、
今日から「2002年 Vへの道」に変更しました。文字どおり優勝に向けて、毎朝これからも更新していきます。引き続きよろしくご声援ください。
(3.18)プレ開幕戦の巨人に連勝
甲子園での巨人戦は、オープン戦とはいえ独特の雰囲気があります。
始球式に「ミスタールーキー」が登場するという“余興”もありましたが、先発陣は両軍ともベストメンバー。そして観衆も公式戦なみの48,000人。
星野監督の“本気”の現れは、6回表の松井ひとりにぶつけた原田、8回一死一塁で高橋由、松井にぶつけた弓長の起用でした。おとどしにズバズバと決まった遠山の役割を、この両左腕にゆだねるというテストなんでしょうか、いうなれば左打者に対する「ひとり一殺」です。
去年は、ちょっと遠山が松井に通用しない場面もたま〜にありましたが、特にテスト入団の原田の出現は、松井にとってはまたまた天敵現る、といったところでしょうか。「気迫が全面に出る、星野監督好み」といわれる原田投手ですが、公式戦でも何度もあるこういう場面での役割分担に、自らの活路を見い出してもらいたいものです。
先発ピッチャーは、阪神が星野伸、巨人が桑田。
ゲームはいきなり、清原の2点タイムリーで始まりましたが、その裏にすばやく同点(今岡、桧山のタイムリー)にするなど、がっぷり4つでした。
原田、弓長以外の中継ぎ陣も、きっちりと仕事しました。伊達が2回を、伊藤が1回をそれぞれ被安打1。6回以降を“完封”しました。
片岡が2安打して、甲子園で“初タイムリー打”。このところちょっと調子を落とし気味の藤本もタイムリー打を放ちました。
赤星の盗塁も、早や8個目。このペースですと今シーズンは80個ちょうど?
「背番号くらいはやりたい」と目標の数字を、とりあえず53においている赤星ですが、楽勝やないですか、これやったら……。
◇17日・オープン戦(甲子園)
巨 人 200 010 000…3
阪 神 201 100 00X…4
※このページのタイトル「何とかせんかい! タイガース」は、昨日から「2002年
Vへの道」に変更しました。
(3.19)アリアスに緊急手術
昨日は「完全休養日」。
たかがオープン戦とはいえ、阪神はセ・リーグのチームにも3勝1敗と堂々たるものです。
ピッチャーよし、打線もよしで、ここまで文句のつけようのない“仕上がりぶり”で、ま、いきなり優勝はともかくとして、少なくとも他のチームに置いてきぼりをくらわされるということは、今年に限って「ない」と思います。……エライ謙虚ですけど。
せっかくここのタイトルも、期待を込めて「2002年 Vへの道」と改題したんですから、公式戦では何とか今の調子を持続させて、それこそVへの階段を一歩ずつ上がっていってもらいたいものです。
さて、そんな「わくわく感」いっぱいのなかで、新しい4番として期待されているアリアスが、どうも元気ありません。
今朝のサンスポには、そんなアリアスにオマリー特命コーチが“緊急手術”を施す、という記事が掲載されています。以下サンスポから。
「苦闘を続けるまな弟子を見守ってきた背番号89が、ついに実力行使に踏み切る。『4番・アリアス緊急手術』。執刀医はもちろん、名医・オマリー特命コーチだ。
“あさってのゲームには帯同させないで、鳴尾浜で打ち込みをさせる。200スイングくらいの特打になる。1日限定のキャンプだね”。
青い目の師匠は、“手術”の意図をそう説明した。アリアスは19日のオリックス戦(神戸)には出場するが、そのまま姫路に移動するチームとは離れて鳴尾浜へ。翌20日は、キャンプさながらの特打で大砲の感覚を取り戻すのだ。
“修正点? タイミングだけ。今はタイミングが速くなったり遅くなったりしているからね”。
オリックス時代の2年間で通算62アーチの長打力は影をひそめ、ここまでのオープン戦は0本塁打。特にここ3試合は10打数でヒットも出ていない。赤星&今岡で形成する1、2番コンビ、FA砲・片岡らにメドが立った今、新猛虎打線の完成はアリアス待ちの状態なのだ。
“アリアスには『チームに慣れるように、毎日毎日努力しろ』と言い聞かせているよ。攻撃、守備、タイガースの文化に慣れるんだってね”。
きまじめで、たとえ好調であっても悩んでしまうのがアリアスの素顔。ソフトに包んでアドバイスを投げかける。Vのキーマンとして、この“治し屋”がクローズアップされたことは確かだ」
今朝のサンスポではまた、今季の外国人選手の“動向”についても触れていますが、これはもう大方の予想どおり。
7人いる外国人選手のうち、一軍に残れるのは4人。ピッチャーではハンセルとカーライル、打者ではエバンスが、どうやら二軍スタートとなりそうで、対照的に絶好調のムーアと、新守護神候補のバルデス、爆発を期待のアリアス、ガッツ溢れるホワイトの4人が「合格」となりそうです。
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