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(7.23)星野監督のドキュメンタリー
昨日、日TV系で星野監督のドキュメンタリーをやっていましたね。ご覧になられた方も多かったと思いますが、「素顔に迫る」というテーマの、この手のものとしては、ちょっと手法の異なる内容でした(『スーパーテレビ』21時〜)。
ひとことで言ってしまえば「この監督と一緒に野球をやれる阪神の選手は、幸せ者やな」という印象でした。そして、その阪神のファンでいられる我々も。
普段あまり見ることの出来ない、私服姿の監督に密着し続けたカメラが、いろんな角度から素顔を追い続けましたが、「人間星野」が、よくとらえられていたと思います。
特に印象に残ったシーンは、「選手は家族」と公言する監督に、インタビュアーが「監督、お願いがあります。殴ってください」とリクエストした部分でした。星野監督は即座に「殴るのは、大事な選手だけ」と返しました。
ところで、このドキュメンタリーを見て、ふと“比較”してしまったのが、先月収録されて来月放送予定のCSTVの特番『トラ!
トラ! トラ! ガッツや 星野タイガース』という56分番組のこと。
藤本義一さんや飯星景子さん、小山正明さん、中田良弘さんらが「星野阪神について語る」という内容ですが、昭和39年の優勝シーンや、60年のバックスクリーン3連発、優勝決定のシーン、日本シリーズでの胴上げシーンなども盛り込まれていて、ファンには嬉しい内容もいっぱいです。不肖私めも、チラッとコメンテーターとして出させていただいていますが、CSが見れるという恵まれた環境の方は、およろしければご覧になってください。(もっとも8月放送予定ということ以外、放送日は聞いておりませんので、ご面倒ですが番組表でご確認ください。ちょっと無責任ですけど)
さて、星野監督の「裏の部分」というのが、一時週刊誌をにぎわせましたが、まあ、それはそれ。ファンは、阪神の野球を通して監督を見るわけで、野球以外の部分に関しては、どうでもエエように思います。こういった番組がシーズン中に放映されるということも、星野監督の魅力の現れでありましょうから、ファンにとっては嬉しいことではないか、と。
てなことはさておいて、今夜から対巨人3連戦。8.5ゲーム差と開いてしまった今、阪神には3連勝以外ないように思います。
「2、3戦目は考えていない。あしたしか考えていない」と語った星野監督でしたが、今夜は井川、そして明日が薮、明後日がムーアという「三本柱」の投入が予定されている大きな山場に、今シーズンの阪神の命運がかかっているといっても、決して過言ではないと思います。
(7.24)う〜ん・・・・
1回、自身のエラーで先制点を与えてしまった関本が、最終回に意地の2ラン。
けど結局、それまでのゲームでした。
星野監督が「ディフェンスにやられた」と評したとおり、桧山の打球(1回、3回)が、浜中の打球(4回)が、仁志の守りに阻まれてしまいました。
けど、最後は何で赤星(4月18日以来の一軍戦出場。1回にいきなり左前打と盗塁)に代打・広沢だったんでしょう。(広沢は三振)
二軍は広島に7対2。また首位の座を奪回しました。
◇7・23(甲子園)(阪神6勝10敗/通算39勝38敗2分け…遠のく首位)
巨 人 101 100 001 … 4
阪 神 000 000 002 … 2
〈勝〉桑田 5勝6敗 (S)河原 3勝2敗18S 〈敗〉井川 10勝5敗
(本塁打)関本 4号(鄭)、清水 9号(井川)、二岡 13号(部坂)
※今岡猛打賞、片岡、関本2安打も……。
(7.25)どっこい、まだまだ
昨日は甲子園観戦。
球場に着いたのは、3回表、巨人の攻撃の時。ところが、マウンドにいるはずの薮がいない。スコアボードを見ると、ライトも高波。桧山の名前がない。スコアは0対3。
携帯ラジオのスイッチを入れてみる。やがてラジオで、その辺の“事情”は飲み込めましたが、これはえらいこっちゃ、と。3連勝の薮と3割バッターの桧山が故障。いずれも全治3週間、とか。
このピンチに、まず中継ぎ陣が踏ん張りました。今季初登板の藤田が3回を1安打4奪三振、谷中も2回を無失点に抑えて、スコアは3対3の同点。9回はバルデスが3人のバッターをきっちりと料理しました。
特に藤田。甲子園でのプロ初登板、でした。去年3月30日、東京ドームでの開幕戦で、2番手として登板するも2回3分の1、7失点で降板。以降結局、去年は3試合に登板しただけで、防御率14・73という散々のルーキー・イヤーでしたが、星野監督の目にも、ファンにも、鮮烈な印象を与えたのではないかと思います。
そして、浜中。
9回二死から「狙って打った」という、劇的なサヨナラホームラン。
とにかく昨日は、勝つと負けるとでは大違いの一戦でした。今シーズン初めて貯金がゼロになるか、ペナントレースの戦線にかろうじて踏みとどまるのか、という分かれ目。
こういうゲームにせり勝った意義は大きいと思います。執念とでもいいますか。これで、巨人とのゲーム差を再び8.5ゲーム差に戻しました。
さあ、今夜も勝って、波に乗ろうではありませんか、阪神。
二軍は広島に5対1。福原が無四球で完投しました。喜田に5号。
◇7・24(甲子園)(阪神7勝10敗/通算40勝38敗2分け…劇的サヨナラ)
巨 人 030 000 000 … 3
阪 神 001 000 111x …4x
〈勝〉バルデス 2勝2敗14S 〈敗〉武田 2勝1敗
(本塁打)浜中 14号(武田)
※今岡、二塁打2本を含む連夜の猛打賞。
(7.26)ナインが一丸となった!
薮、桧山に続いて、今岡までもがねん挫でベンチ・・・。
攻撃面で、得点圏打率トップの桧山と、打撃成績1位の今岡が抜ければ痛い。
そんな阪神が、1回に速攻で4点(アリアス、浜中のタイムリー、平下の2ラン)。「残ったものでやるしかない」という、いい意味での開き直りがよかったのでしょうか。
しかし、徐々に巨人に追い上げられ、9回にはとうとう同点に。
しかし、この9回の1点は、「連夜のサヨナラ劇」を演出するためのものでしかありませんでした。
一死満塁(矢野左前打、一死後赤星が右前打、田中敬遠)から、代打・沖原がサヨナラタイムリー。
プロ2年目で初めて“お立ち台”にあがった沖原は「けが人の分を全員でカバーして、一戦一戦を戦って行く」と高らかに宣言しました。
それにしても7回の「あわや乱闘」のシーン。危険球で入来が退場というのはわかりますが、アリアスまでとは・・・。喧嘩両成敗ということかもしれませんが、「ちょっと注意しに行こう」としたアリアスに向かって、グローブをグランドに叩き付けて挑発?
した入来の方が悪いに決まってます。
◇7・25(甲子園)(阪神8勝10敗/通算41勝38敗2分け…連夜のサヨナラ)
巨 人 000 001 021 … 4
阪 神 400 000 001x …5x
〈勝〉バルデス 3勝2敗14S 〈敗〉鄭 1敗
(本塁打)平下 1号2ラン(入来)、松井 20号2ラン(ムーア)
(7.27)22年ぶりの3夜連続サヨナラ!
最終回、関本がヒットで出てノーアウト一塁。「ゲッツーを恐れずに打て」と指示された矢野の打球は左前へ。さあ、ノーアウト一、二塁で「代打は誰や?」と思っていたら、何と蔵本が矢野の打球を後逸しているではありませんか。この間に関本がホームインしてゲームセット。
3たび味わう歓喜のサヨナラ・ゲーム。お膳立てをしてくれた中日の蔵本に感謝! の気持ちももちろんですが、セオリーどおりの「送りバント」ではなく、「矢野を信用して」打たせた星野監督の英断(半分バクチだった、という声もありますが)にも拍手、です。
またもや救援に失敗した遠山(打者2人に2安打)の、一死満塁のピンチを見事に断ち切った谷中のピッチングも見事でした。ときにフォークがワンバウンドしましたが、それを必死で止めた矢野の気迫も素晴らしいものがありました。
ところで3試合連続のサヨナラ勝ちは、昭和55年5月以来の快挙とか。奇しくもこのときも相手は巨人、巨人、中日だったとかで、まあ何とも気持ちのいい記録です。
25日に2対4で広島に負けた二軍(桜井7号)でしたが、昨日は近鉄に6対2で勝利。松田に5号3ランが出ました。このゲーム、近鉄の先発は、なつかしや元阪神の山崎。どうしてるんかいな、と思っていましたが、こんなところで投げていたんですね(山崎は1勝4敗)。
◇7・26(甲子園)(阪神7勝7敗1分け/通算42勝38敗2分け…3夜連続のサヨナラ)
中 日 110 000 010 … 3
阪 神 000 030 001x …4x
〈勝〉谷中 5勝5敗 〈敗〉落合 1勝2敗
※赤星が10個目の盗塁。打っても3安打猛打賞。
※先発は川尻。5回を打者21人、5安打3奪三振1死四球2失点。
※阪神はヤクルトと入れ替わって2位に浮上。巨人とのゲーム差は7.5と変わらず。
(7.28)一転、完封負け
キューバの至宝か、急場の補強か知りませんけど、カーライルがリナレスに来日1号を献上してしまいました。それまで12打数1安打、7三振のバッターに、です。
けが人続出の今の阪神に、初回の4点はいかにも重い感じでした。
それにしても去年からずっと「立ち上がりが悪い」カーライル。ゲーム前にもっと投げ込みして、という“素人にもわかるような”対策を、なんでやらないんやろ、と思います。それとも試合開始からしばらくは、球場の雰囲気に慣れるまでに、結局は同じように時間がかかるということなんでしょうか。
まあ、ここで愚痴っても仕方ありませんけど、何となくもったいないカーライルの精神力、です。
もう神通力がなくなったのか、相変わらずの遠山。昨日も打者3人に2安打されてしまいました。巨人戦で好投した藤田も被安打3。う〜ん。
関本の3安打だけが救いのゲームでした。阪神の完封負けは、今シーズン4度目。
二軍は近鉄に6x−5とサヨナラ勝ち。9回、喜田が6号同点弾、松田がサヨナラ二塁打。星野が先発しましたが、ホームランを2本打たれてしまいました(6安打3失点)。一軍復帰への道は険しい?
◇7・27(甲子園)(阪神7勝8敗1分け/通算42勝39敗2分け…また8.5ゲーム差に)
中 日 400 000 020 … 6
阪 神 000 000 000 … 0
〈勝〉朝倉 7勝7敗 〈敗〉カーライル 2敗
(本塁打)リナレス 1号2ラン(カーライル)
※3夜連続のサヨナラ勝ちに、53,000人の観衆で超満員になりましたが・・・。
※代打広沢が、めずらしくヒットを打ちました。
(7.29)アリアスまでが・・・
とうとうアリアスまでが先発を外れるという緊急事態。
3番八木、4番広沢というスタメンで、5番が浜中。結局得点は40歳の広沢のタイムリーの1点だけに終わりました。
この得点力が極端にレベルダウンした打線に、星野監督も「開幕の頃のメンバーが、ほとんど打線におらん」とお手上げ状態とか。
けど、アリアスの打順のところに八木、というのも、“可能性”としては面白いのではなかったか、と書けば、アリアスに失礼でしょうか。広沢の4番は、ちょっとつらい部分がありますけど。
終盤にアリアス、今岡がピンチヒッターで打席に立ちましたが、アリアスの四球がやっと。「残ったものでやっていくしかない」としか言いようがありませんが、ここを踏ん張りどころ、と頑張ってもらいたいですね。
首位とのゲーム差はまたもや9.5。巨人の調子がいいだけに、何としてもこれ以上はしんどいです。
二軍は、対近鉄戦にホワイトが実戦復帰。いきなり特大の2ランを打ちました。阪神5−2近鉄。去年のドラフト6位、藤原にも1号が出ました。横田が勝ち投手(4勝2敗)。
◇7・28(甲子園)(阪神7勝9敗1分け/通算42勝40敗2分け…ああ9.5ゲーム差)
中 日 000 201 000 … 3
阪 神 000 001 000 … 1
〈勝〉山本昌 3勝4敗 (S)ギャラード 1敗21S 〈敗〉藤川 1敗
※先発藤川、スタミナ切れ。5回3分の1を4安打7奪三振5死四球2失点。
(7.30)早くも来季を視野に
阪神が、すでに「来季の戦力」の検討を始めたといいます。
その筆頭が、今の阪神にあって、ある意味でアンタッチャブルのカツノリの名前。戦力外通告と思いきや、星野監督は「八木の後継者」として右の代打の切り札として育成する方針だといいます。
今季の一軍成績は9試合に出場し、11打数2安打(打率・182、打点0)。現在は二軍のカツノリに、どのような英才教育を施すのか判りませんが、カツノリにとっては朗報でしょう。
「自分にとって何が足りないか、自分を見つめ直す時間がある。そういう風に考えると、自分には野球しかないということが、よくわかる。野球を辞める時に悔いが残らないように、どんな状況になっても、最大限の努力をする。チャレンジもする」と語ったというカツノリ。キャッチャーとしてではなくあくまでも代打の切り札としてなら、あるいは道もあるかもしれません。
また広沢や伊藤、星野、成本、弓長らにも“戦力外”の噂がありますが、何とかもうひと踏ん張りしてもらいたいですね。ことにピッチャー陣は全員現在二軍で調整中です。この暑いさなか、年令からも大変な時期ですが(失礼)、必ず一軍での登板機会はやってきます。それでなくても今は、上は特に中継ぎが駒不足なんですから。
もうひとり、来年38歳になる八木。今季31打数9安打(打率・290)で、9打点と、あいかわらず「神様・八木」は健在ですが、来季も契約継続が内定とか。まだまだ必要な戦力に違いありません。
ところで、故障者続出のチーム事情から、ホワイトが今日から一軍に再合流です。ファイト溢れるプレイで、開幕ダッシュを引っぱった虎のタイソン。来季残留もかかっています。28日には二軍戦で特大の2ランを放ったホワイトですが、今のチームの救世主になってくれればいいんですが。
(7.31)神様・八木のひと振り
昨日ここで『あいかわらず“神様・八木”は健在』と書きましたが、その八木が0対2の6回、ニ死満塁から井川の代打で登場。横山の初球をレフトスタンドへ打ち込みました。自身13本目の代打ホームランは、初めての満塁。しかし八木は試合後「初めてだけど気にはしていない。(現役が)終わった時に『代打満塁本塁打も打ったなあ』と思うくらいだよ」と淡々とした表情だったとか。
今朝の毎日新聞の運動面に、面白い比喩が掲載されていました。
「マンガ『あぶさん』の主人公・景浦が、かつて代打専門だった頃、こんな意味のセリフを吐いた。『普通の選手の7打数無安打は2試合しか響かないが、オレは7試合に響く」。
代打男にとっての1打席は、天国か地獄かの分かれ道、ということでしょう。そんな八木の大仕事でした。しかし、と思うのです。
逆に考えれば、八木以外の昨日の34打席、他の選手はいったい何をしてまんねん、ということ(残り全員で4安打)。八木も「本当は、みんなが打って勝ったほうが勢いがつくけど」と語りましたが、ちょっと情けないな、という気がします。
今岡は、スタメン復帰即二塁打1本を含む2安打と結果を出しましたが、アリアスが皆目、です。片岡もヒット1本は出ましたが、な〜んか、未だに打席で緊張しているみたい。
先発井川のあとを2イニング投げた谷中が好投。最後はバルデスが締めて、井川は負け投手一転勝ち投手になりました。
二軍は昨日、サーパス戦に5対6で負け。ルーキーの喜田が5の3と活躍しましたが、先発の福原が初回に4失点(計6失点)と不調でした。
◇7・30(甲子園)(阪神13勝5敗1分け/通算43勝40敗2分け…9.5ゲーム差変わらず)
横 浜 002 000 000 … 2
阪 神 000 004 00X … 4
〈勝〉井川 11勝5敗 (S)バルデス 3勝2敗15S 〈敗〉福盛 1敗
(本塁打)八木 3号満塁(横山)
※6回は、二死から平下が左前打、関本、矢野の死四球で満塁のあとの八木の一発。
(8.01)ついにデッド・ラインを・・・
10.5ゲーム差。
後半戦の直前に、巨人の背中が見えなくなる目安を「10ゲーム差やな」と語っていた星野監督の“予測”であったひとつのデッド・ラインを、とうとう超えてしまいました。
昨日の横浜戦。頼みのムーアがいきなり初回に5失点。このくそ暑いさなかに、ゲーム開始早々に戦意喪失してしまいかねない大量失点は、今の阪神にとっては、いかにも荷が重いものでした。
阪神が5点を失った頃、東京ドームでは巨人が4点を先取していました。正直なところ、この時点で「10.5ゲーム差」を意識したファンも多かったはず。
開く巨人との差。何とか止める手段はないのでしょうか。もう終戦なのでしょうか。
昨日の二軍は、サーパスとナイター。14安打で大勝しました。阪神12−5サーパス。
◇7・31(甲子園)(阪神13勝6敗1分け/通算43勝41敗2分け…ああ10.5ゲーム差)
横 浜 510 001 002 … 9
阪 神 010 001 000 … 2
〈勝〉吉見 7勝4敗 〈敗〉ムーア 7勝7敗
(本塁打)横浜の選手が、2人ほど打ってましたなあ・・・。
※広沢が通算1500三振。史上5人目の記録で、これはこれで勲章でしょう。
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