最新分は、一番下です。8.12更新
(基本的に選手名の敬称は略)



(8.02)かすかな希望の灯

巨人とのゲーム差を縮める方法の一つに、「他力本願」というのがありました。
昨日、中日の川上が巨人の重量打線を相手にノーヒット・ノーラン。4回、清水への四球が唯一の走者という28人斬り。
ま、巨人もたまにはこういうゲームをしてくれなくては、セ・リーグの野球も面白くありません。ことに(離されているとはいえ)2位を行く阪神にとっては、川上がそれこそ神様のように見えました。

さて阪神。昨日は浜中のワンマンショーでした。
2回に15号ソロ、6回には16号3ランと、全打点。一昨日のゲームでニ死満塁のチャンスに凡退した借りを見事に返しました。
特に「走者を置いてのホームラン」は、今季初めて。ようやく「ソロしか打てない浜中」の汚名? を返上しました。この日は二塁打も打って3の3。まさに恐怖の5番バッターぶりを演じました。

先発の川尻は8回を6安打7奪三振で、先発としてはおよそ2年ぶり(一昨年9月以来)の勝ち投手。去年7月以来の1勝をあげました。星野監督は勝因を「川尻だな。ずっと打者のヒザより下に投げていた」と賞賛しましたが、「やっぱり先発で頑張りたい気持ちがあるからね。つらいこともあったけど、これでふっきれた」と川尻。

また昨日は守りでも見事なプレーがありました。赤星がノーアウト二塁でセンター前の打球を(6回、打者内川)、高波が一死二塁でライト前の打球を(8回、打者石井琢)本塁返球して、ともに二塁走者を刺殺しました。

さあ、巨人が負けて再び9.5ゲーム差です。奇跡の大逆転にむけて、かすかな「希望の灯」が再点灯したといってもいいのではないでしょうか。

二軍もサーパス戦に5対4。懐かしや山田に1号。弓長が勝ち投手です。

◇8・1(甲子園)(阪神14勝6敗1分け/通算44勝41敗2分け…再度9.5ゲーム差に
横 浜 000 000 000 … 0
阪 神 010 003 00X … 4
〈勝〉川尻 1勝2敗  〈敗〉森中 1勝4敗
(本塁打)浜中 15号(森中)、16号3ラン(米)


(8.03)追撃は「一夜の夢」か

それにしても惜しいゲームを落としてしまいました。
31日の横浜戦で2回ももたずに降板したムーアがリベンジに挑みましたが、古田に逆転2ランを浴びてしまいました。
7回投げて安打は3本だけ。好投していただけに、古田の老かいな技に“一瞬のスキ”をつかれてしまいました。

打線がどうもあきません。浜中は孤軍奮闘で連夜の3安打(1打点)と頑張りましたが、ヤクルトのピッチャー陣に計13三振。八木のひと振りといい、昨日の浜中の2発といい、このところ、特定のバッターの活躍によって「勝ちを拾っている」阪神の弱点が暴露されたかたちになりました。

巨人は広島に引き分けで、ゲーム差は10に拡がりました。おまけにヤクルトと入れ替わって、阪神は勝率で3位に・・・。追撃も「一夜の夢」に終わってしまうのでしょうか。

二軍は6日のダイエー戦まで、ゲームがありません。

◇8・2(甲子園)(阪神7勝10敗/通算44勝42敗2分け…打線が・・・
ヤクルト 000 000 200 … 2
阪  神 000 100 000 … 1
〈勝〉藤井 7勝5敗  (S)高津 1敗23S  〈敗〉ムーア 7勝8敗
(本塁打)古田 5号2ラン(ムーア)


(8.04)4番浜中、サヨナラ三塁打

昨日、阪神のクリーンアップは3番平下、4番浜中、5番今岡。スタメンに「外国人助っ人」の名前はありませんでした。
先発の藤川は、6回を4安打5奪三振無失点と上々のピッチング。
阪神の得点の3点のうち2点は、ヤクルトのエラーでもらったもの、サヨナラとなった延長10回の得点も、エラー絡み(古田)で、まあいうなれば「ヤクルトに勝たせてもらった」感じでした。
計6安打、一方ヤクルトは12安打。まさに「勝ちはしましたが・・・」といったゲームでした。

さて今季初めて4番の浜中(去年は7試合)。最初の2打席は力んだのか凡退。しかし、和田コーチの「気持ちが前に出過ぎて、からだが開いている」というアドバイスが効いて、3打席目(6回)にはライト前にクリーンヒット。そして延長10回の一死一塁の場面で、右中間を抜く三塁打を放って4番の働きをしました。
阪神のサヨナラ勝ちは、今季これで7回目。新しい4番バッター誕生で、ややかげりのみえたペナントレースですが、楽しみが一つできました。

◇8・3(甲子園)(阪神8勝10敗/通算45勝42敗2分け…7回目のサヨナラ勝ち
ヤクルト 000 000 110 0 … 2
阪  神 000 010 100 1x …3x
〈勝〉バルデス 4勝2敗15S  〈敗〉松田 1敗


(8.05)遅かった、関本の2ラン

野球は8対7のゲームが一番面白いといいます。けど負けてしまったら何にもなりません。
井川が早々と3回で4失点降板。しかし阪神は粘りました。
5対5で延長戦に突入。バルデスがはじめて3イニングを投げるなど期待をつなぎましたが、12回に金沢がヒット2本を打たれた上に、小野に3ラン。その裏、関本が2ランを打って1点差に迫り、なおも今岡が二塁打。……けどそこまで、でした。

しかし今季初めてクリーンアップが3連打するなど、3回は見せてくれました。平下、浜中、八木の連続タイムリー。八木は5回にも犠牲フライを打つなど、クリーンアップで4打点。久々「クリーンアップが仕事をした」ゲームでした。けどね。

◇8・4(甲子園)(阪神8勝11敗/通算45勝43敗2分け…巨人も負けたのに・・・
ヤクルト 004 010 000 003 … 8
阪  神 003 011 000 002 … 7
〈勝〉河端 2勝2敗  (S)高津 1敗24S  〈敗〉金沢 4勝2敗1S
(本塁打)関本 5号2ラン(高津)、稲葉 3号(伊達)、小野 2号3ラン(金沢)


(8.06)恒例 夏のロードへ

岡山、広島、名古屋、札幌、東京と続く14泊15日の長期遠征がスタートしましたが、今年はホームゲームよりも遠征での方が強いというデータのある阪神です。もう「死のロード」なんていう言葉は、それこそ死語ですし、悲壮なムードはないでしょうが、この暑い盛りの遠征ということで、体調にだけは留意して頑張ってもらいたいですね。
幸い、若手は元気です。「ロードに弱い」というイメージなんぞ、ぜひ払拭と行きたいモンです。

さて、今朝のサンスポに興味ある記事が掲載されていました。
題してロード克服のための「5つの戒律」。内容は次の通りです。
(1)朝食
どうしても夜型の生活になるが、「朝飯を食うこと。みんな一緒にとは言わんが、それが第一や」と島野ヘッドコーチは基本を説く。
(2)門限
ナイター時の門限は午前1時。「社会人の常識」(上田管理部長)として徹底を促す。
(3)早出特打
ロード中の若手の早出特打を積極的に奨励。今シーズンはこれまで行っていなかった広島、名古屋でも「振りこませる時期。できるだけやるよ」と田淵チーフ打撃コーチもその気でいる。
(4)戦闘意欲
巨人の独走を許しているペナントレースではあるが、どんな状況になっても不変のスタンスがある。星野監督は「巨人にマジックが点灯しようが、闘っていく。その姿勢を崩したら負け犬になる」と、戦闘意欲の持続を主張した。
(5)体調管理
個々の責任において行う。「風邪をひくとか、それは星野監督が最も嫌うこと。淘汰されるだけ。すぐに(二軍に)落される」と上田管理部長はニヤリと笑った。

別に明文化されたものではないと断っていますが、今シーズンの「これから」をきちんと確認しあうという意味からも、ビジョンを明らかにするということは、戦う集団として必要なこと。
星野監督も「必死でないと実力はつかん。選手の動き、目つきを見とってくれ。バテバテになっても、這ってでもボールを拾いにいかせる。オレも勝負しとるんや」と、熱く語ったといいます。

ところで、ロード初戦(対広島)は、藤田の先発が予定されている、とか。
その藤田。先月24日に一軍登録されて以来、3試合に中継ぎ登板。計8回3分の2を無失点。防御率0・00の内容です。広島には、昨季の最終戦(10月8日)でプロ初先発を果たし、その時は5失点で4回KO。成長した姿を見せつけるには格好の相手、です。


(8.07)何とも惜しいゲーム

ロード初戦。先発の藤田は、好投と言ってもいいピッチングでした。4回3分の2で降板しましたが、打者21人に4安打4奪三振2死四球。失点1が記録されましたが、これは片岡のタイムリーエラーによるもの。「この次」の登板機会には“初勝利”を確信させました。
ま、打線の方が黒田を打てなかった、ということにつきますね。
片岡は2安打しましたが、それを帳消しにするような2失策。特に5回のエラーは唯一の得点に絡んだだけに、痛いタイムリーエラーでした。
昨日は4番浜中も5番八木もノーヒット。唯一のチャンスと思われた7回二死一、二塁にも、代打広沢が打ち取られ、9回の無死一塁でも、田中が牽制タッチアウト。どうしても1点が取れませんでした。

阪神が広島に負け、巨人もヤクルトも勝って、阪神は4位になってしまいました。まあ2位以下のゲーム差は微々たるものですから、そう順位にはこだわる必要はありませんが、首位まではとうとう今季最大の11ゲーム差と拡がってしまいました。また、あまり根拠はないとは言うものの、昨日の負けで自力Vが消滅。何とも残念なゲームを落としました。

二軍はダイエーに11対5と快勝。2位広島とのゲーム差を3.5としました。梶原康が7号ソロ、根本が2号満塁弾を打ちました。降格後のカーラールが先発し、勝ち投手に(6勝5敗)。

◇8・6(倉敷)(阪神8勝8敗/通算45勝44敗2分け…ああ完封負け
阪 神 000 000 000 … 0
広 島 000 010 00X … 1
〈勝〉黒田 7勝5敗  〈敗〉藤田 1敗
※去年まで7年連続の負け越しとなっている夏のロード。今年は何としても・・・。


(8.08)快勝!

5番スタメンの広沢が、ようやく4回に今季1号。狭い広島球場ならでは、という感じもしましたが、ホームランはホームラン。40歳広沢、頑張りました。
昨日は今岡にも9号、そして浜中が4番で初めて、そしてプロ発の満塁ホームランを打ちました。ソロばっかりと言われた男が、1日の3ランに続く「走者を置いての」ホームラン。進化し続ける4番バッターという感じです。

先発の川尻も、粘り強いピッチングを披露しました。7回打者27人に6安打6奪三振。前田にホームランは打たれましたが、スローボールとコーナーをつくていねいなピッチングで広島の打線を翻弄。ベテランらしい投球術で2勝目、です。

巨人が負けて、その差は10ゲーム。阪神は広島と入れ替わって3位に上がりましたが、言うたら何ですけど、まだ諦めたわけではありません。そろそろ巨人も夏バテしてくれんかなと、他力本願も。

二軍も福岡ドームでのダイエー戦で、6対3と逆転勝ち。リーグ一番乗りの40勝で、2位広島とのゲーム差を、今季最大の「4」としました。

◇8・7(広島)(阪神9勝8敗/通算46勝44敗2分け…踏ん張った!
阪 神 000 110 502 … 9
広 島 000 000 110 … 2
〈勝〉川尻 2勝2敗  〈敗〉河内 1勝3敗
(本塁打)広沢1号(河内)、今岡9号(河内)、浜中17号満塁(小林)、前田13号(川尻)
※負ければ貯金0の正念場で踏ん張ったのは、今季4度目。


(8.09)31年ぶり、トリプルプレイ!

3回までに8安打で7点。序盤の阪神は見事な集中打を見せてくれました。
打撃不振の片岡にもタイムリー打が出て(16試合ぶり)、今岡が2試合連続の一発(3ラン)、矢野も2ランを打ちました。
圧巻は3回のトリプルプレイ。無死一、二塁から、関本がディアスの三塁正面への痛烈なゴロを捕ってまず三塁を踏み、ボールは二塁、一塁へと転送。危なげだった先発ムーアを助けました。このトリプルプレイ、阪神では昭和46年以来31年ぶりのこととかで、ゲームの大きな分岐点になりました。

ただこのゲーム、手放しでは喜べない内容でした。
ムーアは5回3分の0で10安打され、奪三振はわずかに2。打線も5回以降は広島投手陣にノーヒット。楽勝のはずが、星野監督は金沢、吉野を一人一殺で起用するなど、終盤はアップアップの状態でした。何とか8回二死からバルデスを投入して逃げ切りましたが、「結果オーライ」では片付けられないようなゲームでした。

ところで昨日、神頼みの思いで書きました「そろそろ巨人も夏バテしてくれんかな」という願いが通じたのか? 巨人は横浜に完封負け。ゲーム差は「9」と縮まりました。

◇8・8(広島)(阪神10勝8敗/通算47勝44敗2分け…首位まで9ゲーム差に!
阪 神 232 000 000 … 7
広 島 100 200 100 … 4
〈勝〉ムーア 8勝8敗  (S)バルデス4勝2敗16S  〈敗〉鶴田 2勝5敗
(本塁打)今岡10号3ラン(鶴田)、矢野6号2ラン(広池)、
     新井19号2ラン(ムーア)、緒方15号(谷中)
※赤星、トップに並ぶ12個目の盗塁。
※ムーアの勝ち星は7月19日以来。


(8.10)ああ、浜中までもが・・・。

過酷な試練と言うには、余りにも衝撃的な事態です。
浜中が左手の親指骨折で、患部固定まで4週間。今シーズンの出場が絶望的というアクシデント。
まだ“諦めてはいない”この時期に、このところ4番に固定されて十分な結果を出していた浜中の戦線離脱は、今後の戦いに大きな痛手となりそうです。
4回に試みたダイビングキャッチ。捕れていたらまだしも・・・、です。闘志溢れるプレイは大いに結構なんですが、「ダイビングはエエが、自分の指を折ったらいかん」という星野監督の言葉どおり、なんとも残念な結果です。

ゲームは、3回に先制された阪神が、4回、平下のタイムリーで同点。7回に代打上坂のタイムリーで勝ち越して、先発星野以下、金沢、福原、吉野、バルデスと小刻みなリレーで逃げ切りました。星野は2ヶ月半ぶりの登板で2勝目。片岡が復活の兆し? の2安打、7番平下が猛打賞。

◇8・9(ナゴヤドーム)(阪神8勝9敗1分け/通算48勝44敗2分け…3連勝しましたが
阪 神 000 100 100 … 2
中 日 001 000 000 … 1
〈勝〉星野 2勝1敗  (S)バルデス4勝2敗17S  〈敗〉朝倉 7勝9敗
※巨人、ヤクルトも勝って、ゲーム差は変わらず。


(8.11)4連勝ならず

3回、片岡が逆転2ランを放ちました。
このところ“いい感じ”が戻りつつあっただけに、嬉しい一発でした。
7回にも逆転した阪神でしたが、最後の最後で金沢がサヨナラ暴投。けど吉本は捕れなかったんでしょうか。星野監督は「練習していない。させてもいないし」と、切り捨てるかのようなコメントを発しましたが・・・。
満身創痍の阪神。またまた一大事です。
今度はホワイトと矢野が骨折。戦列を離れることになりました。ホワイトはともかく? 矢野の再度の離脱は痛いですね。桧山、浜中に続いて、これで3割バッターが3人もいなくなるんですから。
矢野、ホワイトともに全治6週間という診断結果。また浜中も全治8週間とのこと。

「残った者で戦うだけ」と言いますが、一体全体阪神はどうなるんでしょうか。まさに傷だらけの虎、です。どうか、この逆境の負けず、必死になって戦い続けて欲しいものです。

◇8・10(ナゴヤドーム)(阪神8勝10敗1分け/通算48勝45敗2分け…サヨナラ負け
阪 神 002 000 200 …… 4
中 日 100 011 011x … 5x
〈勝〉ギャラード 1勝1敗21S  〈敗〉金沢 4勝3敗1S
(本塁打)片岡 7号2ラン(山井)
※先発の井川が、どうもピリッとしません。6回6安打8奪三振2死四球3失点。


(8.12)先発藤川、5失点

藤川が先発しましたが、早くも初回に2失点。3回には自ら初ヒットも打ちましたが、あきませんでした。阪神の得点は赤星のタイムリーによる1点だけ(8回)。中日に連敗してしまいました。

そんな中、明るいニュースもありました。二軍でのここ10試合に36打数15安打(打率 .417)7打点と結果を出していたルーキーの藤原が、一軍登録、即7番レフトで先発出場。3打席目にめぐって来た8回ノーアウトの場面で見事に初ヒット。「若手をゲームの中で育てて行く」という田淵コーチの期待に応えました。
また中谷、梶原康も途中から出場。ヒットは出ませんでしたが、吉本の調子が今一つの中、いよいよ中谷の先発マスクもありそうです。

あ。二軍は土曜日(10日)のゲームで、中日に6対0で勝っています。

◇8・11(ナゴヤドーム)(阪神8勝11敗1分け/通算48勝46敗2分け…打線が・・・
阪 神 000 000 010 … 1
中 日 200 030 00X … 5
〈勝〉山本晶 4勝5敗  〈敗〉藤川 2敗




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(2000.6.27〜)

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