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(11.21)ドラフトで11人を指名
昨日のドラフト会議で、阪神は結局自由枠で2人、高校生2人を含む11人を指名しました。
内訳は投手8人、野手3人で、中継ぎ投手陣を大量解雇した枠を、最大限に使ったといったところでしょうか。
ピッチングスタッフを預かる佐藤投手コーチは「現状では、今のスタッフでの構成しか考えていないけど、再編を成功させるには若い力の台頭が絶対条件。新しいのが8人もいれば育て甲斐がある」と、大歓迎のコメント。指名選手は次の通り。
指名順 氏名 位置 投打・年令・所属 その後の動向
自由枠 杉山 直久 (すぎやま なおひさ)投手 右右21 龍谷大 24日仮契約
自由枠 江草 仁貴 (えぐさ ひろたか) 投手 左左22 専修大 30日仮契約
4巡目 中村 泰広 (なかむら やすひろ)投手 左左24 日本IBM野洲 〃
5巡目 久保田智之 (くぼた ともゆき) 投手 右両21 常盤大 24日仮契約
6巡目 三東 洋 (さんとう ひろし) 投手 左左24 ヤマハ 12・2日仮契約
7巡目 林 威助 (リン ウェイツゥ) 外野手 左左23 近畿大 12・4日仮契約
8巡目 田村 領平 (たむら りょうへい)投手 左左18 市和歌山商高
9巡目 新井 智 (あらい さとし) 投手 左左20 ローソン 22日仮契約
10巡目 伊代野貴照 (いよの たかてる) 投手 右右22 ローソン 〃
11巡目 萱島 大介 (かやしま だいすけ)内野手 右左22 ローソン 〃
12巡目 松下 圭太 (まつした けいた) 外野手 左左18 三瓶高 27日仮契約
ところで今日はいよいよ、中村との交渉日。
星野監督は「殺し文句? その場の雰囲気を見て考える。相手の話しやすい状況を作りたいな」とコメントしていますが、いい展開を期待したいものです。ま、イッキに内諾てなことはないと思いますが。
(11.22)中村はメジャー待ち
昨日の中村との交渉は、うまくいったことになるんでしょうか。
「これで国内の球団とは終わり。あとはメジャーからのオファーを待って選んでいきたい」と語った中村でしたが、メジャーが自分をどう評価するのか、という関心は、中村ならずともあるでしょうね。
あの日米野球での2試合連続ホームランも、結構なアピールになったと思いますし。
ただ「条件提示額」が、各紙によってまちまちです。
サンスポは8年43億5000万円
スポニチは6年総額40億円
デイリーは4年で総額20億円以上
ニッカンは6年総額30億円以上
(報知は、わかりません)
毎日新聞は6年30億円
これだけバラバラだと、いったいどれがホントなのやら。サンスポや毎日新聞は、中村からの逆提示だったと書いていますが、各紙に共通しているのは、最低年俸はとにかく5億以上。スポニチが一番高いようですが、さてどうなんでしょうか。
ただ、久万オーナーのコメントも気になります。
「長期の契約を自ら提示しながら、一方ではメジャーの方を向いている。一体どっちなんだ」と。
国内では、少しでも長く阪神でやりたい。しかしメジャーからのオファーも気になる。そういうことだと解釈したいんですが。
ところで、中日を戦力外となった久慈を、再び阪神が交渉、という記事がサンスポに載っています。
今季田中、沖原、藤本、関本といった選手たちが守ったショートですが、誰もが決め手に欠けるというポジションで、いわば阪神の泣き所。
阪神としては、ゲーム後半の守備固めとしての構想を持っているとかで、古巣でもうひと花、となればいいのですが。92年の新人王でもありますしね。
さて、日本ハムとのトレード第2弾が、今日発表されるとか。既報どおり日本ハム・中村豊外野手(29)と、阪神・伊達昌司投手(27)の交換トレードです。
(11.23)巨人が、中村獲りから撤退
FAで入団した金本が、晴れて阪神のユニフォームにそでを通しました。
4年契約の推定総額12億円ということで、背番号はまだ未定とか。
金本は「甲子園の大観衆のなかで、試合を決める一打をたくさん打ちたい」とコメントするとともに、「やる気が出て来て、トレーニングに一層身が入っている。広い甲子園で本塁打は減ると思うが、その分、打率を上げたい」と抱負を語りました。
ところで、阪神に朗報?
何と巨人が「中村獲り」から撤退したとか。
サンスポの記事によりますと、もともと巨人も「中村はペタジーニの保険」だったとかで、どうやら渡辺オーナーも、国内なら阪神入り濃厚という空気を読んでの撤退宣言なんだとか。
ただこの人、黙って引き下がっていません。
「阪神で決まればそれでいいよ。(巨人は)ペタが来るんだから。土下座してまで来ていただかなくても。巨人には巨人カラーがあるんだよ」
と、中村を挑発するかのような発言をしたかと思うと、返す刀で、
ペタジーニ獲得の際に「あれだけ積まれりゃ行くやろ」などとはき捨てた星野監督にその矛先が……。「星野クンは頭が湯だっているから。あんな小僧が俺にケンカを売ってもしようがない。よそ者が、赤城山の国定忠治みたいに渡り歩いてどうする」。
「敵に塩を送る必要がある。阪神が強くならなきゃ困るんだ。まあ、あまり悲劇的な結末にならなきゃいいけどな」と皮肉った、といいますが、どこまでこのオッサンは……、といったところです。
ま、中村が渡辺オーナーの思惑どおり? に阪神入りし、外野を守る予定だというペタジーニが、ボロボロとエラーしてくれることを念じつつ、ここは静かに待つことにしましょうか。
さて、日ハムとのトレードは、やはり最終的に3対3となりました。
昨日の伊達←→中村豊に加えて、山田←→下柳です。(選手のプロフィールは11日付けに)
ドラフトで9〜11巡目指名のローソン組(新井智投手、伊代野貴照投手、萱島大介内野手)と、早くも仮契約を結んだとか。いずれも契約金は1500万円、年俸600万円で、安いように思えますが、社会人の時と比べりゃ、大出世ですよ。ねえ。
(11.24)中村、怒る
巨人・渡辺オーナーの「土下座してまで来ていただかなくても」という発言に、中村が怒らないはずはありませんわな。案の定「真意を問いただす」と。
ま、中村の怒りはもっともで、巨人というチームは、いったい何を考えてるのか……。
今朝のサンスポは、
「1週間後の撤退宣言。『来てくれ』と誘っておきながら、返事の前に侮辱的発言を添えて『いらない』といわれたのだからたまらない。
渡辺オーナーの発言を伝え聞いた中村は、すぐに怒りに震えながら巨人側に電話した。土井球団代表はこの日、『中村選手はオーナー発言の真意や来季の構想、条件の細かい内容について聞きたいのだと思う』と2度目の交渉を発表した。もっとも、中村は説明を求めただけで『交渉』という認識ではない」とし、
「巨人側はまず、交渉の“マナー違反”を詫びるはず。しかし、土井球団代表に条件を見直すつもりはなく、もちろん、中村の気持ちが巨人に傾くことも100%あり得ない。前代未聞のFAドタバタ劇の末、今回の交渉は晴れて? 破談となる」と結んでいますが、まあ25日に予定されているという2回目の交渉の席で、巨人側をギャフンと言わせてもらいたいですね。
昨日は、甲子園球場でファン感謝デー。
集まったファンは4万3000とかで、近年まれにみる? 大盛況。
桧山選手会長の「残念ながら4位に終わるという悔しいシーズン終了となりましたが、来年こそは甲子園で優勝します」という挨拶がありましたが、どうか少しでも実現に向かうよう、期待したいものですね。「巨人が銀座でパレードなら、ぼくらは御堂筋パレードをしたい。ファンに恩返しをしたい」という言葉に、つい昭和39年のパレードを思い出してしまいました(古いね、しかし)。
(11.25)中村、ホントのところは?
「(中村が)21日の阪神との初交渉で要望したのは4年プラス4年の“2段階契約”だった」と報じた今朝のサンスポ。
つまり、阪神で4年やって、4年をひと区切りに、中村にメジャー移籍の自由を認めるというもの。阪神に残留する場合は、そのままプラス4年が加算され、まさに“終身契約”となる、という内容で、
「4番として星野阪神劇的Vの任務を果たし、『4年後』にメジャーへ羽ばたく−。そんなシナリオなら、まさにみんなが夢をかなえられる」と、サンスポが書く通り、これで大団円。
もしこの報道が事実ならば、もう中村の阪神入りは決まったも同然ではないのか。
今日予定されている巨人との2回目の交渉も、さらにはメジャーからのオファーを待つということも、無駄な行動ということになるわけで、ここらあたりが冒頭の報道の「?」の部分です。
サンスポは終始一貫して「ノリは阪神を熱望」というスタンスを変えていませんが、“2段階契約”を阪神が了承するのはたやすいことなわけで、依然としてメジャー指向の夢も捨て切れない中村にとっても、阪神で4年やってから、その時点で阪神残留かメジャーかを選択出来るという条件は、願ったり叶ったりなのではないでしょうか。まさに「みんなが夢をかなえられる」という結論となって、万々歳です。本当のところはどうなんでしょうかね。
さて自由獲得枠で阪神入団が内定していた龍谷大・杉山直久投手(21)が24日に仮契約しました。契約金1億円(プラス出来高5000万円)、年俸1500万円、背番号は18。
またドラフト5巡目指名、久保田智之投手(21)=常磐大=も24日仮契約。契約金7000万円、年俸1300万円(推定)で合意しました。背番号は30。
(11.26)巨人・渡辺オーナーは何様?
しかし、巨人のオーナーは、相変わらず好き勝手なことをゆ〜てますなあ。
FA中村に関して、中村の方から巨人を断るという方向になるや「モヒカン、金髪は現場が欲しいというから黙っていた。私は前からいらないと言っている。巨人軍のカラーに合わない。金髪、モヒカンが巨人のクリーンアップでサードに立ったらどうだ? 子供がまねしたらどうする!」。
さらに加えて「モヒカン、金髪は知性とか教養が表れる。本音を言えば、ああいうタイプはいらない。いなくても勝つ!」。
そして、近鉄がアコムと来季のスポンサー契約を結んだことに対しても「そこまで堕落したのか。消費者金融はプロ野球のイメージにふさわしくない。そんなことをやっていると、パ・リーグはつぶれる。そういう球団は滅びる。懲罰を加えなくちゃいかん」。
あのオーナーって、何様なんでしょう。
とにかく、中村が巨人を断るという方向になったということで、「阪神入り」はまた一歩前進です。
あくまでもメジャーの話も聞きたいとする中村の意志を尊重して、星野監督は「待つ」ときっぱり。果報は寝て待て。まさにエエ方向に向かってますね。
昨日、日ハムから移籍した中村豊と下柳の入団発表がありましたが、特に中村豊の入団で、中村ノリの登録ネームはどうなるんでしょうね。いやもちろん入団したとしての話ですけど<笑>。
あくまでも中村紀なんでしょうか。それともいっそのこと「ノリ」なんでしょうかね。しょ〜もないことかも知れませんが、そんなことも気になります。
その中村豊。阪神が苦手とする広島の黒田のことを「(上宮高時代)ボクの“付き人”だったんです」と言ってます。愉快な話やないですか。
また下柳も「先発、リリーフのどちらで勝負? ありません。星野監督に任せる? ハイ。オレは日本ハム時代に、(希望を)言ったことないよ」と、先発でも、セットアッパーでも、ストッパーでも、何でもやる、と抱負を語りました。タフでワイルドなイメージがある下柳ですが、巷では相当な阪神ファンとして知られています。貴重なベテラン左腕の活躍に期待、です。
ところで昨日は阪神の納会がありました。サンスポの記事を引用しておきます。
「野村前監督の解任Xデーに揺れた昨年と違い、今年の納会は終始和やかだった。散会後、久万オーナーが報道陣に囲まれると、『また何を聞いとるのや』と星野監督が輪に加わるなど、和気あいあいムード。最後に、阪神タイガースの歌の音頭を取った選手会長・桧山も『これでひと段落ですね』とニッコリ。フロント、選手、裏方と154人が集結したが、全員が笑顔を浮かべて家路についた」。
(11.27)早くも嬉しい悩み
あくまでも「中村が阪神に来た」という前提での話ですが、岡田コーチが内野布陣に触れて、FA大砲のショート起用に反対の意向を示すと同時に、「二塁・アリアス」など初めて独自プランを明かした、というニュース。
「ショートは守備面での大事な場所。守りを重視して欲しい。それにノリをショートで1年間使うのはしんどい。守備面での負担が多すぎる。打つ方に期待して獲得しようとしているのだから、変な負担を少なくするために、守り慣れている三塁がいいと思う」と岡田コーチ。
以下、サンスポより。
「担当コーチとして、中村をサードに固定したケースの独自案もすでに準備している。『肩の不安はあるが、ショートに今岡。それで二塁にアリアスや』。センターラインを大きく動かす斬新プランのきらいもあるが、『アリアスは中村が入ると多少、守るところが変わっても打撃の負担が軽くなる分、対応できる』と読んでいる。
一塁・片岡、二塁・アリアスで遊撃・今岡。そして三塁に中村が入る形こそが、攻撃重視のベスト布陣と判断。星野監督から意見を求められたら迷わず、進言するつもりだ」。
さらに加えて「パ・リーグから来て、打つ方にすら戸惑うのに、加えて、守備面で不安をつくるのはなあ。『4番、サード』で気持ち良く打たせた方がええ」。
まあ、確かに気の早い話かもしれませんが、あと20日もすれば確実に話題となる? 内野の守備陣系の話です。
なるほどな、と素人ながらに思いました。アリアスをセカンドへ持っていくことで、片岡はファーストと、スタメンベンチは避けられます。
一時、ショート・赤星という案も検討されていたようですが、これはどうやら赤星が嫌ったようで、実現の可能性は薄いみたいです。
外野が桧山、金本、浜中か赤星、ということになって、打線もかなりの大型になります。打順はどうなるんでしょうか。クリーンアップは浜中、中村、金本? で、桧山、アリアス……。想像しただけでもわくわくするような話ではないですか。
(11.28)中村、伊良部の同時入団発表も?
中村が、「140試合ショートOK」とコメント。
これって、星野監督の「サード片岡、ショートを中村に」という構想に対する返答ではないのか。
片岡も「サードにはこだわりがあります。ノリ? 相手どうこうではなく、自分との戦い」と、ライバル視? しているだけに、中村がショートを守ることをOKすれば、内野の布陣はすべてきれいにおさまります。いや、昨日と同じく、あくまでも中村が来たら、という前提ですが。
その中村は昨日、正式に巨人に対して断わりの連絡を入れたということです。まあ、あのオーナーの横暴発言に加えて、「11月中に返事を」という、中村の気持ち(あくまでも12月中旬までメジャーからのオファーを待ちたい)を無視した手前勝手な要求に対して「ノー」を突き付けた格好です。
そして、そのメジャーのオファー云々に関しても「12月中旬まで待って、いい結論を出したい。メジャー(への思い)が強いわけじゃない。オファーを待つだけ」と、何が何でもメジャー指向ではないという発言も。益々「気持ちは阪神へ」ということではないでしょうか、ね。
もうひとつ。伊良部の阪神入りも、いよいよ佳境へというニュース。
球団社長は「(伊良部は)熱狂的な阪神ファンの前で野球をやりたい、という希望をもっている。星野監督であることも有利に働くと思う」と正式にコメント。
昨日、ペタジーニとの絡みで交渉が遅れていたアリアスとの話し合いも続行中であることを発表しましたが、この分ですと、中村、伊良部の同時入団、さらには正式にアリアスの残留決定というトリプル発表ということもあるわけで、合い言葉は「12月中旬」です。
ドラフト12巡目で指名された、松下圭太外野手(18)=三瓶高=が昨日仮契約。高校通算40本塁打のパワーヒッターが売りで、ドラフト会議で12球団の一番最後に指名された松下の目標は掛布。同じ下位指名からスターの階段を上っていった掛布氏めざして、頑張ってもらいたいですね。契約金1000万円、年俸480万円。
(11.29)投手陣も楽しみ
連日、中村中村と書き、中村が加わった場合の攻撃陣の充実ぶりを喜んでいますが、何の何の、投手陣だって来季は相当なものになりそうですよね。
昨日、佐藤ピッチングコーチは、日ハムから来た下柳と獲得予定の伊良部の二人を「先発で起用したい」とコメントしました。
これが実現すれば、先発起用が確実な井川、薮、川尻、ムーアとともにまずは6人。それに来季が大いに期待される藤田に藤川、今年のルーキーイヤーに今一つだった安藤も加わって、これだけでも凄い布陣になりますよね。
この佐藤構想について、評論家の工藤一彦氏(前阪神)は「日本で再スタートする伊良部には、できるだけいい環境を作ってあげるために、先発がベストと判断したのだろう。下柳も本来はどこでもこなせるが、今までの登板過多もあり大事に使いたい。ともにイニングを積み重ねるコツは分かっており、完投という意識ではなくゲームを作る気持ちで投げればいい」とエールを送っていますが、両ベテランの気合いに期待したいですね。
ところで、『週刊プレイボーイ』誌が、来週号でまた大きく阪神を取り上げるそうです。タイトルは分かりませんが「夢の300発打線」てな感じの、85年の猛虎打線を彷佛とさせるような内容とか。
ま、ホームラン300本というのはいくらなんでも……といったところですが、そういう特集を組んでみたいと思わせるものがあるんでしょうね、来季の打線には。
これもまた、中村が阪神に来たらという前提でのものですが、少なくとも200本は行くのではないかというのが正直な予想です。
中村とアリアスで70、金本と桧山、片岡で70、浜中20、今岡15、その他の選手で25……。まあ、かなり控えめな数字? ですが、これ以上は行くのではないでしょうか。しかし300本となるとさあ、どうでしょうか<笑>。
契約更改も着々と進行しています。昨日は薮が2900万円増(8800万円)、金沢が1100万円増(2400万円)、吉野が800万円増(2100万円)と一発更改。しかし広沢は900万減(4100万円)を保留とか。曽我部は現状維持の800万円。
(11.30)中村の気持ちは?
中村は阪神に来るのか、という電話が、あちこちから僕の事務所にもかかってきます。
正直な話、正確なことは中村自身以外にはわからないことですので、無責任ながら……の返答になってしまいますが「来るんではないですか」と。
あくまでも希望的観測というやつですが、本音としては「来て欲しい」ということです。
ただ、昨日の近鉄のチャリティーゴルフで、古久保二軍バッテリーコーチがマイクを握り、魂を込めた熱いメッセージを投げかけた、てなことがあれば、中村の気持ちも揺れたでしょうね。
「ノリはFAで心を悩ませている。強いチームにするにはどうしたらいいか、ノリに訴えて欲しい。ノリが残らなければ、近鉄はダメになる。この場で素直にぶつけていけば、ノリの気持ちは決まると思う」。
阪神にとっては、驚異の言葉です。
メッツとの交渉のこともありますが、救いは「メジャーでの評価は思ったよりも低い」ということ。やはりこのまま、近鉄残留か阪神か、ということになるんではないかと思います。
さて、阪神はアリアスとの交渉を12月中にも決着させるということです。去年のオフに交わしたアリアスとの契約書には、「契約更新のイニシアチブを球団側が握る」と記されているとかで、「2年目以降は阪神に選択権があり、解雇しない限り、他球団流出は有り得ない」のだとか。今季年俸の1億2000万円から、多少の“お待たせ料”込みで、メデタシメデタシとなるのではないでしょうか。
またムーアは、今季の年俸3700万円から1億1000万円へ3倍増とか。ま、10勝の価値といったところでしょうか。
契約更改。藤田が300万円増の1500万円、安藤は現状維持の1500万円。
(12.01)中村へ、2年後のポスティングシステムでの移籍を確約?
あいかわらず中村の話題。
阪神は、2回目の交渉日を3日と発表しましたが、会うのは黒田球団本部付部長だけ、だそうです。
ま、ファンの一人としては、星野監督も出席してもらってイッキに情勢を「阪神へ」という形に持っていってもらいたい気持ちもありますが、中村自身が「メジャーを待つ」という姿勢を保っている限り、中村の気持ち優先ということで、事務的な細部をつめるというだけの会談に、星野監督や球団社長までもが出席しなくてもいいということなんでしょうね。
この明後日の会談で、阪神は「2年後のポスティングシステムによるメジャー移籍を確約する」といいます。
当初、今朝のサンスポが「11月21日の初交渉の席では、4年後のメジャー選択権を認めた4年プラス4年の2段階長期契約を中村が“逆提示”。阪神も8年43億5000万円で了承した」と書いているとおり、メジャーという選択肢を契約に盛り込まれたのは「4年後」ということだったとかで、このことからも、阪神はいかに中村サイドに立った配慮をしているかがうかがえますが、「2年後」を確約することで「中村のメジャーへの夢を早期に実現させるプランを練りこむことで、さらにアピール。阪神の存在をより大きく、強いものにさせる(サンスポより)」というさらなる効果を狙っています。
サンスポは続けて星野監督の気持ちを次のように書いています。
「メジャーへの警戒を強めている? 心配したってしゃあない。選択権は向こうにある。だから待つしかない。ウインターミーティングが終わるまで待つ。それからの判断やろうな」
星野監督は“待つ”の2文字を連発したが、あと2週間ほどで結果は見える。直接、中村に会わないことが、気持ちの高ぶりを抑制しているのか。「阪神を選ぶ確率? わからんな。本当にわからんな」。
……メジャーという選択肢は、確立が低くなったと思っていたのですが、やはり中村の気持ちも「揺れ動いている」ということなんでしょうか。
ポスティングシステム 98年に改訂された日米間選手契約に関する協定に盛りこまれた制度。日本の所属球団の承認を得て米球界入りを希望する選手の交渉権を、大リーグ30球団が入札した上で、最高額を提示した球団が得るシステム。伊良部投手がロッテから米球界に移る際のトラブルから整備された。広島に在籍したケサダが93年3月にレッズへ移籍したのが第1号。イチロー(オリックス→マリナーズ)、石井(ヤクルト→ドジャース)も同制度を利用した。(サンスポより)
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