最新分は、一番下です。12.21更新
(基本的に選手名の敬称は略)



(12.12)中村のメジャー指向、どこまで本気?

まあホントにもう中村の話題ばかりですが、昨日ついに中村とメッツのGMとの交渉が実現しました。
球場やロッカールームなどの施設も案内され「素晴らしい。スケールが違う」と感激したとのことですが、メジャー志向を更に向上させたのは間違いないようです。
しかし、どうしても“猜疑心”というものがついてまわるのです。
本当に中村は「メジャーを視野に入れてるのか」という素朴な疑問。私はまだ疑ってかかってるんですけどね。中村はどこまで本気なのかと。
FAは、獲得した選手の権利ですから最大限に利用すべし。で、この際だから「可能な限り広い範囲」の自分に対する評価を実際に聞いてみたい。
プロ球界の中で、自分の位置はどの程度なのか、自分の力に対する評価はどのレベルなのか、というようなことを客観的に確かめるには、FAというのはまさにうってつけの機会。
実際に条件提示があったのかどうかは明らかにされていませんが、伝えられるところによると「評価は日本の半分程度」ということで、中村自身「お金じゃない」と強調していますが、この点にも、どうしても「ホントかいな」の感触はついてまわります。

中村は「期限を区切ってできるだけ早期に」と、結論を長引かせない配慮をするということだそうですが、当初星野監督が語っていたように、あくまでも今度の4回目の交渉までには何らかの方向性を、というのが阪神ファンの総意でもありましょう(ノリはいらん、という声も一部にはあるようですが)。

ところで、先週号の『週刊プレイボーイ』は読まれましたでしょうか?
来季の阪神は「夢の300発打線」という、限りなく夢に近い特集記事でしたが、まあ、中村が阪神に来てこそ、ちょっとは可能性もあるという程度のものでした。情けないことに私めの名前が間違って活字になっていました。あたしゃ良太ではなく隆太です。ま、どうでもエエ話ですけど……。


(12.13)「阪神か近鉄か」17日には結論、と中村

昨日の会見で、中村は「17日には阪神かメジャー、近鉄かメジャーかをはっきりさせたい」と語りました。
これが、星野監督が「はっきりせい」と投げかけたことに対する中村の答えであるのは明らかですが、このことが「阪神へ一歩前進」ということになれば万々歳なんですけどね。
今回の6泊8日のロサンゼルスからニューヨークへと移動する強行日程で、メッツとの直接交渉以外に中村は、多少のメジャーでの感触といいますか、ある程度の“雰囲気”のようなものは体感したのではないでしょうか。
家族揃ってのメジャー挑戦の可能性とかいった、実際の野球環境以外の要素が、今後大きな問題となってクローズアップしそうな気もします。そして金銭的な条件。
中村は「話を聞きたいという球団は出てきてる。5つぐらい。まずウィンターミーティング(現地時間13〜17日)が終わって、全部オファーが出揃ってから最終的な決断をしたい」と語っていますが、ただ引っぱるだけ引っぱって最終的にはメジャーを諦めるのではないか。何となくですが、そう感じて仕方がないんです。何の根拠もないんですけどね。

10日の夜に星野監督に電話を入れたという中村。一部に中村が謝罪したという報道があったが、星野監督は「謝罪なんかしとらんよ。オレがほら、みんなを通じてメッセージを送ってるでしょ。その訳というか、どうなんでしょうか、ということ。みんながオーバーに書くから、心配になったんじゃないの。オレが怒ってると思って。怒っとらんよ」と。
星野監督の意向を、中村が気にかけているというのも「中村の気持ちは阪神寄り」という感覚のようなものがあるからではないのか。そんなことも思ってしまいます。ま、ものの見方は、何でもいいように考えれば、すべてそうなんでしょうけどね。


(12.14)1日で前言を撤回、中村

しかし中村も優柔不断ですなあ。
17日以降に会う近鉄との話し合いが終わらないと「阪神か近鉄か」の結論は出せないと、おとといの空港での会見の発言を見事に撤回。
「それ、どういうことや。阪神の後に近鉄とも会うのが筋? そうやったら、それでしょうがないやないか」と星野監督は大人の対応? をしましたが、それにしてもたった1日で前言を翻すなんて、今の中村の目はファンの方を向いていませんねえ。

第一、阪神との4回目の話し合いのあとにもう一度近鉄と会うのが筋、というのがよくわかりません。それこそ近鉄とは、これまでにも水面下で何度も話し合いが持たれているだろうし、電話連絡もひんぱんに行われている、と聞きます。
今後の近鉄との話し合いが、17日の阪神との話し合いの内容を踏まえてのもの、ということだと考えるのなら、これはもう阪神と近鉄をマネーゲームに引っぱり込もうとしているのではないか、というふうにとらえられても仕方ないんやないでしょうかね。
野崎社長は「中村君の言っている意味はよくわかります。近鉄さんと話をせずに結論を出せない、ということは理解できます。所属球団ですから…。(17日までの)スケジュールが相当きついんでしょうね」と理解を示したとされていますが、そんなこと言っててもエエンでしょうか。
何か、どんどん補強の話が遅れていってるように感じるんですけど。

契約更改。広沢が800万円減の年俸4200万円。


(12.15)イライラ

中村へのメッツの提示条件は、やはり日本の半額程度ではないか、という報道について「妥当なセンではないか」というのが正直なところです。
また、中村のあの独特の打撃スイングが、メジャーに適応しないのではないかという懸念も、海の向こうでは指摘されており、加えて米マスコミでは「中村は近鉄に残留するのではないか」というニュアンスまで伝えられているといいます。
こういった諸々のことから、13日も書いたんですけど「中村は最終的にはメジャーへは行かないのではないか」と、さらにその印象が強くなりました(あくまでも憶測ですけど)。

一方で17日の阪神との話し合いには、星野監督の同席を中村自ら要請したとも伝えられていますが、この真意はいったいどこにあるんでしょうか。
今朝のサンスポは、
「しかし、ノリにすれば、自分の気持ちが二転三転しているつもりはないし、星野監督に抗っているわけでもない。20日にも予定されている近鉄と再び交渉した上で、国内球団を絞り込むのが道理と考えている。だからこそ、闘将には直接本音を聞いてもらいたい。端から見れば、何とも不可解な“ラブコール”も、ノリのFA哲学では自然の流れというわけだ。(中略)

星野監督は自身の出席については、熟考モードというが、思いは届くはず。『答え』は出したくても、まだ出せない17日の4度目交渉。核心は見えないが、主役のハートはやたら熱い」
と、読みようによっては、やたらと中村を持ち上げていますが、そのことが「気持ちは阪神へ」ということにはならないはず。
このイライラ、まだしばらくは続くんでしょうね。


(12.16)イライラ・その2

メッツ Vs 中村。メッツの監督は、中村の打撃センスを評価し、獲得へ前向きということですが、いかんせん金銭的な評価は低いという事で、大きな進展はありません。
中村と近鉄との話し合いは23日か24日ということだそうですが、国内の動向に関しても、少なくともこの日まではどうしようもないということで、ファンはもちろん阪神としても、さぞかしイライラしていることでしょうね。

さて、久々に阪神の選手の話。
契約更改で「公傷扱いを」と言っている赤星と浜中に対して、星野監督が喝を入れた、とか。
まずは、赤星。「自打球当てて、公傷にしてくれやと? スネ当てで、内野安打が減ったやと? ホンマ、カッコ悪い。そうなったら、風邪を引いた。下痢をした。これも公傷や」。
続いて浜中。「代理人を呼んでいるのに、時間がないと言うたヤツもおる。ボクが契約するわけではないです、やと? 田淵は何を教えとんねん。『うねり』だけでは、アカン。これでは、先が危ぶまれる」。サンスポによりますと、
「(監督にしてみれば)1年に1度、自分の考えを主張できるのが、契約更改交渉。練習に専念したい? 冗談じゃない。『これも“野球”なんや』。駆け引きに、読みにテクニック。鍛練の場を放棄したことが、許せないわけだ。
指揮官が描く来季の外野構想は、『左翼・金本』に『右翼・桧山』。奇しくも、中堅を争う赤星と浜中が、迷走を続けるなんて、何とも皮肉!」と報じています。

確かに、契約更改の場というのは、自分を主張出来る唯一の機会が保証されているわけですから、代理人任せというのは、もったいないような気もします。ま、交渉ごとが苦手な選手もいるでしょうけど、1年の評価が来季の年俸ということになるわけですから、やっぱり自分で、というのが正しいかも知れませんね。


(12.17)新人選手の入団発表

昨日、11人の入団発表がありました。背番号も正式に決まり、星野監督も「何人が3年以内に甲子園に出てくるか、かなり期待している」とコメント。

指名順       氏名          位置  投打・年令・出身    背番号
自由枠  杉山 直久 (すぎやま なおひさ)投手  右右21 龍谷大     18
自由枠  江草 仁貴 (えぐさ ひろたか) 投手  左左22 専修大     26
4巡目  中村 泰広 (なかむら やすひろ)投手  左左24 日本IBM野洲 13
5巡目  久保田智之 (くぼた ともゆき) 投手  右両21 常盤大     30
6巡目  三東  洋 (さんとう ひろし) 投手  左左24 ヤマハ     37
7巡目  林  威助 (リン ウェイツゥ) 外野手 左左23 近畿大     38
8巡目  田村 領平 (たむら りょうへい)投手  左左18 市和歌山商高  56
9巡目  新井  智 (あらい さとし)  投手  左左20 ローソン    49
10巡目 伊代野貴照 (いよの たかてる) 投手  右右22 ローソン    67 
11巡目 萱島 大介 (かやしま だいすけ)内野手 右左22 ローソン    68
12巡目 松下 圭太 (まつした けいた) 外野手 左左18 三瓶高     69

ところで、メッツが中村に対して条件をアップさせたというニュース。インセンティブ契約というのを加味すると、条件的には近鉄や阪神と比べて遜色ないものになるのだとか。
阪神との今日の話し合いを前に、益々中村は熟考モードに入るんやろなあ。難儀な話です。 


(12.18)煮え切らない

昨日の中村との交渉は、案の定とりたてて大きな進展もなく、外野からの「何故中村が、星野監督の同席をわざわざ事前に要請したのか」ということに対する答えも“?”のまま。
確かに、ここへ来てメッツが評価を高めるなど、悩める要素がそれだけ加わったということもありますが、阪神ファンの間には「もういらん」という声があるのも事実。
まあ、来たら来たで「中村、頼むで」ということになるのも阪神ファンですけど。
一生のこと、というのはわからなくもありませんが、ちょっと煮え切らない感じですね。
会談後、星野監督はなかなか理解を示すすようなコメントを発しましたが、実際の胸のうちはどうなんでしょう。
中村の「悩める部分」に関して、星野監督は、
「今まで模索していたんやろうな。アメリカに行ったり、メッツから高い評価をしてもらうと、いろいろ、膨らんでくるモノがあるんや。アイツだけじゃなくて…。だからアメリカに行って、オファーがあって、膨らんで来たんやろう。それは、わからんでもない。こんなに評価されているのかと思うモノ。
評価が上がって来て、でも、そっちだけを見て、喜んでいてもアカン。現実も見なイカン。だから、悩んでいるんや」。
想像以上に評価の高いメジャーに対して、選択の針が大きく揺れているといったところでしょうけど、ま、年内決着をお願いしたいものです。

この中村が来るのか来ないのかという微妙な状況に、もうひとりのFA砲金本が、
「俺がどうこう言える立場じゃない。来れば嬉しいけど、見守るだけ。来なかったら、俺が頑張るしかないんだから」と、ファンにとっては嬉しいセリフ。
確かに中村が来なかった場合、金本にかかるウエイトは大きいでしょうね。


(12.19)金本は、背番号6

金本の背番号が「6」に決まりましたね。
広島時代の10は、阪神では故藤村富美男氏の永久欠番。当初は大学時代に背負った5を希望した、とのことでしたが、こちらは現在沖原が使用中。沖原は、昨年片岡の入団時に8を譲ったばかり。「2年連続譲渡というわけにもいかない部分もあった」とサンスポは書いています。

しかし、阪神の背番号6は、藤田平、和田豊という、ふたりの名内野手があわせて35年間も背負った栄光の番号です。
サンスポは「66年から19年間背負った藤田氏は、阪神の生え抜きで唯一、2000本安打を達成。85年から16年間継承した和田コーチも、1739安打の名打者だった。タテジマの歴史を彩ったバットマンたちの系譜に、金本の名前が加わる。
『藤田さんも和田さんも背負ってたんでしょ。俺も頑張るよ』
初代の景浦将(36年)から数えて、12代目。人生を懸けて闘将・星野監督の胸に飛び込んだFA砲が、新たな『6伝説』を作り上げる」と報じています。

ところで井川の年俸が1億円。
実質一軍1年目だった去年、900万円から4倍強の3800万円へ、そして今年はついに大台。まだ23歳。シブチンといわれる阪神にしては「やれば上がる」ということを実証した感じですね。
サンスポの紙面から。
「3月30日の巨人戦(東京D)。開幕7連勝の口火を切る1失点完投で、星野阪神の変貌を全国に伝えた。14勝、防御率2・49、リーグ最多の209回2/3投球回、同最多の206奪三振…。並べた数字にプラスして、開幕白星が大台へ後押しした。『あれが何勝分とかは言えませんが…』(竹田常務)。歴史的衝撃度込みの1億円だ」。


(12.20)松井、ヤンキーズ決定

松井のヤンキーズ入りが決まりました。
例によって契約年俸は各紙によってまちまちですが、かなりの好条件であったことは間違いない模様。
かすかな希望は、この一報を中村が「自分の契約条件は、松井の半分程度」ということをストレートに受け取って、メジャー断念ということにならないか、ということ。
中村と違って、早くからメジャー挑戦をかかげていた松井との条件面での比較は難しいところがありますが、受け入れる側のメジャーの事情も考えあわせれば、中村は何もメジャーにこだわらなくてもいいのではないか、という気がします。ちょっと無責任な話ですが。

ところが今朝のサンスポは、中村のメッツ入りが濃厚となった、と報じています。根拠は「メッツが中村獲得に自信を持っている」ということ。
そしてさらに「阪神が“ノリ保険”として米大リーグ、ドジャースのタイラー・ヒューストン内野手(31)を補強リストの上位にランクしていることが19日、明らかになった。三塁、一塁に捕手もこなす、メジャー通算61発の4番候補。最悪の事態に陥っても即座に動ける態勢は整っている」とも。
う〜ん、さてさて・・・。


(12.21)中村もメッツ入り濃厚? それとも近鉄残留?

ニューヨークの地元紙が、一斉に「中村、メッツ入り」を報じたとか。
日本では24日に近鉄と交渉するという予定があることで、まさか決定したというわけではないんでしょうが、やはりメッツ側に相当な自信のようなものがあるんでしょうね。
まあ何となく、中村の「阪神入り」の希望は叶えられなくなったということは、感じられなくもないですが、最大の課題であった家族の事は解決したんでしょうか。
メッツ側の条件も、当初伝えられていたものよりもかなり好条件とかで、中村の気持ちは、やはりメッツの方へ向いているのでしょうか。

ところが今朝のサンスポは、とんでもないことを書いています。
「阪神か、近鉄か、それともメッツか…。テーブルの上に3球団を並べた中村が、近鉄残留の決意を固めた。『やっと気持ちの整理がつきました。あす(21日)発表したいなと思います。1つに決めました。決めたのは今です。日が変わる寸前に』・・・。
昨日の夜に中村は梨田監督と密会。監督が説得に乗り出したうえで意思確認を行った、というもので、記事はあくまでも憶測の域を出ていませんが、梨田監督が説得に乗り出したなら「残留の気持ちを固めたんだろう」ということでしょうね。
まさかここまで来て、下交渉が不調に終わり阪神入りを決意、てなことにはならないでしょうね。

さて、久慈の古巣阪神への復帰が正式に決まりました。年俸は6000万から2500万円と半分以下になりましたが、6年ぶりとなる阪神への復帰、6人がひしめくショート争いの中に、割って入ることはできるんでしょうか。背番号は32。
「阪神タイガースには感謝しています。ぼくも(中日時代の)の5年間で変わったところを見せたい」
……どうか、頑張ってもらいたいですね。




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(2000.6.27〜)

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