9号(6/1号) ジンクス打破

 眩いばかりに燦然と輝く「首位、阪神」というフレーズは、5月16日の時点では叶わぬ夢だったが、いやいやペナントレースはまだまだ長い。

 それにしても14日からの中日3連戦は首位攻防戦であったという。厳密には阪神が直前の対ヤクルト7回戦に完敗し、阪神がゲームのなかった日に中日が勝ったために、この3連戦前の中日とのゲーム差は3.5。であるからして、もし阪神が中日に3連勝したところで、残念ながら首位にはなれなかったわけであるが、それにしても、首位攻防戦という桧舞台に、阪神が参画できるなんて、ここんところのにわかファンはともかく、長い間、苦汁を飲まされ続けてきた根っからのファンにしてみれば、「もう今シーズンはこのまま終わってくれてもエエ」てな喜ばしさ、である(うそうそ)。

 思えばこの私めが、サンケイスポーツ本紙に『週間タイガース』という週イチのページを連載させていただいたのは、昭和62、63年の二シーズンのことであった。ところが阪神はそのいずれの年も最下位。現在、この『ゼッケン』で影の院政を欲しいまま? のT局次長は、当時大阪運動部のデスク。…で、あっさりとその『週間タイガース』は終了。打ち切りの裏には「あいつが阪神のことをサンスポに書くとロクなことがない」という反省の弁があったのは確かである、と私めは思っている。

 ところが無謀にもそのT氏が、またまたこうして懲りもせず本誌の貴重なスペースを与えてくださっている(どや、敬語や)。こちらとしても「君塚が連載コラムを担当する→阪神が成績悪い」という悪習から脱しなければ、という責任感でハラハラしながら、毎週必死(ホンマかいな)で書かせていただいている。

 しかしその変なジンクス(私が思っているだけかもしれないが)は、今年こそ破られる。今や、そう確信している。

最初へ戻る