《この号だけ、何と2ページ見開きだった》 |
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とうとうやったのだ。 この〈KANSAI TOPICS〉の誌面で、毎週小さなコラムを書かせていただいているが、実はずーっと怒り狂っていた(冗談ですよ)。それは「いちびりデータBOX」という私めのスペースが、少しずつ小さくなっていっている、という由々しき店。ちなみにもしお手元に2号をお持ちなら、ぜひ先週号と比べていただきたい。ね、文字まで小さくなってるでしょ。 この大きさと、 この小ささ くらいの差がある(ホントに冗談です)。入稿の度に「いずれそのうちに、右頁へ、そして上へちょっとづつ浸食していって、編集サイドを慌てさせたるさかいに…」と密かに狙っていたが、(今週一度きりとはいえ)ついにその日がやって来たのだ。バンザーイ! 注)いつも見開き左頁下が定位置でしたが、この号は何と2頁見開きでした(写真)。 スミマセン、我田引水 まさしく我田引水以外の何物でもない。こんなことを「かめへんやんか、やりなはれ」とばかりに、やらせてしまうサンスポさんも凄いが、なんにも考えないでいちびって原稿を書こうとしている私めも偉い。 さて、関西で今年の開幕直前の4月1日に「関西から元気にしたろう会」という組織が、号外としてモノクロの「サンカイスポーツ」を30万部配布した。いわば同会の花火上げ的なスタンスで制作させていただいたものであったが、いかんせんモノクロ4頁ではねえ、という欲求不満からの、今回の「カラー版8頁」。 下地として僚誌「ギャロップ臨時増刊4月30日号」誌上での「サンカイスポーツ」があって、「阪神優勝」部分の原稿に関しては、缶ビール片手の制作でよかったのだが、「それ以外」に関してはまさに悪戦苦闘の作業。 求人広告から競馬、TV番組欄、釣り欄、その他の広告まで、サンケイスポーツのパロディそのままにパクリまくりで、いつかはきっとサンスポさんの事業部あたりから、著作権侵害、版権無断使用などの訴訟があるのではないかと、ヒヤヒヤドキドキものであった。 ま、そういった事情はさておき、肝心の阪神タイガースが、ホントにどうしたことか、好調である。ここんとこ腰の座りは良くないわ、照れ臭いわ、面映ゆいわ、まるで出来の悪い子供がいきなりもの凄い優等生になったような……、で大変である。 TV、新聞、週刊誌がこぞって「阪神、阪神」と騒ぎ立てるし、グッズは売れまくるし、の喧騒は相当なものである。黄色い服を着ている人を見かけたら「おっ、阪神ファン御用達のユニフォームや」と感動し、工事中の標識や踏切を見ては、「阪神ファンの人が関係してるんやな」と納得し、また街でカレーショップを見かけるたびに「食生活の分野にまでタイガースは浸透したか」とラインダンスのひとつも踊りたくなるような、喜ばしい昨今である。 タイガー珈琲に拍手を送り、魔法瓶や炊飯器はタイガーに限るわい、と勝手に連帯し、それこそ蒲鉾は別寅やし、もうこうなったらブリーフやなしにトランクス、洋楽までパットブーン(古ぅ〜)ではなくシナトラ、巨人の投手までが「ストラ〜イク」と球審にコールされて喜んでいるではないか。 …てなこと書いてたらキリがない気がするのでこの辺でヤメにするが、とにかく、阪神ファンにはたまらなく幸せな日常が続いている。願わくば、この状況が秋まで保たれんことを。…アーメン。(スミマセン。ついサンカイスポーツの原稿を書いているような気分で調子に乗ってしまいました)。 ところで、このサンカイスポーツは、実に14年ぶりに作ったパロディ新聞である。別に個々で宣伝するつもりはないのだが、もうちょっとだけ触れさせていただくと、そもそも作るきっかけは昭和58年の春に「かれこれ阪神は、丸18年間も優勝してないし、ここらで“阪神が優勝した”という新聞をパロディにして遊ぼか」という非常に不謹慎な発想から。 もちろんこの年限りでやめるはずのお遊びであったのだが、あちこちの友人、知人に配ってしばらくすると、全く知らないいろんな方面の方々から「次はいつ出る?」の電話が殺到。結局59年60年と出すことになってしまったのだった。 『燃えろ! タイガース』 で、60年の春に「もはやこれまで最終号」と宣言して、最後の新聞を出したところ、その年にホントに阪神が優勝。ホンの出来心からのいちびりが、本当になってしまうという、一ファンとしては全く望外の出来事で、あの年の10月16日の夜は「サンカイスポーツがホンマになった」と、全身に鳥肌が立つような感動を味わったことを覚えている。 14年ぶりの復刊から3週間たった今、手前味噌であるが、反響は半端ではない、そうした中で、またひとつ面白いお遊びを見つけた。 この時点では詳しく書けないが、実は7月21日に『燃えろ!タイガース』という歌が出る。詳しく書けないというのは、この時点ではまだ、阪神球団から承認を得ていないというためなのだが、そもそもこの曲は20年ほど前からある、知る人ぞ知る名曲。 唄うのは、コロムビアレコードの伊藤秀一さんというムード演歌のベテラン歌手で、ひょんなご縁からお手伝いすることになったのだが、15年前に大阪ミナミの居酒屋のオーナーが自費で出して以来、埋もれていたこの『燃えろ!タイガース』は、まさに快進撃を続ける今年のタイガースの応援歌にぴったり。是非ヒットを飛ばしてもらいたいものだ。 サンカイスポーツ発進の「タイガース関連ニュース」としては、かなり真面目に今回のサンカイスポーツでもとりあげた『トラッパー』というグッズも優れものである。これはトランペットを小さくしたような外観の楽器で、ボタンを押すだけで何と坪井、今岡、新庄選手等のヒッティングマーチを自動演奏するというもの。 加えて、普通の楽器のように自分で演奏することも出来て、定価2,000円は安い。来月中には市場に出回るはずのこの『トラッパー』は、サンカイスポーツのスクープ? であったが、何とすでに大手新聞社も追従取材。サンカイスポーツの全部が全部、エエ加減なパロディだけではない、ということを見事に証明したひとこまであった。どんなもんや。 |